岩手の漁業の魅力を伝える動画を製作しました
定置網漁業編
定置網漁業は岩手県の主要な漁業種類の一つであり、大小100個をこえる定置網があります。岩手県の定置網ではサバやイワシ、秋サケ、ブリ類、クロマグロなど多くの魚種が水揚げされます。
その中でも、今回は釜石市の定置網である東部定置漁業生産組合・萬宝丸さんの水揚げ風景を取材させてもらいました。岩手県で新たに漁業を始める方は、最初定置網漁船の乗組員として経験を積む方が多いですが、東部定置漁業生産組合でも、地元釜石にUターンし、3年前にいわて水産アカデミーを修了した藤倉さん(動画の最後のほうに出ています)が乗組員として活躍されています。
漁船漁業編
漁船漁業には刺し網漁業、はえ縄漁業、さんま棒受網漁業、いか釣り漁業など多くの漁業種類が含まれますが、今回はその中で「かご漁業」を取材しました。かご漁業は餌の入ったカゴを海底に沈めて、魚が中に入るのを待つ漁業で、海底に棲んでいるカレイやドンコなどの魚の他、ミズダコや毛ガニなども漁獲されます。
今回、取材を受けていただいた佐々木洋裕さんはかご漁業の漁業者として活躍される一方で、インターネットを使った通販や消費者との交流会など、消費者と直接つながる取組にも力を入れておられます。
養殖業編
岩手県は養殖業も盛んで、特に県の中央部以南ではリアス式海岸の静穏な海域を生かして、カキ、ホタテ、ワカメ、コンブ、ホヤなどの養殖がおこなわれています。また、最近では新たにギンザケやトラウトサーモンなどのサーモン養殖も始まっています。
今回、取材を受けていただいたのは大船渡市赤崎地区のカキ漁師である志田剛史さんと、大船渡市綾里地区のホタテ漁師である佐々木淳さんです。お二人とも養殖漁業者として活躍される一方、県が認定する漁業士として、小中高生に対する水産教室で講師を多く務めるなど、次世代の育成にも力を入れておられます。
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