知事からのメッセージ 令和4年7月
令和4年7月2日
令和4年7月2日、北東北三県大型観光キャンペーンオープニングセレモニーに出席しました。
令和3年11月18日の開催発表以来、JR東日本盛岡支社を始め、市町村や観光関連事業者の皆様など、多くの方々と協力しながら準備を重ねてきた、「北東北三県大型観光キャンペーン」がいよいよ始まりました。
本キャンペーンは、令和3年7月の世界文化遺産登録から1周年を迎える一戸町の御所野遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」や3年ぶりの開催が決定した盛岡さんさ踊りなど「北東北の夏祭り」を盛り上げていきながら、7月から9月末まで3か月間展開するものです。
キャンペーン期間中、例えば、宮沢賢治記念館では、普段は見ることのできない「雨ニモマケズ」の手帳の特別公開や、童話村のライトアップを行い、幻想的な宮沢賢治の童話の世界が演出されます。
このほかにも、盛岡市中心市街地でのさんさ踊りの特別公演や県立図書館で開催中の「今こそ、縄文」展等、キャンペーンを彩る企画が数多くあります。
このような多彩な企画を通じて、岩手県を訪れる観光客の皆様が、岩手の歴史文化、豊かな自然・絶景、美味しい食など、岩手の魅力をより広く、より深く楽しんでいただけるよう、オール岩手で観光を盛り上げていきましょう。
また、9月には「日本スポーツマスターズ2022岩手大会」が、10月には「IFSCクライミングワールドカップB&Lコンバイドいわて盛岡2022」が、そして、令和5年2月には「いわて八幡平白銀国体」といった全国、更に世界規模のスポーツ大会も開催されます。
新型コロナウイルス感染症への対応を万全に行いながら、国内外から岩手県を訪れる観光客の皆様を、おもてなしの心でお迎えし、このキャンペーンを通じて、多くの方に御満足いただき、岩手ファンとなってもらい、何度も訪れていただきたいと考えています。
令和4年7月8日
令和4年7月8日、新型コロナウイルス感染症対策本部第58回本部員会議を開催しました。
県内の感染状況は、5月30日の岩手緊急事態宣言解除以降、新規感染者数が減少していましたが、今週に入り、新規感染者数の今週先週比が1.0を超えるなど感染者が増加しています。
全国においても、全ての都道府県で新規感染者数が、一週間前と比較し増加に転じ、多くの地域で新規感染者数が倍増しています。
県内では、教育・保育施設や高齢者施設等におけるクラスターのほか、部活動などスポーツ活動によるクラスターも確認されており、引き続き、感染の流行が継続しています。
また、県内においても、オミクロン株のBA.5(ビーエーファイブ)系統による感染が、昨日確認されました。
感染対策の徹底が、感染拡大の防止につながります。
県民の皆様には、これまでと同様、手指衛生、換気などの基本的な感染対策の徹底の継続をお願いします。
マスク着用は、熱中症予防の観点も踏まえ、会話の有り無し、周りの人と離れているかどうか、屋内か屋外かなど、場面に応じて上手に使い分けしましょう。
会食時も、会話の時はマスクの着用をお願いします。
ワクチン接種は、現時点で9月30日までとなっております。ワクチン接種希望の方は、早めの接種をお願いします。
これから、夏休みを迎えるほか、お祭りやイベントなどが多く開催されます。県民の皆様には、引き続き、基本的な感染対策を徹底していただき、社会活動、経済活動を行っていきましょう。
令和4年7月14日
令和4年7月14日、新型コロナウイルス感染症対策本部第59回本部員会議を開催しました。
7月13日、県内の新規感染者数が597人と過去最多、本日も556人と高い水準となっており、県内において感染が急拡大しています。
全国においても多くの地域で過去最多の新規感染者数が確認されており、県内及び全国の感染状況から、更なる感染拡大が懸念されます。
県では、こうした状況を踏まえ、医療機関との連携によるコロナ病床の増床など医療提供体制を強化し、また、保健所支援本部や保健所への応援職員を増員するなど公衆衛生体制を強化しています。
県民の皆様には、急激な感染者数の増加に不安を抱く方もいらっしゃると思いますが、県では医療提供体制、検査体制をしっかりと整えていますので、症状のある方は医療機関の早期受診を、感染に不安のある方は無料検査を受けていただきますようお願いします。
また、手指衛生や換気、場面に応じたマスクの着用など、基本的な感染対策の一層の徹底をお願いします。
ワクチン接種希望の方は、早めの接種をお願いします。特に若い世代の皆様には、自分自身と大切な人の健康を守るために、ワクチン接種をお願いします。
事業所の皆様には、学校、教育・保育施設の休業などにより、保護者の方が希望に応じて休暇を取得しやすい環境を整えていただきますようお願いします。
県民生活・県民経済の安定確保に不可欠な業務を行う事業者は、業務継続計画(BCP)の点検を行い、事業を継続できる体制を整えていただきますようお願いします。
県民の皆様には、基本的な感染対策を徹底するとともに、帰省や旅行、イベント参加の際には、事前のワクチン接種や検査を活用いただき、社会活動、経済活動を行っていきましょう。
令和4年7月17日
令和4年7月17日、遊覧船「宮古うみねこ丸」就航式に出席しました。
本日から運航を開始する「宮古うみねこ丸」は、三陸復興国立公園の中心に位置する宮古市の景勝地「浄土ヶ浜」の美しい景観を始め、三陸ジオパークやジオサイトを巡る遊覧船であり、三陸地域の体験型観光の柱としての役割が期待されています。
令和3年12月には、復興道路が全線開通し、沿岸が一つになり、沿岸と内陸が一つになり、岩手県が一つになりました。
三陸地域にお越しいただいた皆様には、三陸をより広く周遊し、より長く滞在していただき、三陸地域の体験コンテンツや豊かな自然・景観、美味しい食など、三陸の魅力をより深く体験していただくとともに、復興に向けて歩みを進めている三陸地域の姿を御覧いただきたいと思います。
令和4年度から、三陸DMOセンターを宮古市に移転し、これまで以上に三陸地域の観光関係者と連携しながら、観光コンテンツの磨き上げや観光地域づくりを担う人材の育成等、三陸地域ならではの特色を生かした持続可能な観光地域づくりを推進し、交流人口の拡大にもつなげていきたいと考えております。
また、7月から9月末までの3か月間、北東北三県と東日本旅客鉄道株式会社の連携による北東北三県大型観光キャンペーンを展開しており、県内外からの観光誘客を進めています。
さらに、新型コロナウイルス感染症に係る国の水際対策の動向や国内外の感染状況を注視しながら、インバウンドの早期回復に向けた取組も進め、外国人観光客の誘客を図っていきます。
三陸の人々の未来への想いを乗せて出港する遊覧船「宮古うみねこ丸」が、三陸地域の体験型観光の柱として発展することを願っています。
令和4年7月22日
令和4年7月22日、新型コロナウイルス感染症対策本部第60回本部員会議を開催しました。
昨日の975人に続き、本日の県内の新規感染者数が976人となり、これまでにない水準で、感染が急拡大しています。
全国でも多くの地域で過去最多の新規感染者数が確認され、一日で18万人を超えるなど、第6波を大きく超える感染状況となっています。
県では、この感染急拡大に対応するため、コロナ病床を増床しました。また、新たに、高齢者や障がい者など介護を必要とする方専用の宿泊療養施設の設置を進めるなど、医療提供体制を更に強化します。
また、感染に不安のある方が無料で検査を受けられる期間の延長、高齢者施設等に従事する方の一斉検査の実施、お盆に合わせて帰省、移動される方向けの臨時検査所の設置など、検査体制の充実を図ります。
感染が確認された方に迅速に対応するため、県では感染対策業務を最優先とし、保健所や保健所支援本部への支援体制を強化し、入院調整や疫学調査などを実施します。
感染急拡大により、自宅療養者が急激に増加しています。
自宅療養される方でスマートフォンやパソコンをお持ちの方には、保健所が医療を必要とする方に迅速に対応できるよう、自分自身や家族の健康状態を入力できるMy HER-SYS(マイハーシス)の利用にご協力いただきますようお願いします。
自宅療養される方が自宅で安心して療養できるよう、これまで実施している食料品支援等についても、引き続きしっかり対応していきます。
県民の皆様には、急激な感染者数の増加に不安を抱く方もいらっしゃると思いますが、県では医療提供体制、検査体制をしっかりと整えていますので、症状のある方は医療機関の早期受診を、感染に不安のある方は無料検査を受けていただきますようお願いします。
感染拡大を抑制するためには、県民の皆様の基本的な感染対策の徹底が不可欠です。手指衛生や換気、場面に応じたマスクの着用など、改めて、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
ワクチン接種希望の方は、早めの接種をお願いします。特に若い世代の皆様には、自分自身と大切な人の健康を守るために、ワクチン接種をお願いします。
事業所の皆様には、在宅勤務(テレワーク)、ローテーション勤務などのほか、学校、教育・保育施設の休業などにより、保護者の方が希望に応じて休暇を取得しやすい環境を整えていただきますようお願いします。
県民生活・県民経済の安定確保に不可欠な業務を行う事業者は、業務継続計画(BCP)の点検を行い、事業を継続できる体制を整えていただきますようお願いします。
感染者の増加により、医療への負荷が増している状況ではありますが、医療機関や医療従事者の皆様の協力により、医療提供体制を強化していますので、現時点で、医療がひっ迫している状況には至っておりません。
国の基本的対処方針に基づき判断すれば、直ちに行動制限を求める状況にはないと考えており、基本的な感染対策を徹底しながら、帰省や旅行、イベント参加の際には、事前のワクチン接種や検査を活用いただき、社会活動、経済活動を行っていきましょう。
なお、今後、ウイルスの特性に変化が生じるか、高齢者等重症化リスクのある方の感染が拡大するなどにより、医療がひっ迫する場合には、行動制限を含む強い感染拡大防止措置の実施を検討しなければなりません。そのような状況にならないようにするためにも、県民の皆様には、感染対策への協力をよろしくお願いいたします。
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