多自然川づくり 宮守川
宮守川本来の自然溢れる姿を保全・再生する川づくり
宮守川(遠野市宮守町)は、流域面積47平方キロメートル、流路延長8.5キロメートル、河川勾配125分の1の一級河川です。
宮守川の河川改修は、ほ場整備と一体となり、平成10年をピークに平成4年から平成13年の短期間で改修が行われました。宮守川の川づくりは、周辺環境との調和に配慮すると共に、現地発生の自然石等を活用し、自然落差による瀬・淵を創出するなど、本来の川の姿に着目した計画と施工に加え、計画段階から積極的な住民参加による川づくりとすることで、地域にも受け入れられるなど、その後のいわての川づくりに大きなインパクトを与えた先進事例となっています。
基本方針
- 宮守川周辺の地形条件や川と人との関わり方等から、宮守川が本来あるべき、山林や田園風景と調和した自然環境を保全・創出する。
- 断面形状や平面形状を工夫することにより、自然の形状に近づける。
- 治水上問題のない範囲で河川の浸食・堆積を許容する。
- 淵や瀬及び水際の多様性を創出する。
- 現況の石や木、草及び、現況の河川景観になじんだブロックを再利用するなど、用いる材料にも配慮する。
- 住民に川を良く知ってもらうために、住民が川に近づける工夫をする。
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