多自然川づくり 雫石川
景観と調和した護岸整備
雫石川(雫石町)は、岩手県と秋田県の境に位置する秋田駒ケ岳に源を発し、御所ダムを経て盛岡市中心部で北上川に流入する流域面積168.3平方キロメートルの一級河川です。
平成25年8月9日の降雨において、日雨量・1時間雨量ともに観測史上最大の記録的な豪雨となり、JR田沢湖千赤渕駅付近の約1.7km区間(事業区間)ではほぼ全域で溢水し、護岸や農地が大きく浸食されるなど甚大な被害を受けました。このことから同年より災害復旧に併せて拡幅等の河川改修を行う河川等災害関連事業を導入し、河川改修に着手しました。
河川改修を進めるにあたっては、多自然川づくりアドバイザーから”多自然川づくり”に関する技術的なアドバイザーを受けながら、雫石川が本来有していた河川環境の保全と復元を目指して改修を実施しました。
基本方針
1.鋳鉄製カゴ積工による河畔林保全を行うこと。
2.回遊性を考慮した親水施設(小学校からの歩行導線、階段と坂路の複合構造により回遊性を確保、護岸背後に平場を確保)を整備すること。
3.護岸ブロックを景観に配慮したもの(ブロック明度は6以下を基本、深目地や凹凸のあるテクスチャー、開口部が目立たない構造、覆土が可能な天端構造)とすること。
4.現地発生巨石による水際・河岸部処理を行うこと。
河川等災害関連事業とは
再度災害防止のため一連区間について改良を行う場合、災害費に改良費を加えて3年間以内で実施する事業。
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このページに関するお問い合わせ
県土整備部 河川課 河川担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5903 ファクス番号:019-629-5909
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