令和5年度「女性が働きやすい職場環境整備に関する取組状況調査」結果
建設企業等における職場環境整備に関するアンケート調査について
1 調査の目的等
いわて女性の活躍促進連携会議「けんせつ小町部会」では、平成29年度から、建設業界で女性が働きやすい職場環境づくりを目指して、女性が活躍する建設現場を見学し、女性技術者等との意見交換を行ったのち、各職場においてそれらの取組を実践するなど、『誰もが働きやすい職場環境づくり』に取り組んできました。
令和4年度に性別や職域に関係なく、誰もが働きやすい建設業界となっていくことを願い、県・建設業団体が取り組む事項について掲げた『けんせつ小町部会提言書』を策定したところです。
これまでに、部会の取組に参加した建設企業等が、取組事例を参考に、各職場において働きやすい職場環境の整備等に向けてどのような取組を実践しているか把握するため、建設企業等の女性社員を対象にアンケート調査を実施し、調査結果を取りまとめましたのでお知らせします。
2 調査方法等
1 調査期間 令和5年7月11日~8月10日
2 調査対象 岩手県建設産業団体連合会の会員企業 約1,200社に従事する女性職員
3 回答数 144人
4 調査方法 岩手県電子申請届出サービスを活用し、建設企業の女性職員の方が直接回答
3 調査結果の概要
アンケートは一般社団法人岩手県建設産業団体連合会の会員企業及びこれまでに部会の取組に参加実績のある企業で働く女性職員の方に依頼し、144人の方から回答がありました。
回答のあった144人のうち、これまでの部会の活動等を通じて紹介された優良事例や取組を参考に、自社でも取組を始めたと回答した方は、110人でした。
[具体的な取組事例]
- 女性職員による現場のパトロールの実施
- 女性専用共有スペースの設置(専用トイレ、更衣室)
- 柔軟な配置転換の実施
- 子等の看護休暇、介護休暇、子育て・介護等を理由に業務を免除する制度の制定など社内規定の見直しに よる休暇制度等の制定
- 妊娠、出産、子育て期間中など職員のライフイベントに応じた配置転換の取組
- いわて子育てに優しい企業の認定、女性活躍推進企業の認定取得
多くの経営者の方々が、職場環境整備に積極的に取り組んだことにより、多くの社員の休暇取得が促進されたこと(=休みがとりやすい組織になった)、勤務環境が良くなったこと、男性社員・女性社員ともにワークライフバランスを意識するようになったなど、前向きな意見が多数寄せられています。
一方で、社員に女性や子育て世代が少ない職場などでは、休暇制度やライフイベントに応じた勤務体制の整備が進んでいないといった意見が多数寄せられており、特に次のような取組が期待されています。
(期待される取組)
1 休暇制度の整備
休暇制度(子の看護休暇、介護休暇など)の整備
2 多様な働き方への対応
社員それぞれのライフイベントに応じた働き高に対応するため、多様な勤務体制(フレックスタイム制、 短時間勤務、在宅勤務)の整備や柔軟な配置転換
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このページに関するお問い合わせ
県土整備部 建設技術振興課 建設業振興担当
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