花巻空港滑走路改良工事について(グルービング編)
『グルービング』について

『グルービング』とは、路面の排水性能を向上させ、降雨時での路面のすべり抵抗を大きくするために舗装表面に細かな溝を刻む工法です。
この工法を行うことで、降雨時に航空機が着陸する際の制動力が向上し、安全な運航に寄与します。
空港の滑走路に施工する場合、滑走路の横方向に32mm間隔で幅6mm、深さ6mmの溝を刻むことが標準となっています。

航空機のタイヤは縦溝しか無いため、路面の排水性能が低いとハイドロプレーニング現象(注)が生じやすく、離着陸時の安全性を損なう場合があります。
(注)ハイドロプレーニング現象
… 水が溜まった路面上を走行中に、タイヤと路面の間に水が入りこんで、摩擦力を失う現象。
施工状況



この後の工程
『グルービング』と並行し、取り外していた航空灯火を再度設置する『灯火設置工』を施工します。
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