希望王国岩手放課後座談会(平成21年12月15日)
懇談記録の概要版です。なお、懇談記録の詳細は、以下のページをご覧ください。
- 訪問校:協和学院水沢第一高等学校
- 日時 平成21年12月15日(火曜日)
- 場所 協和学院水沢第一高等学校
学校の概要、取組み状況
- 協和学院水沢第一高等学校は、普通科3学級、調理科1学級から成っていて、学級定員は35名で1学年の定員は140名、総定員が420名の小規模校である。ピークの昭和42年には1,717名だった生徒数も平成18年には205名までになったが、高校創立50周年を迎えたこの年に新校舎をつくってから、毎年約30名ずつ生徒数が増加している。
- 建学の精神は仏教精神による人間教育ということで、校訓は神清智明、松操竹節、衆心成城である。これは心は清く賢明で、確固たる信念を持ち、心を一つにすれば何事も成せるという校訓である。
- 教え合いや学び合いのできる集団づくりを大事にしていて、定期考査などでは個人目標のほかにクラス目標を決めて、その達成のためにいろいろ勉強している。
- 各種検定とか技術考査を行っているが、得にも調理科は高校卒業の資格と同時に調理師免許の取得もできるようになっていて、これは県南では本校のみである。
- 学社融合事業ということで、地域の方々と触れ合いながら体験を通して自分と向き合って、社会性とか協調性を養っていくことを目的にしている。3年生になると社会に出る生徒も少なくないので、何かあったときの相談窓口や役所での手続きなどの授業も行っている。
出席された方々の主な発言内容
- 学力向上を図るということは、ピラミッドの突出した部分を上げるというのもあると思うが、土台を上げることによってピラミッドも高くなっていくのではないかと感じていて、一人一人はみんな役割があるし個性があるのだから、それをわかって手をつないで、みんなで底上げしていこうではないかというように考えている。
- 入学式とは別に、入学を祝う会という親を主役とした懇親会を開いて、お互い仲よくしていこうということで、PTA役員が先生の指導でつくったコップを親たちにプレゼントしている。
- 文化祭では、PTAの親たちが餅つきやバザーにいっぱい参加していたことや、卒業生もお子さんを連れて来ていて先生たちと会話していたことにびっくりした。
- 私学フェスティバルというのが毎年持ち回りで子供たち主催という形でやっているが、本当に横のつながり、生徒同士のつながりという部分ではいい催しだと思うし、子供たちの活動というのが目に見える素晴らしい発表の場だなと思って、常にサポートさせていただいている。
- 生徒指導というのはすべての土台だなと思ってやっているが、生徒には誇りを持って堂々とやってもらいたいし、いい未来いい社会人になってくれればいいなと思っている。
知事から
- 教え合いというのはすごくいいことだと思う。むしろ進学校みたいなところはかえってなかったりして、本当に厳しいぎすぎすした競争の世界になってしまったりしますから、教え合いというのはすごく大事だと思う。
- 特色ある授業もそうですし、課外活動もそうですし、本当に生徒一人一人がいろんなやりがいを持っていて、さらに学社融合事業で大人の世界に進んでいく準備を着々と進められるようになっているなと思った。ぜひこの調子で頑張っていただきたい。
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