希望王国岩手放課後座談会(平成21年6月8日)
懇談記録の概要版です。なお、懇談記録の詳細は、以下のページをご覧ください。
- 訪問校:盛岡大学附属高等学校
- 日時 平成21年6月8日(月曜日)
- 場所 盛岡大学附属高等学校
学校の概要、取組み状況
- 盛岡大学附属高等学校は、昨年創立50周年を迎え、卒業生は7,500名を超えている。各学年150名の定員で、進学コースが3クラス90名、教育系大学進学コースが1クラス30名、特別進学コースが1クラス30名と、いずれも少人数クラスになっている。
- 特色としては、キリスト教を土台にした人間教育、大学への進学、クラブ活動の3つに力を入れている。
- 附属高校であることから、盛岡大学・短大へ55名ほどの推薦枠を持っているほか、特別進学コースでは盛岡大学以外の大学進学のサポートをしている。
- 遠足、体育祭、文化祭などの学校行事があり、修学旅行はコースによって海外にも行っている。その他、地域のためのボランティア活動にも積極的に参加している。
出席された方々の主な発言内容
- 公立高校志向や少子化により入学者が減ってきている。また、不登校を含め生徒の多様化も進んでいる。そういう中で、人材をいかに育てるか、建学の精神と学校の存立をどうやって両立させていくかがテーマです。
- 私立学校の特色で、先生方に転勤がないので、学校を卒業した後も先生方に会うことができ、子供たちがアットホームな学習環境を満喫している。進路についても、最後まで面倒を見てくれる。
- 入学した時のコースが自分の考えていたものと違うということで、違うコースに移ることができたが、こちらの学校はそういう子供の意見を尊重してくれる、そういうシステムを持っていることに驚いた。
- 子供たちは、クラス担任だけではなく、ほかの先生とも話がしやすいと言っていて、それは少人数で、先生が1人ずつ見てくれていると感じているのだと思う。
- 少人数というのは、生徒のレベルに合わせて問題をつくることも可能であり、よく生徒を観察できるが、生徒からもよく見られていて厳しいと思ったりもする。
- 同じクラスの中にもかなりの幅があり、すべての子供たちの面倒を見ようということで、先生方は本当に大変な思いをしながらやっているという状況です。
知事から
- 非常に特色ある学校経営であり、また授業の内容であるということがよく分かりましたし、またPTAの皆さんのいろんな悩みとか問題意識とか嬉しいことみたいなことがよく分かり大変参考になりました。
- 私学振興というのが大事だなということを改めて思いましたので、県としてもしっかり取り組んでいきたいと思いますし、本当に努力、工夫されている皆さんの、そして生徒一人一人も本当に努力や工夫をしていると思うので、それがちゃんと実を結ぶような環境を岩手全体としてもつくっていきたいなと思います。
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