令和3年7月の意見・提言集
令和3年7月に県に寄せられた御意見・御提言を掲載しています。
受理方法別に、1.電子メール、2.電話・ファクシミリ、3.文書・来訪、4.その他の順で掲載しています。
- 提言内容は、御意見等の要旨です。
- 取組状況は、御意見等に対する回答時点における県の取組です。
- 担当部局及び担当課名等は、御意見等の内容を担当する部署です。
- 反映状況の区分は、次のとおりです。
- A 提言の趣旨に沿って措置したもの
- B 実現に努力しているもの
- C 当面は実現できないもの
- D 実現が極めて困難なもの
受理年月日:2021年7月8日(電子メール)
受理方法:知事ホームページ
意見提言内容
新型コロナワクチン接種について、令和3年7月7日11時に県から報道機関へ「同日13時から集団接種の予約枠を拡大する」と発表があったそうだが、数時間後に予約を開始することを、全県民にどのように知らせるのか。県民全員がパソコンやスマートフォンを持っているとは限らず、すぐに情報を取得できるわけでもない。
県民に情報を周知するならば、予約の受付を開始するのは、せめて翌日ではないのか。全県民に平等な対応をしてほしい。
取組状況
御提言いただいた新型コロナワクチンの県民への周知については、令和3年7月7日の集団接種の予約枠を拡大した際の広報対応などを踏まえ、予約枠の拡大やキャンセル枠予約方法の改善などについて、県民への周知に至るまでの期間等を考慮するなど、随時改善を図りながら適切な広報に努めています。
- 反映区分:B 実現に努力しているもの
- 部局名:保健福祉部
- 回答課名:医療政策室
- 回答担当名:ワクチン接種担当
- 回答電話番号:019-629-5606
受理年月日:2021年7月12日(電子メール)
受理方法:電子メール
意見提言内容
岩手県で行っている新型コロナワクチンの集団接種をインターネットで予約し、当日会場に向かったが、自宅に接種券を忘れてきてしまった。受付の職員に「接種券を取りに戻ってください」と言われたが、取りに行って戻っても、予約時間が過ぎていれば自動キャンセルになってしまい、予約からやり直すしかないとのことだった。
インターネット予約では、予約時に各市町村の自治体番号と個人の接種券番号を入力しており、データは残っているはずなので、予約サイトを確認し、顔写真付きの確認書類で本人確認ができれば、後日、接種済みの証明書を送るなどの手続きをして接種できるような対応はできないのか。
新型コロナウイルス感染症の終息に向けて、早期のワクチン接種に取り組むならば、ワクチンを打てる人には打ち、ロスすることなくきっちり使い切ることが大事なのではないか。
今後のワクチン接種において、接種券を忘れた際の対応について検討してほしい。
取組状況
新型コロナワクチン接種当日に接種券の持参を必須としているのは、接種回数や接種日の確認、既に接種している場合のワクチンの種類を確認し、間違い接種を防ぐための対応です。
なお、当日持参いただきたいものの周知については、ホームページやSNS、新聞広告を通じて分かりやすい周知に努めています。
- 反映区分:B 実現に努力しているもの
- 部局名:保健福祉部
- 回答課名:医療政策室
- 回答担当名:ワクチン接種担当
- 回答電話番号:019-629-5606
受理年月日:2021年7月14日(電子メール)
受理方法:電子メール
意見提言内容
沿岸地域では、過疎化や高齢化が内陸部よりも顕著であり、漁業においても後継者不足等により関わる人の高齢化が進んでいる。
ウニ・アワビ漁では、死亡事故や様々な事故が増えていることから、漁を行える年齢の上限設定や、講習受講者への免許の交付など、事故防止対策を考えてほしい。
また、県内の求職者に向けて、新たにウニ・アワビ漁を扱う機関を県で設置し、人材育成に取り組んではどうか。
取組状況
岩手県の海面では、ウニ・アワビ等を対象として漁業法に基づく第一種共同漁業権が設定されており、漁業権者である漁業協同組合に所属する漁業者が漁獲する権利を有しています。
漁業協同組合では、組合員が漁獲する一年間のウニの漁獲日数をそれぞれ決めており、時化等の荒天が予想される場合には、理事等の協議により漁獲の可否を決定するなど、細心の注意を払っていると聞いていますが、不幸にして事故が起こることがあり、誠に遺憾に感じています。また、組合の定める行使規則には、操業する組合員の年齢制限などの定めはありません。県ではこれまでも漁業団体を通じて事故防止に向けて注意喚起を行ってきたところですが、今後も海上保安部とも連携しながら啓発・指導を続けていきます。
また、御提言のありました「ウニ、アワビ漁を扱う機関の設置」ですが、県では担い手の確保・育成に係る取組を行っており、漁業に就業したい方には、漁業協同組合や市町村と連携しながら、国の事業を活用した就業支援等をしているところです。就業を希望する方については、随時情報提供等の対応をしています。
- 反映区分:B 実現に努力しているもの
- 部局名:農林水産部
- 回答課名:水産振興課
- 回答担当名:漁業調整担当
- 回答電話番号:019-629-5806
受理年月日:2021年7月20日(電子メール)
受理方法:電子メール
意見提言内容
先日、県営運動公園内をウォーキングしていた際にトイレを使用したくなったが、医療的ケアが必要なため、管理棟内のトイレを借りようと職員にお願いしたところ、対応した職員に手で追い払うような仕草をされ、「ここのトイレをあなたに使わせると、ほかの利用者も来るようになってしまうから貸せない。ほかのトイレを使うように」と言われた。
施設利用者が使用できないのであれば、「使用禁止」又は「職員専用」と表示するべきだし、頭ごなしに断るのではなく、困っている利用者の事情もきちんと受け止めてほしい。
取組状況
このたびは、県営運動公園の御利用に当たって御不快な思いをさせてしまい、お詫び申し上げます。
施設管理を委託している公益財団法人岩手県スポーツ振興事業団に確認したところ、「職員の対応に配慮や丁寧さが欠けていたところがあり、御不快な思いをさせてしまったことを大変申し訳なく感じている。職員に対しては、管理事務所のトイレは事務所利用者以外にも利用を認めていること及び丁寧な対応をすることについて改めて指導した」との報告を受けました。
県としても、施設管理者である事業団に対し、施設を利用される皆様への丁寧な対応を徹底するよう改めて指導したところです。
今回の御提言を踏まえ、運動公園を御利用される皆様が気持ちよく使っていただけるよう努めていきます。
- 反映区分:A 提言の趣旨に沿って措置
- 部局名:文化スポーツ部
- 回答課名:スポーツ振興課
- 回答担当名:特命担当(スポーツ施設)
- 回答電話番号:019-629-6797
受理年月日:2021年7月8日(電話・ファクシミリ)
受理方法:電話
意見提言内容
県ホームページの知事に意見を送る問い合わせフォームに投稿したが、受付したことを知らせる自動返信の受付確認メールが分かりにくいと感じている。
受付確認メールには送信内容の項目があるのに、その項目に件名しか記載されておらず、送信した際に誤って内容を消してしまったのではないかと不安になった。
送信内容という項目を使うのであれば、内容も受付確認メールに記載するなど、紛らわしくないように改善してほしい。
取組状況
県ホームページのお問い合わせフォームについては、入力された内容を暗号化し、個人情報を保護する仕組みとなっていますが、受付確認メールは暗号化ができない仕組みとなっています。そのため、個人情報が含まれる可能性がある内容をそのまま送信することは不適切と考えられ、個人情報保護の観点から、受付確認メールに記載する内容は件名のみとしています。
御指摘を受け、今後は紛らわしくならないよう、受信確認メールに「送信内容は個人情報保護のために記載していません」などの文章を追記することとします。
- 反映区分:A 提言の趣旨に沿って措置
- 部局名:政策企画部
- 回答課名:広聴広報課
- 回答担当名:広聴広報担当
- 回答電話番号:019-629-5283
受理年月日:2021年7月26日(電話・ファクシミリ)
受理方法:電話
意見提言内容
令和3年度登録販売者試験について、受験願書の受理可能人数の上限に達したため、県内に住んでいても県外に住所があることで願書が受理されなかった。国家資格である登録販売者試験で、受験希望者の願書を受け付けないというのは納得できない。
新型コロナウイルス感染症対策による会場の人数制限であれば、会場の変更や、複数の会場に受験者を分散させる対応もできるのではないか。
年に一度しかない試験であるため、公平な対応をしてほしい。
取組状況
登録販売者試験は、各都道府県において実施する試験ですが、本県の登録販売者試験の実施要領では、県外に在住の方が試験の受験を希望する場合には、感染防止のために上限を設けていること、上限に達した場合は受付期間であってもその段階で受付を締め切ること、これらを御理解・御了承の上で受験手続を行うようお願いしており、コロナ禍において、感染拡大防止のため、受験願書等受理可能人数の上限を設定したことは、他県の例を見ても不公平であったとは考えていません。
今後も適正な試験運営に努めていきますので、御理解をお願いします。
- 反映区分:C 当面は実現できないもの
- 部局名:保健福祉部
- 回答課名:健康国保課
- 回答担当名:薬務担当
- 回答電話番号:019-629-5467
受理年月日:2021年7月9日(その他)
受理方法:県政懇談会
意見提言内容
復興支援やまちづくりの活動の中で、地域にデザインできる人がいないということでデザインを頼まれることが多く、今後、デザインが仕事になっていくだろうという実感がある。
一方、デザインの仕事の求人が少なかったり、あったとしても低賃金であったりと、デザインに対してお金を払うという感覚がまだ地域に定着していないとも感じる。
デザインに対するニーズと「デザインがお金になる」「デザインが仕事として求められる」ということのバランスがとれるようになるために取り組むべき課題があるのではないか。
取組状況
県では、岩手県立産業技術短期大学校に「産業デザイン科」を設置し、職業としてのデザイナーの養成に取り組んでおり、就職率は例年おおむね100%となっています。最新のICTや情報の多様化に対応できる実践的デザイナーの育成、輩出を通じて、デザイン技能者の社会的評価・技能水準の向上と人材供給に資しているところであり、今後も引き続き取り組んでいきます。
また、平成31年4月には、県内の事業者及びデザイナー等への支援拠点として、地方独立行政法人岩手県工業技術センターにIIRI DESIGN LAB(デザインラボ)を整備しました。このデザインラボでは、「デザインの普及啓発」、「商品開発支援」、「デザイン手法・製品技術の研究開発」の3つの活動により、デザインに優れた市場競争力のある魅力的な商品の開発等を支援しています。
県としては、今後も、このような活動を通じて、県内のデザイン振興を総合的に推進していきます。
- 反映区分:B 実現に努力しているもの
- 部局名:商工労働観光部
- 回答課名:定住推進・雇用労働室、ものづくり自動車産業振興室
- 回答担当名:労働担当、ものづくり産業振興担当
- 回答電話番号:019-629-5583、019-629-5551
受理年月日:2021年7月9日(その他)
受理方法:県政懇談会
意見提言内容
三陸国際ガストロノミー会議に参加しことがあるが、岩手県には、食材をはじめとして、眠っていて磨かれていないものが多くあることを実感し、非常に刺激を受けた。
世界中の料理人の方々が参加する、全国でも類を見ないようなイベントが岩手県で開催されるということを誇らしく感じるので、コロナ禍で難しい部分もあるかと思うが、今後もあのような素晴らしいイベントを企画してほしい。
取組状況
県では、令和元年度から、三陸地域の「食」を大きなテーマに「三陸国際ガストロノミー会議」を開催し、ガストロノミー(美食術・食文化)の視点から、著名な料理人や専門家、生産者等の講演やトークセッション等を実施することにより、国内外のシェフ、専門家等とのネットワーク構築や、三陸の魅力の発信に取り組んでいます。
本取組は、東北で初となる「食」をテーマとした国際会議となったほか、「食」に関する関係者同士のネットワークの拡充・充実が図られ、参加した生産者や料理人の方々からは、今後の活動の励みになったなどの評価を頂いたところです。
令和3年度は、久慈市を会場に令和3年9月13日から14日まで開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症のまん延状況を考慮し、国際会議・交流会を取り止め、講演内容等の配信など、内容を変更することとしました。
県としては、本県の生産者や料理人、「食」に携わる関係者が、地域の「食文化」や「食材」に誇りを持ち、「食」による地域振興を目指すという意識の醸成を図るため、引き続き、国内外のシェフ、専門家等とのネットワーク構築や三陸の魅力の発信に取り組んでいきます。
- 反映区分:A 提言の趣旨に沿って措置
- 部局名:農林水産部
- 回答課名:流通課
- 回答担当名:6次産業推進化担当
- 回答電話番号:019-629-5733
受理年月日:2021年7月9日(その他)
受理方法:県政懇談会
意見提言内容
令和2年に行った「住田からあげ大作戦」で、小規模事業者単独ではできないレベルの宣伝広告の効果の大きさを実感した。
現在、コロナ禍で飲食店がかなり苦戦しているので、県主催の飲食店向けコンクールのようなものを開催すれば、とても説得力のある宣伝になり、事業者も助かると思う。
取組状況
コロナ禍における飲食店への支援については、「いわてGo To Eatキャンペーン」の第2弾として、令和3年8月2日から「いわて飲食店安心認証店」で利用できるプレミアム付き食事券を販売する「いわての食応援プロジェクト」を展開しているところです。
コロナ禍を乗り越え、食を通じた地域の活性化を持続的に図るためには、それぞれの飲食店の取組だけではなく、地域が連携して取り組んでいくことが重要であり、コンクールのようなものも一つの方法と考えられます。
岩手県には、それぞれの地域に多彩で魅力ある食材が豊富にあり、それらの魅力を効果的に発信するよう工夫して取り組んでいきます。
- 反映区分:B 実現に努力しているもの
- 部局名:商工労働観光部
- 回答課名:産業経済交流課
- 回答担当名:食産業担当
- 回答電話番号:0198-22-5531
受理年月日:2021年7月9日(その他)
受理方法:希望郷いわてモニター・大使
意見提言内容
既存の公共施設では、費用対効果の低さなどを理由に、新たにエレベーターなどを設置したり修理したりすることがなく、そのままの状況になっているところがある。
一からバリアフリーの建物を建てるのは簡単だが、今ある施設をどうやって人に優しい建物として活用するかが重要であり、田舎にある既存の公共施設にも手を差し伸べてもらえるような取組をしてほしい。
取組状況
県では、「ひとにやさしいまちづくり推進指針(2020~2024)」に基づき、既存の公共施設を含めた建築物のバリアフリー化、ユニバーサルデザイン化を推進するため、研修会の開催等を通じて、市町村、事業者の意識啓発の促進などを支援しているところです。
また、不特定多数のものが利用する商業施設や宿泊施設などの公共施設を民間団体が新築、増・改築する場合には、低利子融資制度(ひとにやさしいまちづくり推進資金)による支援をしており、引き続き当該制度の利用促進を図っていきます。
- 反映区分:B 実現に努力しているもの
- 部局名:保健福祉部
- 回答課名:地域福祉課
- 回答担当名:生活福祉担当
- 回答電話番号:019-629-5423
受理年月日:2021年7月9日(その他)
受理方法:希望郷いわてモニター・大使
意見提言内容
ひとにやさしいまちづくりを継続することは賛成だが、具体的に何をすればいいのか分からない人が多いと感じている。
ヘルプする側・される側ともにどうすればよいのか知ることが大事であり、誰もが理解しやすいイラストでの説明を必要と思われるところに掲示するなどの啓発をしてほしい。
取組状況
県では、小学生向けに、イラスト付きのパンフレット「学ぼう!心のバリアフリー」を作成し、小学校への配付や県ホームページでの周知等を通じて、県民誰もが心のバリアフリーについて理解できるよう支援しているところであり、引き続き、周知方法等を工夫しながら、心のバリアフリーに関する理解促進を支援していきます。
- 反映区分:B 実現に努力しているもの
- 部局名:保健福祉部
- 回答課名:地域福祉課
- 回答担当名:生活福祉担当
- 回答電話番号:019-629-5423
受理年月日:2021年7月9日(その他)
受理方法:希望郷いわてモニター・大使
意見提言内容
公共施設や公共交通機関など、人や物が親切になったと感じるが、コロナ禍では援助が必要な方に近づいて話しかけていいのか、触れていいのかとためらってしまう。
コロナ禍での新しい接し方や援助の仕方を提案してほしい。
取組状況
援助が必要な方は、コロナ禍であっても、皆様の声掛けや手助けを必要としています。マスクの着用や声を掛ける際には真正面を避けるなど、基本的な感染対策をした上での支援をお願いします。
- 反映区分:B 実現に努力しているもの
- 部局名:保健福祉部
- 回答課名:地域福祉課
- 回答担当名:生活福祉担当
- 回答電話番号:019-629-5423
このページに関するお問い合わせ
政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広聴)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5281 ファクス番号:019-651-4865
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