令和3年10月の意見・提言集
令和3年10月に県に寄せられた御意見・御提言を掲載しています。
受理方法別に、1.電子メール、2.電話・ファクシミリ、3.文書・来訪、4.その他の順で掲載しています。
- 提言内容は、御意見等の要旨です。
- 取組状況は、御意見等に対する回答時点における県の取組です。
- 担当部局及び担当課名等は、御意見等の内容を担当する部署です。
- 反映状況の区分は、次のとおりです。
- A 提言の趣旨に沿って措置したもの
- B 実現に努力しているもの
- C 当面は実現できないもの
- D 実現が極めて困難なもの
受理年月日:2021年10月14日(電子メール)
受理方法:電子メール
意見提言内容
いじめについての新聞記事のコメント欄に、「「いじめは刑事罰や民事訴訟になり得る」という内容の弁護士の講演を行った学校では、いじめが激減した」とあった。
いじめ被害者にとっては自分の身を法律で守るという知恵が備わり、いじめ加害者には刑事罰や民事訴訟を受けるかもしれないというリスクや恐怖でいじめをやめる機会になるのではないか。また、被害者と加害者以外の子どもにとっても、法律を武器にいじめに立ち向かうことができるようになるのではないか。
いじめから逃れる方法がなく、誰も助けてくれない追い詰められた状況でも、法律が助けてくれるという選択肢が増えるだけだけで、自殺を思いとどまらせる機会にもなり得ることから、県内の学校でも講演会を行ってほしい。
取組状況
県教育委員会では、全ての児童生徒が安心して学校生活を送り、様々な活動に取り組むことができるよう支援しているところですが、頂いた御意見のとおり、いじめの被害者を守るための方法として、法的対応も援助希求(注)の選択肢の一つであると考えています。
県内小中学校の具体的な取組として、岩手県弁護士会による「弁護士によるいじめに関する出張授業」を実施している学校があるほか、法務局と連携して、学校におけるいじめや体罰等の問題に対応する「子どもの人権SOSミニレター」を配付し活用しているところです。
あわせて、県教育委員会では、県内全ての学校に対して、いじめ等の相談に対応する「24時間子供SOSダイヤル」、「ふれあい電話」等を児童生徒や保護者に周知するように通知しています。
今後も引き続き、児童生徒が悩みを一人で抱え込むことのないように支援していきます。
注)援助希求:問題や悩みを抱えて自分で解決できないと感じたときに、誰かに相談したり、助けを求めたりすること。
- 反映区分:A 提言の趣旨に沿って措置
- 部局名:教育委員会事務局
- 回答課名:学校教育室
- 回答担当名:学校企画調整担当
- 回答電話番号:019-629-6136
受理年月日:2021年10月14日(電子メール)
受理方法:電子メール
意見提言内容
県立中部病院周辺の道路は、歩行者への配慮が不十分であると感じる。病院周辺の薬局を利用しようにも、信号どころか横断歩道すら設置されていない。近くに流通団地があることから交通量も多く、道路を横断することは困難である。
早急に信号機と横断歩道を設置してほしい。
取組状況
頂いた御提言の内容から、信号機と横断歩道の設置を要望する場所は、県立中部病院南方の病院通路と東西の市道とが交差する場所と拝察しました。
頂いた御提言については、管轄警察署と情報を共有し、当該場所の交通流・量、横断歩行者等の交通実態、周辺の交通環境、道路環境等を調査した上で、信号機及び横断歩道の必要性を検討していきます。
また、現在の道路環境では、
- 県立中部病院南方の通路が道路認定されていないこと
- 県道南側に歩道がなく、歩行者導線が確保できないこと
- 市道南側に歩行者が横断待ちをする滞留場所がないこと
から、信号機及び横断歩道の設置が困難な状況にあります。道路管理者である北上市に対して提言内容を提供し、道路環境の整備を働きかけていきます。
- 反映区分:B 実現に努力しているもの
- 部局名:警察本部
- 回答課名:交通規制課
- 回答電話番号:019-653-0110
受理年月日:2021年10月15日(電子メール)
受理方法:電子メール
意見提言内容
県庁舎に掲げられている「3.11大切な人に想いを寄せて」横断幕は、「看護師は女性でピンク色の服」、「建設作業員は男性で青い服」など、描かれている人物の男女別の役割や表現が固定されているように感じる。
子どもたちを始めとして、目にする人への影響があるので、デザインの再考をお願いしたい。
取組状況
「3.11大切な人に想いを寄せて」横断幕は、東日本大震災津波から10年を迎えるに当たり、国内外からの支援に対し感謝を発信するとともに、大切な人に想いを寄せ、震災を語り継いでいく気運を醸成するため、県が令和3年3月に制作したものです。
また、デザインは県が作成したもので、国内外から支援に当たってくださった方々と県民を一緒にデザインし、これまでの復興に向けた歩みの中で得られた多くの絆と、一人ひとりの大切な人への想いを表現しています。
今後、御提言いただいた内容を参考とさせていただき、ジェンダー平等の視点も踏まえながら、効果的な普及啓発に取り組んでいきます。
- 反映区分:B 実現に努力しているもの
- 部局名:復興防災部
- 回答課名:復興推進課
- 回答担当名:伝承・発信担当
- 回答電話番号:019-629-6945
受理年月日:2021年10月14日(電話・ファクシミリ)
受理方法:電話
意見提言内容
県南広域振興局県税部の窓口で自動車税の納税相談をした際、対応した職員から「おめえ」と暴言を吐かれた。また、ほかの職員もいたにもかかわらず、誰も注意しなかった。その場で謝罪されたが、それで済む問題ではない。
新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減り、納税の相談をしているのに、威圧的な態度で暴言を吐かれたら、怖くてまともに相談ができない。
取組状況
このたびは、職員の対応について御不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ありませんでした。
今回の提言を踏まえ、来庁者の方々への適切な対応について、各職員に対してより一層指導を徹底していきます。
- 反映区分:A 提言の趣旨に沿って措置
- 部局名:県南広域振興局
- 回答課名:県税部
- 回答担当名:納税課
- 回答電話番号:0197-22-2821
受理年月日:2021年10月14日(その他)
受理方法:他機関からの移管
意見提言内容
盛岡市内の県道街路樹の剪定作業について、隣接する店舗や家屋に一切の事前連絡をせず、駐車場の入口にトラックなどを無断で駐停車し作業を行っており、当店の利用者から「駐車できない」とクレームが寄せられている。
住民や営業中の店舗の迷惑とならないよう、常識的に作業を進めてほしい。
取組状況
このたびの街路樹剪定作業については、御迷惑をおかけし大変申し訳ございませんでした。作業業者に確認したところ、落葉の季節を控えた道路維持管理の一環として、場所を移動しながら短時間での作業を想定していたため、事前の連絡を省略してしまったとのことでした。
今回の提言を踏まえ、業者への指導を徹底し、今後このようなことがないよう努めていきます。
今後とも県の道路維持管理業務への御理解をお願いします。
- 反映区分:A 提言の趣旨に沿って措置
- 部局名:盛岡広域振興局
- 回答課名:土木部
- 回答担当名:道路環境課
- 回答電話番号:019-629-6628
受理年月日:2021年10月19日(その他)
受理方法:県政懇談会
意見提言内容
震災伝承施設において、震災のことだけでなく、震災前の歴史も含めた地域のことを地元の人たちに伝えることにより、その地域に対する愛着や誇りが生まれ、地域が良くなっていくと思う。
伝承施設やまちづくり団体のガイドが一堂に会するガイドサミットのような企画を県が開催し、皆で勉強し合い、それぞれの良いところを吸収することができればよいのではないか。
取組状況
県では、復興を担う個人や団体など多様な主体が、復興について幅広く教え合い、学び合うとともに、相互に交流や連携をしながら、復興の推進に生かしていくための取組(いわて復興未来塾、いわて三陸復興フォーラムの開催など)を実施しています。
今後、御提言いただいた内容を参考とさせていただき、各地の伝承施設関係者や地域づくり団体等が一堂に会し学び合えるような企画を検討していきます。
- 反映区分:B 実現に努力しているもの
- 部局名:復興防災部
- 回答課名:復興推進課
- 回答担当名:伝承・発信担当
- 回答電話番号:019-629-6945
受理年月日:2021年10月28日(その他)
受理方法:県政懇談会
意見提言内容
東日本大震災津波や新型コロナウイルス感染症の流行などで保健師の知名度が上がったことに伴い、今後、保健師の需要もより高まるのではないかと考えている。
例えば、医師や看護師と同様に、保健師を目指す学生のための奨学金返済支援などを実施し、将来の岩手を担う若者が保健師になりやすい環境を整備してほしい。
取組状況
県では、保健師を含む看護職員の県内就業率の向上を図るため、県内に就職を希望する看護学生を対象に岩手県看護職員修学資金の貸付けを行っています。
本修学資金は、看護職員の県内定着を目的としており、病床数500床未満の施設等で一定期間勤務した場合、償還を免除することとしています。
行政保健師として就業する場合は、地域保健法に規定する特定町村(自助努力では人材確保及び定着が困難などの条件に当てはまる町村)で一定期間勤務した場合に免除することとしていますが、現在、県内に特定町村に該当する町村はありません。
保健師の確保については、今般の新型コロナウイルス感染症により保健所体制の強化を図る必要があること、また、人口減少を背景に沿岸部などの特に村において、保健師の確保・定着が困難となっていることなどから、行政保健師の採用状況や市町村の意見なども参考に、修学資金の制度内容を検討するなど、保健師を含む看護職員が県内で働きやすい環境づくりに努めていきます。
- 反映区分:B 実現に努力しているもの
- 部局名:保健福祉部
- 回答課名:医療政策室
- 回答担当名:医務担当
- 回答電話番号:019-629-5407
このページに関するお問い合わせ
政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広聴)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5281 ファクス番号:019-651-4865
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。