第21回北海道・北東北知事サミット

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ページ番号1011807  更新日 平成31年2月20日

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写真1:集合写真
浄土ヶ浜パークホテルにて撮影、左から佐竹秋田県知事、三村青森県知事、高橋北海道知事、達増岩手県知事

第21回北海道・北東北知事サミットは、浄土ヶ浜パークホテル(岩手県宮古市)において、「世界的スポーツイベント等を契機とした交流人口の拡大」をメインテーマに意見交換を行い、「北海道・北東北行動宣言」を発表しました。
また、あわせて、「国への提言事項」、「「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録の推進に係る宣言」及び「北の健康長寿圏の実現に向けた宣言」を取りまとめ、発表しました。

概要

日時:平成30年8月31日(金曜日)

会場:

  1. 主会場 浄土ヶ浜パークホテル(宮古市)
  2. 視察先 三陸鉄道株式会社(宮古市)
          田老防潮堤(宮古市)

テーマ:「世界的スポーツイベント等を契機とした交流人口の拡大」

出席者:

  • 北海道知事 高橋 はるみ
  • 青森県知事 三村 申吾
  • 秋田県知事 佐竹 敬久
  • 岩手県知事 達増 拓也

プログラム

視察:11時55分から13時42分

写真2
三陸鉄道北リアス線車内

写真3
田老防潮堤

意見交換:14時20分から15時40分

写真:第21回知事サミット意見交換の様子
意見交換

共同記者会見:15時45分から16時00分

写真:第21回知事サミット記者会見の様子
共同記者会見

決定事項について

合意事項

北海道・北東北行動宣言「世界的スポーツイベント等を契機とした交流人口の拡大」

北海道及び北東北三県は、北海道新幹線開業などを機に、北海道・北東北地域への新たな人の流れの創出や、当地域の交流人口の拡大に向けて連携しながら取り組んできました。
そのような中、札幌市や釜石市で競技が行われる「ラグビーワールドカップ2019TM」や「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の開催は、一層、国内外から多くの人々が当地域を訪れることが期待され、東日本大震災における支援への感謝と復興の姿を伝える機会でもあります。
また、高速道路の延伸やフェリー航路の拡充などの新たな交通ネットワークの整備により、北海道と北東北三県の繋がりがこれまで以上に深まることに加え、クルーズ船の寄港拡大や国際航空路線の拡充等により、日本国内や世界との繋がりが広がっていくことが期待されます。
2020年までに訪日外国人旅行者数の倍増を目指す我が国において、北海道及び北東北三県は、世界的なスポーツイベントの開催や新たな交通ネットワークの整備、さらに今般、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産推薦候補に選定されたことを絶好の機会と捉え、それぞれの強みを生かした取組により、地域全体の魅力の向上と、交流人口拡大による地域経済活性化の効果を広く波及させていく必要があります。
北海道及び北東北三県は、このような認識を共有し、下記に掲げる事項について合意し、行動していくことを宣言します。

1 北海道・北東北における開催機運の醸成
(1)開催機運の醸成

ラグビーワールドカップ2019TMや東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会について、4道県における聖火リレー、広報媒体やイベント等を活用した各種PRにより、開催機運を盛り上げる。

(2)ホストタウン登録等の促進

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における市町村のホストタウン登録や事前合宿誘致の取組を支援し、住民の参加意識の向上に取り組む。

2 北海道・北東北の魅力の国内外への情報発信
(1)世界に向けた情報発信の強化

ラグビーワールドカップ2019TMや東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催を契機とした誘客の拡大に向けて、北海道・北東北地域の魅力について、ウェブサイトやSNS、スマートフォンアプリ等を活用し、多言語による情報発信に取り組む。

(2)ラグビーワールドカップ2019TM観戦者等へのPR

ラグビーワールドカップ2019TM観戦者等に対して、4道県が連携して、北海道・北東北地域の歴史、文化、食、道県産品、観光などの多様な魅力のPRを行うことなどにより、滞在期間中の域内周遊を促進する。

 3 北海道・北東北への誘客拡大に向けた取組
 (1)域内観光・周遊ルートの構築に向けた取組

航空、新幹線、在来線、三セク鉄道、バス及びフェリーなどの多様な交通手段の組合せによる圏域内への誘客拡大に向け、4道県が連携して域内観光・周遊ルートの構築に取り組む。

(2)クルーズ船誘致の推進

クルーズ船誘致の効果的な取組の企画・立案に資することを目的とし、4道県における誘致・受入の取組状況や課題について、情報交換を行う。

(3)スノーアクティビティ広域ブランド化の推進

我が国有数のスキーリゾート地として、海外等から一層の誘客を図るため、4道県が連携して、ガイドやインストラクター等の人材育成、周遊パスの造成やスノーモンスター(樹氷)を活用した誘客の展開など、スノーアクティビティ広域ブランド化に取り組む。

4 北海道・北東北の文化資源を活用した取組
(1)「北海道・北東北の縄文遺跡群」への誘客拡大

「北海道・北東北の縄文遺跡群」の個々の集客力を一層高める取組を推進するとともに、4道県が連携して誘客拡大を図るための情報発信を展開する。

(2)北海道・北東北における文化資源のPR

4道県における民俗芸能等の伝統文化や文化財について、訪日外国人向けの多言語案内板の設置やパンフレットの作成等、効果的なPRに取り組む。

(3)「beyond2020プログラム」認証に向けた取組

2020年以降を見据えた次世代に誇れるレガシーの創出に資する文化プログラム「beyond2020プログラム」認証に向けた取組を促進する。

提言事項

地域の文化・スポーツ資源を活用した交流人口の拡大に向けた取組への支援について

宣言

  1. 「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録の推進について
  2. 北の健康長寿圏の実現に向けて

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