百日咳に注意しましょう
特徴
- 百日咳はけいれん性の発作(痙咳発作)を特徴とする急性気道感染症です。
- 潜伏期間は7~10日間程度で、風邪症状で始まり咳が激しくなるカタル期、特徴的な咳や呼吸音がみられる痙咳期を経て回復期に至ります。
- 乳児(特に新生児や乳児早期)では、痙咳期に重症化することがあります。
- 成人の百日咳では咳が長期にわたって持続しますが、典型的な発作性の咳嗽を示すことは少ないとされています。
- 日本国内では、新型コロナウイルス感染症流行による呼吸器感染症に対する感染対策の強化に伴い、2020年以降届け出数が大きく減少し、対策が緩和されるとともに、2024年から報告数が増加しています。
感染経路
鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染と接触感染であり、感染力が強いことが知られています。
感染対策
手洗いや手指衛生といった基本的な対策の徹底、鼻汁・咳などの呼吸器症状がある場合は「咳エチケット」を行い、マスクが着用できる年齢の子どもや大人はマスクを使用することが重要です。
予防接種
- 百日咳の予防にはワクチンの接種が有効であり、2024年以降は5種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチンを主に用いています。
- 定期接種の初回として、生後2~7か月に至るまでの期間を標準的な接種期間として20日以上、標準的には20日以上56日までの間隔をおいて3回接種します。また、定期接種の追加として、初回接種終了後6か月以上、標準的には6か月以上18か月までの間隔をおいて1回(計4回)接種します。
- 詳細は、かかりつけ医やお住いの市町村に御相談ください。
もしもの時は・・・
受診を迷った場合や夜間・休日の場合は、「岩手県救急安心センター」(#7119)や「こども救急相談電話」(#8000)にご相談ください。
関連情報
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
このページに関するお問い合わせ
保健福祉部 医療政策室 感染症担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5417 ファクス番号:019-626-0837
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。