製造物責任法(PL法)とは?

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ページ番号1005024  更新日 令和3年1月6日

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質問

製造物責任法(PL法)とはどのような法律ですか?対象となる製造物についても教えてください。

回答

PL法とは、製品の欠陥によって生命、身体、または財産に被害を被ったことを証明した場合に、被害者は製造会社などに対して損害賠償を求めることができる法律です。

この法律では、製造者に過失がない場合であっても、製造物が通常期待される安全性を欠いていると判断されれば、製造物責任を課すことができるものと定めています。ただし、安全性にかかわらないような単なる品質上の不具合は製造物責任法の対象になりません。

製造物の対象は、一般的に大量生産・大量消費される工業製品が中心で、製造または加工して引き渡された動産となります。不動産、未加工の農林水産物、電気、ソフトウエアといったものは該当しません。

PL法は製品事故の被害救済を図るための法律ですが、消費者にとってより大切なのは製品事故を防ぐことです。そのためには、取扱説明書をよく読んで保管し、正しく製品を使用することが大切です。

消費者、製造者がお互い自己責任の考え方を踏まえながら、製品の安全確保に向けて一層の努力を払い、安全で安心できる消費生活を実現しましょう。

不安に思ったら一人で悩まず、県民生活センターや市町村の消費生活相談窓口へご相談ください。

このページに関するお問い合わせ

岩手県立県民生活センター
〒020-0021 岩手県盛岡市中央通3-10-2
事務室電話番号:019-624-2586
消費生活相談専用電話番号:019-624-2209
交通事故相談専用電話番号:019-624-2244