知事からのメッセージ 令和7年12月
令和7年12月19日(金曜日)
令和7年12月19日、駐日インド大使館との共催により、「印日パートナーシップ岩手:岩手デイ」を開催しました。
ナグマ・モハメド・マリック駐日インド共和国特命全権大使におかれましては、「岩手デイ」に共催をいただき、インドと岩手県との友好交流の推進に多大なる御支援を賜りましたことに、深く感謝申し上げます。併せて、開催に御尽力いただきました大使館職員の皆様にも、心から御礼申し上げます。
岩手県とインド大使館との関係には、歴史的にも深いつながりがあります。岩手の地をかつて治めていた盛岡藩主・南部家が所有していた屋敷が、現在、大使の公邸として使用されているという御縁があり、昨年、前任のシビ・ジョージ大使に御招待いただき、公邸を見学させていただきました。
さらに、今年8月にモディ首相が来日された際には、全国知事会の一員として面会の機会をいただき、岩手県とインドとの関係強化について意見を交わしました。
また、9月には、JICA・国際協力機構の御協力のもと、岩手県から佐々木副知事を団長とするインド視察団が訪問し、中央政府への表敬訪問のほか、「セミコン・インディア」の視察や意見交換を行うなど、交流が非常に活発になっております。
岩手県は、キオクシアや東京エレクトロンなど、世界的な半導体企業が立地する国内有数の半導体産業の集積地であり、産学官連携による「いわて半導体関連産業集積促進協議会(I-SEP)」を中心に、半導体産業の人材育成にも積極的に取り組んでいます。
4月に開設した半導体製造エンジニア育成のための施設「いわて半導体関連人材育成施設(I-SPARK)」では、今後、インドからの研修生の受け入れも予定しています。
今後は、半導体分野での連携を軸に、経済・技術分野に加え、教育・観光・文化交流など、幅広い分野での連携・協力を深めてまいりたいと考えております。
今回の「岩手デイ」が、インドと岩手県の更なる交流促進の契機となることを期待しています。

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