知事からのメッセージ 令和5年10月
令和5年10月26日(木曜日)
令和5年10月26日、「第46回経済同友会東北・北海道ブロック会議」に出席しました。
本日、「第46回経済同友会東北・北海道ブロック会議」が各道県の経済同友会の皆様の御参加により、盛大に開催されますことをお祝い申し上げますとともに、皆様の御来県を心から歓迎いたします。
東北・北海道の経済同友会の皆様には、東日本大震災からの復興に御尽力され、新型コロナウイルスの感染防止と経済・社会活動の両立にも貢献いただいていること、厚く御礼を申し上げます。
震災、コロナ禍に続いて、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格や諸物価の上昇が続き、気候変動の影響による大雨災害などもあり、世界的な事象の影響が地方の経済や生活を直撃しています。一方、地方出身の大谷翔平選手や佐々木朗希選手がWBCで活躍するなど、地方から全国や世界に打って出ている若者たちがいます。
本年7月に、全国知事会と経済同友会始め5つの経済団体との間で、「地域を舞台に挑戦する人材を育てる」共同宣言を行い、「起業家を育てる」「後継者を育てる」「デジタル人材を育てる」「挑戦を後押しする基盤を整備する」の4つの目標に協働して取り組んでいくことといたしました。今こそ、地方から、全国や世界に通用する人材を育てていくべき時、地方から、そのような人材が打って出るべき時なのだと思います。
岩手県においても、コロナ禍で急速に進展したデジタル技術を活用しつつ、新分野進出や再チャレンジに向けた新たな事例が数多く生まれ、それぞれの地域が抱える課題解決に取り組む動きも顕著になっております。今日のパネルディスカッションに出る、エルテスやヘラルボニーは、そのような動きの最先端を切り拓く代表者であります。
岩手県は最低賃金が日本最低と話題になっていますが、岩手県の十代後半の正社員の年収中央値が全国のそれを上回っているという数字もあり、地方には、厳しい数字もありますが、希望につながる数字もあります。
盛岡市は、本年1月、ニューヨーク・タイムズ紙の「2023年に行くべき52か所」の2番目に選ばれ、国内外から訪れる観光客が増えています。ニューヨーク・タイムズの記事を書いたアメリカ人ライターは、日本の地方の良さを高く評価していて、地方の良さを日本国内外に広めようとしてくれています。
北海道・東北知事会、また全国知事会としても、地方の良さを形にしていくLX(ローカル・トランスフォーメーション)の推進を目指し、団体と連携しながら各都道府県の経済政策を展開していきますのでよろしくお願いします。
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