知事からのメッセージ 令和6年1月
令和6年1月30日(火曜日)
令和6年1月30日、「県民みんなで支える岩手の地域医療推進大会」を開催しました。
「県民みんなで支える岩手の地域医療推進大会」の開会にあたりまして、主催者を代表し御挨拶を申し上げます。
始めに、今般の令和6年能登半島地震で犠牲になられた方々に心からお悔やみ申し上げるとともに、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
岩手県は、東日本大震災津波の発災以降、今回の被災自治体を含め、全国の自治体から多くの支援をいただいてきたところであります。県としても、今後も被災地の支援を行ってまいりますので、引き続き皆様の御協力をお願い申し上げます。
被災の現場には岩手県の医療関係、保健福祉関係の方々も駆けつけられていて、その後も交替で現地を支援されています。敬意を表し、感謝申し上げます。
さて、本県では、2008年度から、医療従事者だけでなく県民一人ひとりも「医療の担い手」であるという認識のもと、県内の保健医療、産業、学校などの関係団体と行政等が参画する「県民みんなで支える岩手の地域医療推進会議」を設立し、「みんなの力を医療の力に!」をスローガンに、県民総参加型の地域医療体制づくりに向け、「オールいわて」で県民運動を展開してきました。これまでの取組により、病院と診療所の役割分担の認知については、着実に認知が浸透しています。
また本県は、「医師偏在指標」が全国最下位となるなど、医師の確保や診療科偏在の解消、勤務医の勤務環境の改善と充実が課題となっていますが、奨学金による医師の養成により県内の医師数は着実に増加しているところです。本年4月からは、医師の働き方改革による時間外労働の上限規制も始まることから、かかりつけ医の重要性や医療機関の役割分担や適正受診について、県民一人ひとりがさらに理解を深め、限りある医療資源を守っていくことが必要です。
本日は、まず、医師の働き方改革に伴う時間外労働の上限規制について、岩手医科大学附属病院の小笠原病院長先生と県立中部病院の吉田院長先生から御講演をいただいた後、上手な医療のかかり方の重要性について特別ゲストと私による対談を行いますので、是非会場の皆さまには、岩手の地域医療を支えることについて理解を深めていただければと思います。
最後に、御多用の中、本日講演をいただきます小笠原先生、吉田先生に改めて御礼を申し上げますとともに、お忙しい中、御参加くださいました会場の皆様に感謝申し上げます。
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