岩手の名のおこり

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ページ番号1000647  更新日 平成31年2月20日

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岩手の名のおこりを紹介します。

岩手の名のおこりについてはいくつかの説がありますが、次のような伝説が語り伝えられています。


三つの大石のイラスト

盛岡市三ツ割の東顕寺(とうけんじ)に注連縄(しめなわ)が張られた三つの大石があります。この石は、岩手山が噴火したときにとんできた石といわれ「三ツ石様」と呼ばれて人々の信仰を集めていました。


羅刹鬼のイラスト

この頃、羅刹鬼(らせつき)という鬼が里人や旅人に悪さをするので、困りはてた里人は「三ツ石さま」に「どうか悪い鬼をこらしめてください」とお願いしたところ、たちまち三ツ石の神様が羅刹鬼を三つの大石に縛りつけてしまいました。


縛られた羅刹鬼のイラスト

ビックリ仰天した羅刹鬼は「もう二度と悪さはしません。二度とこの里にも姿を見せませんからどうぞお許しください」というので、三ツ石の神様は「二度と悪さをしないというシルシをたてるなら」といわれました。


手形のイラスト

そこで、羅刹鬼は三ツ石にペタンペタンと手形を押して南昌山の彼方に逃げ去ったといいます。
いまも、雨上がりの日など「鬼の手形」らしきものが石の上に見えるといいます。

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