岩手県の自然
岩手県の自然を6つのエリアに分けてご紹介します。
盛岡・八幡平(はちまんたい)エリア
盛岡市内には北上川・雫石川・中津川が流れ、市内の中心部には岩手公園があり、水と緑の街として「杜と水の都」とも称されます。
また、南部片富士とも呼ばれる岩手山は四季折々に表情を変えながら、見守るようにそびえたっています。
盛岡城跡公園(岩手公園)
南部藩主の居城であった盛岡城の旧跡で、現在も石垣や池が残り、四季を通じて市民に親しまれています。
石割桜
盛岡地方裁判所前の巨大な花崗岩を割ってエドヒガン桜の木が伸びています。毎年4月下旬頃から花を咲かせます。
岩手山
標高2,038メートルの「南部片富士」の名で知られる秀峰。数多くの高山植物を楽しむことができ、県内外からの登山愛好家の方々に親しまれています。
八幡平
岩手から秋田にまたがる広大な自然公園です。湿原が広がり、高山植物などの自然を満喫できます。周辺にはスキー場や温泉などの観光施設も充実しています。
安比高原
安比岳を中心とし、北緯40度に広がる約3,500ヘクタールの高原です。高山植物、山菜、キノコ、モリアオガエルの繁殖地がみられます。スキー場を中心とした岩手を代表するリゾート地です。
県北エリア
ブナ林に覆われた折爪岳をはじめ、大自然に囲まれた県北エリアは東北有数のヒメボタルの群生地として有名です。また、ひえやあわなどの雑穀の里としても知られています。
平庭高原
標高800メートルの平庭高原は、平庭岳の中腹に位置しています。県立自然公園に指定され、一年を通して大自然を満喫できます。
折爪岳
折爪岳は北上山地の最北端に位置しています。標高は852メートルで、晴れた日の山頂展望台からは、太平洋、岩手山、八戸の夜景など、大パノラマの素晴らしい景観を見ることができます。
馬仙峡
県立自然公園に指定された県北有数の景勝地です。大崩崖は砂岩の断崖が水食作用を受けてできたもので、川岸にそびえる男神岩、女神岩とともに変化に富んだ景観をみせています。
県央エリア
宮沢賢治のふるさと花巻市や「遠野物語」で有名な遠野市など、県央部は古くから文化の香りが高い地域です。
早池峰山
標高1,917メートル、北上高地の最高峰である早池峰山。登山コースは3つあり、年間約10万人が訪れます。昭和57年には国定公園に指定されました。
展勝地
北上川沿い、珊瑚橋のたもとから「桜名所百選」に選ばれた約2キロメートルの桜並木が続きます。園内には1万本の桜と10万本のツツジがあり、訪れる人々の心を癒します。
田瀬湖
清流猿ケ石川をせき止めてできた田瀬湖は、周囲45キロメートルの大人造湖です。コイやヘラブナ、冬のワカサギ釣りなど、淡水魚の宝庫でもあり、初夏のあやめをはじめ四季それぞれに美しい景観をみせてくれます。
県南エリア
かつて、東北地方の政治・文化の中心であった平泉のある県南エリア。文化遺跡や風情豊かな景勝地、重要文化財や史跡の数々など、歴史の香りが深く漂います。
厳美渓
磐井川中流にある、およそ2キロメートルの渓谷です。春の桜と雪解け水が流れる渓谷美、夏には涼しげな渓流のせせらぎ、秋の紅葉、冬には水墨画を思わせる景色が広がり、厳美渓は四季折々の風情が楽しめます。
栗駒山
栗駒山は栗駒国定公園の主峰で標高1,627メートル。岩手、秋田、宮城の各県から登山コースが通じており、岩手県側は須川温泉登山口から登ります。一帯には湿原や湖沼が点在し、数々の高山植物が原生しています。
猊鼻渓(げいびけい)
鉄川が石灰岩を浸食してできた約2キロメートルの渓谷。およそ100メートルの断崖が両岸にそびえています。流れは静かで、手漕ぎ舟での「舟下り」が有名です。
幽玄洞
猊鼻渓の北1.3キロメートルに発見された鍾乳洞。約3億5千万年前の地歴を誇り、天井から壁一面に生成されたフローストン(鍾乳石)、つらら石、石筍、洞穴サンゴや、エメラルドグリーンの地底湖があります。
室根山
室根山は国民休養地、県立自然公園に指定される自然豊かな山です。独立峰でもあり、太平洋を一望でき、遠く岩手山を望むこともできます。天文台やキャンプ場などレジャー施設も充実しています。
北部陸中海岸エリア
北部陸中海岸エリアは、200メートルもの断崖が連なる北山崎、鵜の巣断崖など、訪れる人を圧巻させるような景観をみせてくれます。リアス式海岸で知られる日本一の海岸美を誇っています。
北山崎
北山崎は高さ200メートルの大断崖が約8キロメートルにわたって連続する陸中海岸国立公園随一の景勝地です。一生のうちに一度は訪れたい観光地として、多くの観光客が訪れています。
浄土ヶ浜
陸中海岸の代表的な景勝地です。およそ300年前、霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名づけられました。良好な水質と波の静かさで海水浴場としても賑わいます。
鵜の巣断崖
太平洋から垂直に約150メートル切り立った断崖で、展望台から北を臨むと5列の断崖が並び、その景色は圧巻です。海沿いには遊歩道も整備されてます。
龍泉洞
龍泉洞は日本三大鍾乳洞に数えられ、国の天然記念物にも指定されています。湧き出る清水によって地底湖が形成されており、中でも第3地底湖は水深98メートル、第4地底湖(未公開)の深さは120メートルもあり日本一で、世界でも有数の透明度を誇ります。
陸中海岸エリア
浪板海岸
寄せる波はあっても返す波のない世界でも珍しい「片寄せ波」の海岸です。サーフィンを楽しむ大勢のかたが集まります。
穴通磯
海水の浸食によって岩の基底部分に大きな穴が3つ開いている奇岩で、碁石海岸を代表する景観です。
滝観洞
鍾乳洞の中に、大理石の裂け目から「天の岩戸の滝」が落ちています。高さ29メートル、幅1メートルで洞窟内にある滝としては日本一で一番高い滝です。滝の音がドーム内に反響しています。
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