新型コロナウイルス感染症 岩手緊急事態宣言(令和3年8月12日)

ページ番号1075836  更新日 令和6年7月4日

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岩手県知事の達増拓也です。

本日8月12日、岩手県の人口10万人当たりの直近1週間の新型コロナウイルス新規感染者数が16.5人となり、15人を超えました。
ここ2週間でほぼ倍に増えていますので、今から2週間後には今の倍になる可能性があります。
岩手県では、7月上旬のデルタ株確認以降、2桁の新規患者数が確認される日が増え、また特定の地域に限らず、全県的に感染が確認されています。

デルタ株は、少ない接触でも感染します。大変強い感染力です。また、重症ではないものの高熱や倦怠感などの症状が出て、入院治療が必要となる方が多くなっています。

今、思い切った感染対策を実施し、患者数が倍、倍と爆発的に増えていくことを防がないと、病床のひっ迫、医療のひっ迫で、救える命が救えないということが起きかねません。これは、絶対に防がなければなりません。

本日、新たな感染を強力に抑え込むため、県独自の岩手緊急事態宣言を発令します。

お盆や夏季休暇の時期ですが、人と人との接触の機会を極力減らすため、次のことをお願いします。

県民の皆様には、まず、不要不急の外出の自粛をお願いします。
岩手県で、昼夜を問わず、全面的に不要不急の外出自粛というのは、昨年4月から5月にかけて全国一斉に緊急事態宣言となったとき以来です。
しかし、2週間で倍、倍と増えていく感染爆発を止めるためには、全面的な不要不急の外出自粛が必要です。

そして、都道府県をまたぐ不要不急の帰省や旅行などは、原則中止・延期をお願いします。
お盆期間中に、親戚で集まっての法事やお墓参り、バーベキューなどの予定を立てている方も多いかと思いますが、岩手緊急事態宣言中の期間は、中止や延期をお願いします。やむを得ず、集まる場合であっても会食等を厳に控えて頂くようお願いします。
他の都道府県から帰省された方の感染が確認される例が増えています。久しぶりに友人等と再会する場合でも、会食等は大変リスクが高いので、厳に控えて頂くようお願いします。

ワクチンを2回接種した方の感染も確認されています。無症状や軽症ということで、本人が自ら感染していることに気づかず、他の方に感染させる可能性がありますので、当分の間、マスク着用等基本的な感染対策の継続をお願いします。

事業所においては、テレワークやローテーション勤務の実施、オンライン会議等の活用により、人との接触の機会を減らすようお願いします。
出張先での会食により感染する例も発生していますので、出張先でも慎重に行動するなど、感染対策を徹底するようお願いします。
休憩室、更衣室、喫煙室、食堂など、職場内の感染対策の徹底をお願いします。

飲食店等の店舗には、業種別ガイドラインの遵守徹底のほか、「いわて飲食店安心認証」の取得に協力をお願いします。
県民の皆様に外出の自粛をお願いすることで、飲食店を始め事業者の方々には、売上減少等の影響があると思います。県は、必要な支援を行います。

学校には、校外で行う活動については、外部との接触がある活動内容を見直し、部活動については、夏季休業中は、原則休止するようお願いします。

医療機関には、発熱等の症状のある方への積極的な検査の実施をお願いします。

感染者数を減らすためにも、感染の実態を捉えることが重要です。その結果、陽性と判明した方に対し、偏見や差別は行わないようにと改めて申し上げたいと思います。
陽性であることを確かめるのは、皆のためにも必要なことです。

全国での感染拡大の勢いが止まっていません。県内でも、感染リスクが過去最大に高まっています。自分を守るため、そして、家族や親戚、友人など大切な人を守るため、県民の皆様、来県された皆様のご協力をお願いします。

その結果、岩手県の人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数が10人未満となれば、県独自の緊急事態宣言は終了します。
できるだけ早くこの目標を達成できるよう、頑張っていきましょう。

よろしくお願いいたします。

令和3年8月12日
岩手県知事 達増 拓也

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