新型コロナウイルス感染症対策本部　第33回本部員会議　知事メッセージ（令和3年5月7日）

県内において、4月下旬から新規感染者数が急増しており、本日（5月7日）現在で、人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は12.0人となっています。これは、社会福祉施設等のクラスターが複数発生したことが大きな要因であり、社会福祉施設等における感染対策が必要です。

一方、県外、特に感染が拡大している地域からの来県者との業務上の接触や会食、職場の休憩室での会話などに起因する感染事例が複数確認されています。

これらを起点として、社会福祉施設等での大規模なクラスターが発生しないよう細心の注意が必要です。

全国的にも、緊急事態宣言等が5月31日まで延長される見込みとなるなど、一層の感染拡大防止の取組が重要となってきています。

県民の皆様には、日々の新規患者数を増やさないために、改めて、手洗いや常時マスクの着用などの基本的な感染対策や密閉、密集、密接の重なる場面だけでなく、二つあるいは一つだけの要素を伴う会合等の回避をお願いします。

そして、引き続き、緊急事態宣言区域及びまん延防止等重点措置区域との往来については、感染拡大防止の観点から、不要不急の帰省や旅行などは自粛いただき、その他の感染が拡大している地域や外出の自粛等が要請されている地域との往来については慎重に判断されるなど、これまでお願いしていることの徹底をお願いします。

他の都道府県から来県された方には、来県後2週間は、それまでいた都道府県が要請している自粛等の継続をお願いします。

令和3年5月7日
岩手県知事　達増　拓也