新型コロナウイルス感染症対策本部 知事メッセージ(令和2年12月28日)
これから年末年始の時期を迎えますが、12月26日には全国で3,880人と過去最多のコロナ感染患者数となるなど、かつてないような感染拡大の勢いが見られる状況となっています。
県内においても、一関地域において新たな飲食店クラスターが発生しました。県では、国で定義する濃厚接触者に限らず、広く調査を実施することにより、早期に感染者を発見し、早期に収束するよう感染拡大防止に全力で取り組んでいます。当該店舗を対象期間に利用した方は一関保健所に連絡いただき、感染拡大防止に協力いただきますようお願いします。
県内における医療提供体制は、本日(12月28日)現在で、人口10万人当たりの直近1週間の新規患者数が3.5人、確保病床使用率は23%となっており、医療提供体制が直ちにひっ迫する状況ではありません。
しかし、全国で感染が拡大している現状においては、県内での感染拡大のリスクも高まっていると言えます。また、年末年始を迎え、人の移動や人が集まる機会が増え感染リスクが高まります。
改めて、県民の皆さま、来県される皆さまには、以下の対策をお願いします。
〔感染が拡大している地域との往来について〕は、
- 感染ステージを判断する指標のひとつである「直近1週間の新規患者数(対人口10万人)が15人以上」の地域や、不要不急の往来や外出の自粛をお願いしている地域との往来は、慎重に判断するようお願いします。
感染患者数の過去最多を更新している東京都では、「今年の年末年始はステイホーム」「帰省はできるだけ避ける」などをお願いしており、また神奈川県でも「ふるさとへの帰省は慎重に。帰省時期の分散」などをお願いしています。
県民の皆さま、来県される皆さまには、各都道府県がお願いしている対策を確認したうえで、それに従って行動してください。
〔年末年始における感染防止〕としては、
- 年末年始は、一律に帰省や旅行の自粛はお願いしませんが、感染が拡大している地域との往来については、今、申し上げたとおりでありますし、その他の地域や県内においても、人の移動が集中し「密」にならないように、帰省や旅行、初詣の時期を分散するようお願いします。
〔感染対策の徹底〕としては、
- 常時マスク着用、手洗い、咳エチケット、室内の換気、湿度の調整等の基本的な感染対策をお願いします。
- 毎日の体温測定をはじめとする健康状態の確認をお願いします。
- 発熱、咳等の体調不良時には、外出を控えて頂き、医療機関を受診する場合は、「かかりつけ医」「受診・相談センター」に電話相談の上、受診するようお願いします。
- 三密を伴う会合等は回避するようお願いします。
- 高齢者や基礎疾患のある方は、重症化リスクが高くなりますので、ご家族の方などその周囲にいらっしゃる方も含め、一層の注意をお願いします。
- 接待を伴う飲食店の利用者と従事者には、「もしサポ岩手」や「COCOA」等による接触情報、連絡先情報の記録をお願いします。
〔思いやりの気持ちと冷静な行動のお願い〕としては、
- 感染された方々やその家族などに対する差別、偏見、誹謗中傷は決して許されません。相手を思いやる気持ちを持ち、冷静に行動しましょう。
医療関係者をはじめ県民生活に不可欠なサービスの提供に従事している皆さまに、感謝と思いやりの気持ちをもって応援してくださるようお願いします。
県民の皆さま、来県される皆さま、感染防止対策を徹底し、年末年始を穏やかに過ごしましょう。
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