鉱害防止対策の状況
鉱害防止対策の状況(旧松尾鉱山)
新中和処理施設は、岩手県が経済産業省の補助を受け、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構に委託して昭和57年4月から本格的に稼動を開始しています。以来片時も休まず、pH2程度、毎分18m3前後という強酸性で大量の坑廃水は中和処理され、澱物を分離した上澄水だけが赤川に放流されています。
この事業によって北上川は清らかな流れを取り戻し、鮭の遡上する「母なる川」としてよみがえり今日に至っています。
また、坑廃水の中和処理とは別に、鉱滓等の堆積物の崩壊・流出防止、坑内あるいは堆積物への雨水の浸透・流入を防ぎ、坑内水や浸透水を減少させることを目的として、発生源対策工事が行われています。県では、昭和47年から露天掘り跡地の覆土植生工事を始め、鉱滓等堆積場の整形被覆植生工事、山腹水路工事などを平成14年度まで行いました。
発生源対策工事
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