JICA海外協力隊 小玉 果林さん(チリ派遣)
あなたの近況を教えてください。
間もなく2年という任期を迎えますが、活動の成果や今後の課題について教えてください。
高齢者施設では、野菜栽培を習慣化できたことで日中の活動性が向上できました。地域リハビリテーションセンターでは、地域の大きさに比べてリハビリ施設や提供回数が少なくリハビリ利用者やその介護者は自宅にとどまる状況となっています。そのような状況に対してリハビリ利用者やその介護者の趣味作品を販売する機会を作ったことで、経済状況の改善や社会参加機会の拡大を図れました。今後は、高齢者施設においてはお茶に使用するハーブなどの栽培、地域リハビリテーションセンターでは販売支援活動を同僚へ引き継ぎ継続した活動ができることが今後の課題であります。
忘れられないエピソードはありますか。
販売支援活動は、今まで地域リハビリテーションセンターでは実施していないことでした。したがって、プロジェクトを進めるにあたり各調整が大変なことが多かったです。そんな中、同僚から「素晴らしいアイディアだね。果林が日本に帰った後も続けられたらいいな。」と声をかけていただけたことと、実際に継続に向けて同僚が手を挙げてくださったことが嬉しかったです。私生活においては、同僚から「今度はいつ家に来てくれるの?」と定期的に声をかけてくださる方がいることに嬉しく感謝しています。
海外で培った経験を今後どのように活かしていきたいですか。
日本で働いていた時は主に病院で、時々地域に出てリハビリテーションを実施していました。約1年半の海外での活動では地域リハビリテーションに関わる機会も多かったです。日本よりも自宅内外の環境が不整備かつリハビリ用具なども十分でない中で、どのようにリハビリテーションを実施するかという応用力が少しついたのではないかと思います。日本で働いていたころから地域リハビリテーションに興味を持っていたので、帰国後はこの経験を生かして地域に還元していければと思います。
岩手県の皆さんにメッセージをお願いします。
2年間の任期も早いものであと半年で終了となります。年2回のレポートを読んでくださりありがとうございます。このレポートを通して、JICA海外協力隊について、任国のチリについて知ってイメージしていただければ嬉しいです。
ありがとうございました。




このページに関するお問い合わせ
ふるさと振興部 国際室 国際交流担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5765 ファクス番号:019-629-5254
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。