JICA海外協力隊  志田 成美さん(マダガスカル派遣)

ページ番号1080867  更新日 令和7年2月26日

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あなた自身について教えて下さい。

最近の出来事で何かありましたら教えてください。

給食を作る
給食を作る様子

 私の住む村の小学校では、給食が週に1回あります。最近、給食の様子を見に公立の小学校に行ってきました。お母さんたちが何人か集まってご飯を作っていました。マダガスカルは、ご飯と少しのおかずが一般的な食事です。給食も同じで、もりもりのご飯と、少しのおかずでした。私が行った日のおかずは、豆の煮込みでした。手を洗ったら、外でみんなでご飯を頬張っていました。日本での当たり前が決して当たり前ではないというのを改めて感じました。とても良い経験でした

この日の給食
この日の給食(米、豆と葉物の煮込み)
外で給食
外で給食を食べる様子

お住まいの地域の正月について教えてください。

あなたの住んでいる地域ではどのように新年を迎え、正月はどのように過ごされますか。

 「Tratry ny taona(チャチ ニ トナ)」マダガスカル語で「あけましておめでとうございます。」の意味です。日本ではお正月に初詣出に行きますが、キリスト教徒が多いマダガスカルでは、教会に行くようです。私の住む村では、教会に行くときは、みんなオシャレをしていきます。女性はピンク色のドレスを着たり花柄のワンピースを着たりしていきます。男性は、ワイシャツに革靴を履いていく人もいます。お正月も、みんなオシャレをして、教会で歌を歌ったりするようです。
 それから、教会が終わると、村から離れていた家族や親戚等が集まり、ご飯を食べたり、家庭によっては、みんなでダンスを踊ったりして新年を過ごすようです。家族が一斉にお正月に集まる文化は、日本と同じようです。

あなた住んでいる地域の正月行事や料理などはありますか。

 お正月料理は、家庭によりますが、いつもよりも豪華になるようです。日本だと、おせち料理を食べますが、私の住む村では、コンポゼといわれる、日本でいうマカロニサラダのようなものや、鶏肉や豚肉等の肉料理と、主食の米、それから、お菓子やジュースなどを用意し、束の間の遠くから帰省してくる家族との時間を過ごすようです。

 キリスト教徒が半数を占めるマダガスカルでは、クリスマスからお祝いムードが続きます。夜まで音楽をかけてダンスを踊ったり、話をしたり、みんなで新年をお祝いする文化は、世界共通なのかもしれません。

岩手県の皆さんにメッセージがありましたらお願いします。

 世界にはまだまだ知らないことがたくさんあることを日々実感しています。知らないことを知るのは、すごく面白いです。私の投稿が、マダガスカルという国だけではなく、世界の国々のことを知るきっかけに少しでもなれば嬉しいです。

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