豚熱に関する情報

ページ番号1043992  更新日 令和6年11月21日

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野生イノシシへの豚熱経口ワクチンの散布の実施について

国内では平成30年9月以降、野生イノシシでの豚熱感染が拡大しており、岩手県でも令和4年4月20日に捕獲された野生イノシシで初めて感染が確認されて以降、感染の確認が継続しています。

岩手県では、豚熱ウイルスが野生イノシシを介して養豚農場に侵入するリスクを低減させるため、県内市町村、県猟友会及び畜産関係団体と連携のもと、令和4年10月3日に「岩手県豚熱対策協議会」を設立し、野生イノシシへの豚熱経口ワクチンの散布を実施しています。

豚熱経口ワクチンの概要

  • 豚熱経口ワクチンはトウモロコシなどを材料としたビスケット状の餌の中に、豚熱ワクチンを封入したもので、野生イノシシに食べさせることで、豚熱ウイルスに対する免疫を獲得させ、豚熱の感染拡大を防止するものです。
  • 経口ワクチンは、野生イノシシが生息する山林等の地中に埋設します。
  • 散布した経口ワクチンは、概ね5日後に摂食状況を確認します。

令和6年度の散布計画

下記31市町村の山林等約340地点に、約27,200個(20個/地点、4回)を散布予定

中央地域

市町村

盛岡市

宮古市

八幡平市

滝沢市

雫石町

葛巻町

岩手町

紫波町

矢巾町

山田町

岩泉町

田野畑村

散布期間

5/21

10/18

6/2

10/13

5/23

10/15

5/15

10/9

6/4

10/17

5/15

10/16

5/18

10/16

5/11

10/19

5/18

10/19

5/12

10/20

5/8

10/15

5/28

10/8

県南地域

市町村

大船渡市

花巻市

北上市

遠野市

一関市

釜石市

奥州市

西和賀町

金ケ崎町

平泉町

大槌町

散布期間

5/19

9/27

5/21

10/29

5/24

10/12

5/27

10/10

5/25

10/25

5/29

10/15

5/17

10/18

5/26

10/11

5/26

10/23

5/18

10/12

5/25

10/31

県北地域

市町村

久慈市

二戸市

軽米町

野田村

九戸村

洋野町

一戸町

普代村

散布期間

5/11

10/11

5/23

10/7

5/21

10/29

5/17

10/11

5/23

10/7

5/18

10/10

5/24

10/7

5/23

9/30

皆様へのお願い

野生イノシシは警戒心が強いため、豚熱経口ワクチンの摂食に影響を与える恐れのある散布地域への立入りは、慎むよう御協力をお願いします。

参考

  1. 豚熱は、豚熱ウイルスが豚やイノシシに感染することで起こる病気です。
  2. 豚熱ウイルスは、人には感染しません。
  3. 豚熱に感染したイノシシの肉や内臓を食べても、人の健康に影響はありません。
  4. 豚熱経口ワクチンは、国の食品安全委員会で安全と評価された成分からできています。

 

ワクチン散布地点の詳細

全国における経口ワクチン散布地点の情報については、野生イノシシの豚熱検査情報とともに農林水産省ホームページで公開されています。

県内における野生イノシシ検査について

野生イノシシの豚熱検査について

平成30年9月に、岐阜県の養豚農場で豚熱の発生が確認され、発生農場周囲で発見された死亡イノシシでも、豚熱の感染が確認されました。

これを受け、全国の都府県では、死亡及び捕獲した野生イノシシの豚熱感染の有無を検査しています。

県内での野生イノシシの豚熱検査結果について

本県では、野生イノシシの感染状況を把握するため、平成30年9月以降、死亡野生イノシシの豚熱検査を実施するとともに、令和2年11月以降は、捕獲野生イノシシの豚熱検査にも取り組んでいます。

野生イノシシの豚熱検査成績(令和6年11月21日現在、野生いのしし206頭の感染が確認されています。)

野生イノシシの豚熱検査成績(陽性個体確認時または月末更新)
 

令和元年度(累計)

令和2年度(累計) 令和3年度(累計) 令和4年度(累計) 令和5年度(累計)

令和6年度
4月

令和6年度
5月
令和6年度
6月
令和6年度
7月
令和6年度
8月
令和6年度
9月
令和6年度
10月
令和6年度
11月
令和6年度
12月
令和7年度
1月
令和7年度
2月
令和7年度
3月

捕獲イノシシ
陽性

0

0

0

90 40 12 10 16 3

5

2

3

7 - - - -

188

捕獲イノシシ
陰性

0

134

395

317 483 27

46

71 56 48 29 50 31 - - - -

1,687

死亡イノシシ
陽性

0

0

0

6 3 2 0 1 1 3 1 1 0 - - - -

18

死亡イノシシ
陰性

1

2

4

10 6 0 0 0 0 1 0 0 1 - - - -

25

検査頭数合計

1

136

399

423 532 41 56 88 60 57 32 54 39 - - - -

1,918

豚熱感染野生イノシシの詳細

野生イノシシの豚熱感染確認区域

現在、本県では野生イノシシにおいて、豚熱の感染確認区域を設定しております。詳細は下図を御確認願います。

注 本県では、野生イノシシで豚熱・アフリカ豚熱の感染が確認された地点から、半径10キロメートル圏内にかかる岩手県ハンターマップのメッシュ区画に含まれる区域を感染確認区域と設定しております。

豚熱・アフリカ豚熱対策としての野生イノシシの捕獲等に関する防疫措置の手引き

養豚農場での豚熱・アフリカ豚熱の発生を防ぐために必要な防疫措置を以下の手引きに整理しましたので、狩猟者の皆様におかれましては、実施していただきますようお願いします。

豚熱ワクチンの初回接種の終了について(令和3年10月6日)

家畜伝染病予防法に基づく豚熱ワクチンの初回接種が、令和3年10月5日に終了しました。

初回接種の実績

  1. 戸数・頭数 県内の135養豚農場 約40万頭
  2. 接種期間  令和3年7月5日(月曜)から10月5日(火曜)まで

今後の対応

初回接種後に新たに生まれた子豚などへのワクチン接種(令和3年8月から開始)や衛生管理の指導などを継続します。

 

【参考】

  1. 豚熱ワクチンを接種した豚の肉を食べても、人の健康に影響はありません。
  2. 豚熱は、豚熱ウイルスが豚やいのししに感染することで起こる病気です。伝染力が強く、家畜伝染病に指定されています。
  3. 豚熱ウイルスは、人には感染しません。
  4. 豚肉や内臓は、法律に基づき、検査に合格したものだけが流通することになっており、検査で豚熱であると確認された場合、市場に流通することはありません。
  5. 仮に豚熱にかかった豚の肉や内臓を食べても、人の健康に影響はありません。

家畜伝染病予防法に基づく豚熱ワクチンの接種について(令和3年7月1日)

  • 令和3年6月15日に、本県が、豚熱のワクチン接種推奨地域に国から指定されたことを受け、本県が作成したワクチン接種プログラムについて、7月1日に国から内容が妥当との通知がありました。
  • 7月5日から、県内の136養豚農場全てを対象にワクチン接種を開始します。

ワクチン接種の概要

接種対象

県内の全養豚農場

初回接種

  1. 対象頭数:約43万頭(20日以内にと畜予定の豚を除く)
  2. 期間:令和3年7月5日(月曜)から開始し、概ね3か月間での終了を予定
  3. 接種順:県南地域から開始し、順次、県央地域、県北地域へと拡大
  4. 実施者:家畜防疫員(家畜保健衛生所等に勤務する県職員、家畜防疫員として任命する民間獣医師)
  5. 手数料:免除

追加接種(2回目以降の接種)

  1. 初回接種後に新たに生まれた子豚のほか、農場で長期間飼育される繁殖豚に接種
  2. 手数料は、家畜防疫員が接種する場合は1頭あたり310円を徴収

 

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部 畜産課 振興・衛生担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5721 ファクス番号:019-623-0201
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。