平成31年「岩手県の東日本大震災津波からの復興に関する意識調査」結果(速報)

ページ番号1019932  更新日 令和1年5月10日

印刷大きな文字で印刷

「岩手県の東日本大震災津波からの復興に関する意識調査」について

1 目的

復興計画に基づいて県が行う施策、事業の実施状況や進捗に関し、県民がどの程度「重要」だと感じ、どの程度復旧・復興を「実感」しているか等を、毎年継続的に把握することで、復興計画の実行性を高め、長期にわたる復興に向けた取組の着実な推進を図るもの。

2 平成31年調査の実施状況

•調査対象:県内に居住する18歳以上の男女個人5,000人
•調査時期:平成31年1月~2月
•調査方法:郵送法
•回収状況:回収率61.1%(回答者数:3,058人)
 

3 今後の予定

令和元年7月頃にデータ編を公表予定

調査結果(速報)の概要について

00県全域において、調査開始以降初めて、県全体の復旧・復興を「進んでいる・やや進んでいると感じる」割合が、「遅れている・やや遅れていると感じる」割合を上回りました。

県全域において、調査開始以降初めて、県全体の復旧・復興を「進んでいる・やや進んでいると感じる」割合が、「遅れている・やや遅れていると感じる」割合を上回りました。

1 全体的な復旧・復興の実感について

(1)岩手県全体の復旧・復興の実感

県全域

「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:40.7%

「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:30.1%

前回調査と比較すると、「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計は、8.9ポイント増加、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は7.9ポイント減少している。

沿岸部

「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:48.5%

「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:28.0%

前回調査と比較すると、「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計は、8.6ポイント増加、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は8.9ポイント減少している。

(2)お住まいの市町村の復旧・復興の実感

県全域

「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:39.1%

「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:9.5%

前回調査と比較すると、「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計は、5.4ポイント増加し、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は3.1ポイント減少している。

沿岸部

「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:53.4%

「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:24.1%

前回調査と比較すると、「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計は、5.7ポイント増加し、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は6.0ポイント減少している。

 

(3)現在の生活への震災の影響

県全域

「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計:67.8%

「影響を受けている」「やや影響を受けている」の合計:17.3%

前回調査と比較すると、「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計は、3.7ポイント増加、「影響を受けている」「やや影響を受けている」の合計は、2.1ポイント減少している。

沿岸部

「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計:48.1%

「影響を受けている」「やや影響を受けている」の合計:33.8%

前回調査と比較すると、「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計は、3.1ポイント増加、、「影響を受けている」「やや影響を受けている」の合計は、5.3ポイント減少している。

2 施策別の復旧・復興の実感などについて(具体的な取組29項目)

(1)重要度が高い項目

県全域
1 医療機関等の機能回復
2 信頼性の高い道路網の整備
3 学校施設等の復旧・整備
地域別に見ると、沿岸部で「信頼性の高い道路網の整備」の重要度が最も高い。

(2)進捗への実感が低い項目

県全域
29 放射線影響対策
28 災害時の高齢者等支援体制
27 産業集積、新産業創出
地域別に見ると、沿岸南部で「観光客の回復・増加」の進捗への実感が最も低い。

(3)復興促進ニーズ度が高い項目

「復興促進ニーズ度」=「重要度」-「進捗への実感」
(重要度が高く、進捗への実感が低いと、復興を急ぐニーズが高いと解される。)

県全域
1 災害時の高齢者等支援体制
2 雇用の場の確保
3 再就職に向けた取組

地域別に見ると、沿岸部では「災害時の高齢者等支援体制」、内陸部では「雇用の場の確保」の復興促進ニーズ度が高い。

3 復旧・復興に向けた優先施策について

県全域
1 防災都市・地域づくり
2 保健・医療・福祉提供体制の整備
3 生活の安定と住環境の再建等への支援
地域別に見ると、沿岸部、内陸部ともに「防災都市・地域づくり」の復興促進ニーズ度が高い。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

復興防災部 復興推進課 推進担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-6935(内線6935) ファクス番号:019-629-6944
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。