令和4年「岩手県の東日本大震災津波からの復興に関する意識調査」結果(概要)

ページ番号1065089  更新日 令和4年5月23日

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「岩手県の東日本大震災津波からの復興に関する意識調査」について

1 目的

復興推進プランに基づいて県が行う施策、事業の実施状況や進捗に関し、県民がどの程度“重要”だと感じ、どの程度復旧・復興を“実感”しているか等を、毎年継続的に把握することで、計画の実効性を高め、長期にわたる復興に向けた取組の着実な推進を図るもの。

2 令和4年調査の実施状況

•調査対象:県内に居住する18歳以上の男女個人5,000人
•調査時期:令和4年1月~2月
•調査方法:郵送法
•回収状況:回収率63.8%(回答者数:3,191人/5,000人)

調査結果の概要について

県全体、居住の地域とも復旧・復興を「進んでいる、やや進んでいる」と感じる割合の増加傾向が継続している。

県全体、居住の地域とも復旧・復興を「進んでいる、やや進んでいる」と感じる割合の増加傾向が継続しており、県全域の回答者では、初めて60%を超えた。

1 全体的な復旧・復興の実感について

(1)岩手県全体の復旧・復興の実感

県全域

「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:61.1%

「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:13.3%

前回調査と比較すると、「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計は、6.4ポイント増加、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は4.0ポイント減少している。

沿岸部

「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:67.7%

「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:12.4%

前回調査と比較すると、「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計は、4.1ポイント増加、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は3.7ポイント減少している。

(2)お住まいの市町村の復旧・復興の実感

県全域

「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:43.9%

「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:5.1%

前回調査と比較すると、「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計は、0.5ポイント増加、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は1.0ポイント減少している。

沿岸部

「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:63.7%

「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:10.8%

前回調査と比較すると、「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計は、1.2ポイント増加、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は5.0ポイント減少している。

(3)現在の生活への震災の影響

県全域

「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計:68.9%

「影響を受けている」「やや影響を受けている」の合計:14.8%

前回調査と比較すると、「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計は、1.8ポイント減少、「影響を受けている」「やや影響を受けている」の合計は、1.0ポイント増加している。

 

沿岸部

「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計:48.1%

「影響を受けている」「やや影響を受けている」の合計:32.5%

前回調査と比較すると、「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計は、3.6ポイント減少、「影響を受けている」「やや影響を受けている」の合計は、3.8ポイント増加している。

 

2 東日本大震災津波の風化

県全域

「進んでいないと感じる」「やや進んでいないと感じる」の合計:13.9%

「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:51.6%

沿岸部

「進んでいないと感じる」「やや進んでいないと感じる」の合計:13.7%

「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:50.5%

3 施策別の復旧・復興の実感などについて(復興を実現するための具体的な取組19項目)

(1)重要度が高い項目

県全域
1位 災害時の避難経路の整備や迅速な避難が可能な仕組みづくり
2位 災害時にも使える信頼性の高い道路網の整備
3位 被災した事業所の復興や新たな事業所の進出による雇用の場の確保
地域別に見ても、全ての地域で「災害時の避難経路の整備や迅速な避難が可能な仕組みづくり」の重要度が最も高い。

(2)進捗への実感が低い項目

県全域
19位 観光客の回復・増加
18位 東京電力原発事故による県内の放射線影響対策
17位 ものづくり産業(製造業)の集積、新産業の創出
地域別に見ても、全ての地域で「観光客の回復・増加」の進捗への実感が最も低い。

(3)復興促進ニーズ度が高い項目

「復興促進ニーズ度」=「重要度」-「進捗への実感」
(重要度が高く、進捗への実感が低いと、復興を急ぐニーズが高いと解される。)

県全域
1位 観光客の回復・増加
2位 被災した事業所の復興や新たな事業所の進出による雇用の場の確保
3位 災害時における高齢者や障がい者の支援体制

地域別に見ても、全ての地域で「観光客の増加・回復」の復興促進ニーズ度が高い。

4 復旧推進プランの施策の優先度などについて(復興推進プランの24の施策)

(1) 復旧・復興に向けた優先施策について

県全域
1位 防災都市・地域づくり
2位 保健・医療・福祉提供体制の整備
3位 雇用確保・就業支援
地域別に見ても、全ての地域で「防災都市・地域づくり」の優先度が高い。

(2) 新型コロナウイルス感染症の復興への影響について

県全域
1位 全県的な誘客促進
2位 保健・医療・福祉提供体制の整備
3位 雇用確保・就業支援

地域別に見ても、全ての地域で「全県的な誘客促進」への影響が大きいという結果となった。

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このページに関するお問い合わせ

復興防災部 復興推進課 推進担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
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