<令和6年8月4日>主要地方道花巻大曲線小倉山の2工区が開通しました!!
県が西和賀町沢内字川舟地内で整備を進めてきた、主要地方道花巻大曲線小倉山の2工区について、全区間延長約2.4kmのうち、未供用であった川舟トンネル(L=1,034m)を含む約1.5km区間が令和6年8月4日15時に開通しましたので、お知らせします。
開通式
開通式に先立ち、オープニングセレモニーとして、地元沢内さんさ踊り保存会の皆様から「沢内さんさ踊り」を披露していただき、会場を盛り上げていただきました。
オープニングセレモニー終了後、午前11時から川舟トンネル西側坑口付近に特設した式典会場にて、西和賀町長、花巻市長、県議会議員、地元小学校の児童、中学校の生徒等約50名の方々に参加いただき、開通式を開催しました。
開通式では、主催者である県南広域振興局長からの挨拶、内記和彦西和賀町長、上田東一花巻市長、関根敏伸県議会議員の3名から祝辞を頂きました。来賓紹介、トンネル名板揮毫者紹介を行った後、全員でトンネル坑口付近へ移動し、テープカット及びくす玉開披のセレモニーを盛大に行い、開通を祝いました。
その後、通り初めとして、参加者全員に川舟トンネルを通行していただき、開通式を締めくくりました。
同日15時、川舟トンネルを含む未供用区間約1.5kmが開通し、一般車両が整備された新たな道路を通行していきました。
当該区間の開通により、移動時間が約3分短縮となることや、西和賀町と花巻市を結ぶ道路ネットワークが強化されることにより、道路利用者の安全・安心が向上するとともに、物流の効率化や産業振興等が期待されます。
主要地方道花巻大曲線小倉山の2工区の事業概要
主要地方道花巻大曲線は、花巻市と西和賀町を結び、物流や産業振興をはじめ、防災や地域間交流を支える重要な路線です。
しかしながら、市町境に位置する中山峠は幅員狭小・急勾配・急カーブの連続で、安全で円滑な通行の妨げとなっており、花巻市と西和賀町の生活圏相互の交流の支障となっていました。
そこで、県は昭和61年度から道路改良事業に着手し、厳しい気象・地形条件のもと事業の進捗に努めてきました。
平成14年度に、花巻市側の「中山工区」及び「小倉山工区」、西和賀町側の「川舟工区」が供用開始となり、時を同じくして「小倉山の2工区」が事業着手となりました。
「小倉山の2工区」は、平成19年度に「やすがさわトンネル」、「新安ヶ沢橋」、及び「コサバラ橋」を含む900m区間が供用開始となりました。その後、令和元年度に「馬前沢橋」、令和6年度に「川舟トンネル」が完成し、同年8月4日、全区間が供用開始となりました。
(1) 延長 L=2,380m
(2) 幅員 W=5.5(7.0)m
(3) 事業期間 平成14年度~令和6年度
(4) 主要構造物 川舟トンネルL=1,034m、馬前沢橋L=41m、コサバラ橋L=39m、
やすがさわトンネルL=292m、新安ヶ沢橋L=26m
関連情報
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