2020年度「企業対抗チャレンジマッチ」の実績をまとめました
岩手県では、働き盛り世代の健康度アップを目指し、平成30年度から「企業対抗チャレンジマッチ」を開始しています。
2020年度も、御参加いただいた企業と従業員の皆様の取組成果をまとめました。
ぜひ、ご覧ください。
企業対抗チャレンジマッチとは?
専用の歩数量計を使い、約半年間、歩行数アップにチャレンジしていただく事業です。チャレンジの前後に、内臓脂肪面積を測定し、チャレンジの成果を「見える化」します。
本事業の受託事業者
本事業の受託事業者は花王株式会社です。
使用する歩数量計の「ホコタッチ」は、歩行数、消費エネルギー、歩行速度及び歩行年齢、装着時間等を測定することができ、各企業に設置したホコタッチステーションを介し、いつでもデータの読み取りと集積ができる機能を持っています。この仕組みにより、参加企業間での順位や参加従業員個々人の順位がわかる仕組になっています。
また、内臓脂肪面積は、花王株式会社が開発した測定機器を使用しています。
2020年度の参加企業数及び参加従業員数
2020年度は、16企業、625名の従業員の皆様に御参加いただきました。
結果の概要
健康的な歩き方が身に付き内臓脂肪面積の変化が見られました
2020年度は新型コロナウイルス感染症の感染予防に配慮して、各事業所を訪問しての測定会は行わず体組成計等から内臓脂肪面積を推定しました。平均内臓脂肪面積が最も減少した企業は、男性が-16.7センチ平方メートル、女性が-5.0センチ平方メートルとなっています。
事業開始時点で100平方センチメートルを超えた人は男性を中心に205人(全体の35%)いましたが、そのうち40%で内臓脂肪の減少が確認されました。
平均歩行数は、事業開始時7800歩から徐々に増え、10月には9300歩を記録。岩手県が目標とする歩行数を大きく上回りました。その後県内でも新型コロナウイルス感染症が増加したことに伴って減少しましたが、終了時も開始以上の歩行数を維持していました。歩行数だけでなく歩行速度もアップし健康的な歩き方が身についた方が多くなりました。
企業対抗チャレンジマッチ事業により歩数が増加した参加者は、健康リスク数の改善に加え、仕事へのモチベーションや同僚・上司との一体感、更に幸福感が高まる傾向が示唆されました。
生活習慣の改善
内臓脂肪を測定する際(開始時と終了時)、生活習慣に関するアンケートも実施しました。次の項目で、特に有意な改善が見られています(2回とも参加した方で集計)。
性別 | 質問内容 |
---|---|
男性 |
ラーメン、パスタなどの麺類は週4回未満 間食としての洋菓子・菓子パンは週3回未満 食物繊維を積極的に選ぶ |
女性 |
きのこ類をよく食べる スナック菓子はあまり食べない 自分は人よりキレイ好きだと思う |
歩行の状況
チャレンジマッチ参加者が5か月間で歩いた総距離は27万5千キロメートル。地球を6.8周したのと同じ距離です。
区分 |
参加者の平均 |
最大(良い状態) |
最小(悪い状態) |
---|---|---|---|
平均歩行速度 |
2.89キロメートル/時 |
3.83キロメートル/時 |
2キロメートル/時 |
平均歩行数 |
5,920歩/日 |
8,811歩/日 |
3,217歩/日 |
平均消費エネルギー |
1,785キロカロリー |
2,273キロカロリー |
1,318キロカロリー |
平均歩行生活年齢 歩行速度と歩数から 推定した生活年齢 |
73.5歳 |
54.0歳 |
87.6歳 |
このページに関するお問い合わせ
保健福祉部 健康国保課 健康予防担当
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