造林・間伐
造林・間伐など森林の整備はなぜ必要か
森林は木材の生産だけでなく、水源のかん養、二酸化炭素の固定、土壌の流出防止など、豊かな保全環境を保全し、私たちの暮らしに多くの恩恵を与えてくれます。
しかし、スギなどの針葉樹の人工林を伐採した跡などは、幼木がなかなか生えてこないため、森の土壌が流され地面が露出してしまい、土地の地力を落とすだけでなく、下流に土砂が流れて災害のもとになる危険性があります。
また、スギなどの人工林を間伐をしないで放っておくと、病害虫や風雪害の被害を受けやすくなります。さらに林床下まで日光が届かず下草が生えないため、地表面の肥えた土がすっかり流されてしまい、土地の地力を落とすだけでなく、下流に土砂が流れて災害のもとになる危険性があります。
このような森林を育成し、健全な状態に保つような作業はとても大切なことであるため、森林整備に対する補助制度が設けられています。
主な補助対象
植栽
伐採跡地などに苗木の植え付けを行なう作業です。植え付けを行なう前には、伐採をした後の枝葉や笹等の整理(地拵え)が必要です。
補助の対象
- 面積が1施行地あたり0.10ヘクタール以上必要です。
(ただし、条件によって変わります。) - 1ヘクタールあたりの植栽本数は、植栽する樹種により異なります。
下刈り
苗木を植えつけた後数年間は、周りの雑草木の生長が盛んで、植えつけた木(植栽木)への日当たりが悪くなり成長が阻害されます。このような障害から植栽木を守るために、雑草木を刈り取る作業です。
補助の対象
- 植栽後、5年以内の人工林における雑草木の除去
- 面積が1施行地あたり0.10ヘクタール以上必要です。
(ただし、条件によって変わります。)
除伐・間伐
下刈り期間(概ね5年)を終了した後でも、数年すると植栽木以外の木が大きくなって、植栽木の生育を阻害するようになります。このような木や生長が悪い植栽木を切る作業を除伐といいます。
また、植栽木が更に成長してゆくと、植栽木同士の競争が激しくなります。このため、抜き切りにより本数を調整する作業を間伐といいます。
補助の対象
- 除伐:原則として25年生以下の人工林における抜き切り作業
- 間伐:伐採木の搬出を伴う間伐で5ヘクタール以上まとまって行う作業
その他
枝打ち、更新伐等
補助事業に対する問い合わせ先
- 盛岡広域森林組合(本所)
岩手県盛岡市渋民字泉田360
電話:019-601-6858 - 盛岡広域森林組合(東部事業所)
岩手県盛岡市紺屋町2-9
電話:019-624-0259 - 盛岡広域森林組合(西部事業所)
岩手県岩手郡雫石町寺の下49-1
電話:019-692-2981 - 盛岡広域森林組合(南部事業所)
岩手県紫波郡紫波町東長岡字天王52-2
電話:019-672-2538 - 盛岡広域森林組合(北部事業所)
岩手県岩手郡岩手町大字五日市9-54-4
電話:0195-62-2180 - 葛巻町森林組合
岩手県岩手郡葛巻町葛巻14-37
電話:0195-66-2533 - 浄安森林組合(本所)
岩手県二戸市浄法寺町下前田37-4
電話:0195-38-2721 - 浄安森林組合 安代支所
岩手県八幡平市叺田70番地
電話:0195-72-3231 - 盛岡広域振興局林務部
岩手県盛岡市内丸11-1
電話:019-629-6613
このページに関するお問い合わせ
盛岡広域振興局林務部 林業振興課 森林整備チーム
〒020-0023 岩手県盛岡市内丸11-1
電話番号:019-629-6612 ファクス番号:019-629-6624
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