知事からのメッセージ 令和7年2月

ページ番号1081006  更新日 令和7年2月18日

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令和7年2月5日(水曜日)

 令和7年2月5日、「第76回結核予防全国大会」を開催しました。  

 結核予防会総裁である秋篠宮皇嗣妃殿下の御臨席を仰ぎ、第76回結核予防全国大会を開催できますことを誠に光栄に存じます。

 全世界で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症も一昨年に5類感染症に移行し、以後、今回が初めての地方開催となっております。御来賓の皆様、そして全国各地から御参加いただいた皆様を心から歓迎申し上げます。本大会の開催に当たりましては、公益財団法人結核予防会をはじめ、多くの関係者の皆様方に、御支援、御協力を賜りましたことを、厚く御礼申し上げます。

 また、本日、栄えある秩父宮妃記念結核予防功労賞を受賞される皆様には、心から敬意を表し、お祝い申し上げます。

 結核は、かつては「国民病」と呼ばれ、不治の病と恐れられていましたが、予防対策や治療薬の進歩、公衆衛生の向上などにより、現在では適切な治療を行うことで完治できる病気となりました。関係の皆様の御尽力により、現在では我が国は「低まん延国」となっていますが、結核を取り巻く状況は、結核患者の高齢化等、現代社会の課題とも密接に関わった複雑なものとなっており、医療や行政の連携はますます重要度を増しています。

 本県においても、令和5年の人口10万人当たりの結核罹患率は3.6となっており、全国で最も低くなっています。一方で、本県は、医師の不足や地域偏在等により、限られた医療資源を効率的に活用することが不可欠となっています。このような医療提供体制にあっても、全国に誇るべき結核予防の成果を上げていることは、関係する皆様の努力のたまものです。複雑化する課題に対して、これからも県を挙げて予防事業を着実に推進し、取組を継続してまいります。

 本大会を契機に、全国の関係者の交流が深まり、ここ岩手から、全国的な結核予防対策をより一層推進することができれば幸いです。

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第76回結核予防全国大会

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