令和8年7月10日知事会見記録
開催日時
令和8年7月10日10時30分から10時50分まで
会見記録
広聴広報課
ただいまから記者会見を行います。最初に、知事から発表が1件あります。それでは、知事お願いします。
知事
県産養殖サーモンでありますが、令和7年度水揚げ実績が約3,300トン、令和8年度に約4,000トンが計画されるなど、本県は全国有数の産地となっています。全国に多数の地域ブランドがある中、県外での知名度向上に向け、昨年度(令和7年度)は県産養殖サーモンの県統一のキャッチフレーズ、「多彩な魚種と自慢の味 彩食(さいしょく)兼備の二刀流 いわてのサーモン」を決定しました。
今回、ロゴマークを作成しましたので、発表いたします。こちらが新しいロゴマーク、「彩食兼備の二刀流 いわてのサーモン」ということであります。ロゴマークのデザインは、中央にサーモンのイラストで、いわての「い」を表現し、久慈の琥珀サーモンや釜石のはまゆりサクラマス、琥珀とか桜の花びらとかですね、各生産地のサーモンをアイコンで配置して、本県の特徴である、複数の生産地で多彩な魚種が生産されていることを表現しています。外側の円は、アイコンの産地の色と合わせて、六つの産地が輪になって、一体的に本県の養殖サーモンのブランド化に取り組んでいくことを表現しています。
今後、生産者や関係市町と連携し、7月17日から23日まで1週間、東京駅構内グランスタの鮮魚専門店、sakana bacca(サカナバッカ)で開催する販売イベントなどで、このロゴマークを用いたPRを行い、広く県産養殖サーモンの魅力発信に取り組んでいきます。
広聴広報課
以上で知事からの発表を終わります。
幹事社
発表事項について、質問のある社があればお願いします。
記者
今回のデザイン発表されましたけれども、県外にこのデザインでPRされるに当たって、県として六つの産地があるわけですけれども、県産サーモンのブランド化をどのように進めていきたいのかというところをまずお聞かせください。
知事
ワカメでも、三陸わかめという岩手統一のブランドの下に、大船渡わかめとか、更に綾里わかめとか、田老とか普代とか、それぞれの産地ごとのブランドというのもあるのですけれども、サーモンもそうでありまして、産地ごとに特色あるブランドがあるのですけれども、それはそれで宣伝してもらうと同時に、「いわてのサーモン」という統一的なブランドがあることで、相乗効果でより知名度を高めていくという、そういう作戦です。
記者
ありがとうございます。先ほど冒頭にもありましたけれども、海面養殖サーモンの水揚げ量が2025(令和7)年(度)は過去最多と、今年(令和8年度)も更に上回るのではないかという見通しになっておりますけれども、今後の生産者への支援であったり、市場への売り込みについて、当初予算にも盛り込まれていらっしゃるとは思いますけれども、どのように進めていきたいのかお聞かせください。
知事
おかげさまで、サーモンも今年度(令和8年度)は約4,000トンの生産計画で、去年(令和7年度)並みの価格で売れれば総額40億円くらいの収入になると、これは震災前に、平均して定置網の(サケ)漁獲量が2万5,000トンぐらいあったわけですけれども、漁獲金額は82億円だったのです。ですから、量としてはまだまだ昔には戻らないのですけれども、漁獲金額、生産金額からすると、半分ぐらいまで戻るというところがありまして、生産している皆さんも、その地域もかなり期待して、そして、力を入れているところでありますので、県としても消費者の皆さんに届けていくという、そういう販路の確保、拡大というところから、生産の段階での、様々な場所とか、装置とか、そういったことに関する支援など、全体的に寄り添って支援していきたいと思います。
記者
このサーモンのロゴマークについてですけれども、具体的にどのように展開していくか教えてほしいのと、今後の展開のその1週間、イベントとして行うようですけれども、その後の展開があれば教えてください。
知事
あちこちに貼る、あちこちに出すということで、そのお披露目、最初のスタートが東京駅、sakana baccaでの販売イベントということになりますけれども、いろんなところで、そういう販売イベントがありますので、そこでどんどん使っていくという予定です。
記者
具体的に商品に貼るとか、店頭に掲げるとか、そういう形になるのですか。
知事
資料にはそういうことは書いていないのですけれども、でもそういうところに貼ると目立ちますし、消費者の手元にも行くからいいですよね。ちょっと考えたいと思います。
幹事社
発表事項以外について、質問のある社はお願いします。
記者
私から大きく2点伺います。まず、次期冬季五輪について伺います。国際オリンピック委員会が、2030年の冬季五輪でノルディックスキーの複合の除外を決めました。第1回から行われてきたという伝統ある競技だと思いますし、あと本県からもメダリストを輩出してきたという競技でもあります。まずは、今回の決定に対する知事の御所感をお願いいたします。
知事
冬のオリンピックの性格が、変わってしまうようなことになるのではないかと心配しておりまして、ノルディック複合というのは、やはりオリンピック種目として続けるべきものだと思っております。
夏の近代五種というのが、キング・オブ・スポーツと呼ばれているのですけれども、ノルディック複合はキング・オブ・スキーと呼ばれていて、やはりオリンピックというのは、一方では一つの種目を極めていくということがあるのですけれども、複合ですよね、複数の種目を一人の人がやるというところ、こっちもオリンピックというものが始まった頃からのオリンピックの原点で、これがどんどん細っていくというのは、しかも冬のオリンピックでは、スキーノルディック複合というのは、始まった頃からの目玉競技でありますので、オリンピック種目から外さないでほしいと思います。来年(令和9年)の初め、年明けに「いわて八幡平雪ゆめ国スポ」でノルディック複合をやりますので、そこでノルディック複合という競技の良さをどんどん発信して、冬のオリンピック、ノルディック複合復活に向けて頑張っていきたいと思います。
記者
今回の除外によって、競技団体等から今後の選手の獲得であったり、育成の面に影響が出るのではないかと、そういった懸念もあります。次世代のアスリート育成という部分では、スーパーキッズ等、取組もあると思いますけれども、アスリート育成だったり、あと競技人口の増加に対して、県として今後どういうふうに取り組んでいきたいとお考えでしょうか。
知事
国民スポーツ大会の競技としてありますし、あとスキーという世界の中で、ジャンプとクロスカントリーを組み合わせた競技というものの意義はありますので、それをやりたい人、それが得意な人の養成ということは今後も大事だと思っております。
記者
ありがとうございます。そういう意味では、スーパーキッズの、例えば選手の育成等も継続していくという理解でよろしいでしょうか。
知事
個別具体的な競技の育成方針は、まずはそれに直接関わる人たちが年度ごとに、そして、それをやろうとする人たちとの兼ね合いの中で決めていきますので、競技の具体的な選手養成、具体的な競技力強化については、そこはしかるべく担当の委員会とか、そういうところで検討していきます。
記者
ありがとうございます。話題が変わりまして、来週開催される全国知事会議について伺います。知事は、人口減少下における賢い縮小戦略のセッションに御参加されるということですけれども、今回の会議を通じて、どのように県として提案であったり発信をしていきたいとお考えでしょうか。
知事
賢い縮小、スモール(スマート)シュリンクという政策論が話題となっていて、全国的にはやっているというところがありますが、岩手県においては、既に医療や教育の分野でそういう政策が取り入れられ、そして、かえって利便性が上がっているという事例がありますので、そういうのを紹介していきたいと思います。そして、ひいては縮小とかシュリンクとか言うのですけれども、人口密度が多過ぎるというのがそもそもいかがなものかと、過疎と言われているような地方は、実は適度なまばらさ、適疎(てきそ)であるという話も併せて行って、縮小という現状ですね、現状は人口が少なく、また、減っているということを恐れず、住みやすさ、国土交通省の資料で岩手県が1位になっている経済的豊かさの資料がありますけれども、ああいう良さもあるのだということも併せて発信していきたいと思います。
記者
ありがとうございます。最後に、今回の会議の方では、政令指定都市を道府県から独立させる、特別市の制度の是非についても、知事会のプロジェクトチームから報告があると伺っております。特別市制度の是非について、知事のお考えを伺えればと思います。
知事
プロジェクトチームのメンバーの知事さん方で、非常に詰めた議論が行われていますので、その議論を尊重したいと思っております。ただ、個人的な考えなのですけれども、アメリカのようなところは、州の中の、ある何にもなかったようなところに人が集まってきて、そして、市の名乗りを上げ、市の資格を得て、そして、市として発展していって、やがては大都市になっていくという、州の歴史と別に、市の歴史があるような大都市というのがアメリカにはあって、中国もそんな感じじゃないですかね。中国も国直轄の省の下にない都市というのがあるのですけれども、ただ、日本の場合は、古事記、日本書記が書かれていたような時代から、今の県に相当するエリアというものがあって、そこの国府が県庁所在地に近いような存在として、そのエリア、今で言う県を治める拠点として県庁所在地が置かれて、それが都市として発展してきた、その都市の歴史イコール県の歴史みたいな歴史が日本の場合はありますので、だからアメリカとか中国でやっているような制度は、そのまま日本にということではなくて、日本の歴史を踏まえたような制度が望ましいのではないかと個人的には思います。
記者
先日、改正食糧法が可決成立となりました。需要に応じた生産が明記されているかと思うのですけれども、岩手県の今後の米政策との在り方ですとか、あとは法改正への評価についてお伺いさせてください。
知事
「需要に応じた」という言葉の意味ですけれども、その需要は、まず国内向けの米消費を拡大するような運動ですとか、米をそのまま食べることを増やすような運動、お米を麺にしたり、生春巻きの皮にしたりとか、いろんな使い方、お菓子に加工するとか、そういうことプラス、あとは輸出ということで、「拡大していく需要に合わせた米の生産」というふうに解釈したいところですよね。そこがはっきりそうは書いていないから、日本国内の需要が下がれば米の生産も減らせということかという、減反復活かという声が上がっていて、それが生産現場の不安の元にもなっているのですが、やはり政府の方でそういう不安が起きないように、米の需要が拡大されていくビジョンをしっかり見えるようにし、あとは実際に、実質的に米の消費が増えていくような施策を、どんどん講じていくということが求められているのだと思います。県としては、「岩手農業生産強化ビジョン」というのを出して、生産が強化されていくビジョンを出しているところですので、そういう生産が強化されていくことにつながるような手法を、国にも求めたいと思います。
記者
岩手県出身でスタンフォード大学の佐々木麟太郎選手が、アメリカのドラフトで指名が有力視されています。日本のプロ野球に行くのか、いきなりメジャーリーグを目指すのかということで注目されていますが、知事は佐々木選手の進路について、何か期待することはありますでしょうか。
知事
これは、スタンフォード大学に入ったという時点で、もう想像を超えたことになっていますので、その後の進路というものを想像することはとても難しいなと思います。麟太郎さんがこうと決めて選ぶ道というのが、それが結果として素晴らしい道なのだと思いますので、スタンフォードに入学したときと同じように、自由に伸び伸び考えて決めていけば、悪いようにはならないのだと思いますし、そういう将来を期待したいと思います。
広聴広報課
以上をもちまして記者会見を終わります。
次回記者会見
次の定例記者会見は7月23日(木曜日)の予定です。
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