【岩手県災害派遣福祉チーム(岩手県DWAT)活動報告】令和4年度岩手県総合防災訓練に参加しました!
令和4年10月29日(土曜)に令和4年度岩手県総合防災訓練が実施され、陸前高田市コミュニティホールで行われた保健医療サービス提供訓練に、「岩手県災害派遣福祉チーム(岩手県DWAT)」も参画しました。
訓練の概要
日時
令和4年10月29日(土曜)7時30分~12時(全体訓練は8時30分~)
場所
- 県庁ほか
- 大船渡市:越喜来小学校ほか
- 陸前高田市:陸前高田市コミュニティホールほか
- 住田町:世田米小学校ほか
- 大船渡市、陸前高田市、住田町各訓練会場周辺地域
岩手県災害派遣福祉チームは、陸前高田市コミュニティホールにおける訓練に参加しました。
目的
- 全体訓練・・・「自助」、「共助」、「公助」の災害対応の総合力強化
- 岩手県災害派遣福祉チーム訓練・・・災害時要配慮者支援の実践及び他(多)機関連携の強化
災害想定
コロナ・風水害・地震・津波
主な訓練内容
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大船渡市:土砂災害対応、捜索・救助、応急避難所
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陸前高田市:避難所開設・運営、保健医療サービス提供、防災展示・学習
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住田町:社会福祉施設避難
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その他:広域避難・搬送
岩手県災害派遣福祉チームは、保健医療サービス提供訓練に参画しました。
訓練の内容
スクリーニング、相談対応
○避難者お一人おひとりからお話を伺いスクリーニングを実施
- スクリーニング結果を受けて、避難所運営管理者と調整し、キッズスペースを開設しました。
- 避難者の気持ちに寄り添った対応を心がけました。
○相談コーナーに来られた避難者への相談対応
- 筆談を希望する避難者の方に対して相談対応を行いました。
○医療チームから引き継いだ避難者の方に対する個別支援
- 医療チームから岩手県災害派遣福祉チームに引き継がれた、軽度の認知症がある高齢者、発達、知的障害がある息子とその母親への個別支援を実施しました。
- それぞれの事例において、丁寧に聞き取りを行いました。
- 岩手県災害派遣福祉チーム内で聞取り結果を共有し、その後の対応方法について検討を行いました。
他機関チームとの連携
○DPAT(災害派遣精神医療チーム)とともにスクリーニング
- 岩手県災害派遣福祉チームからの働きかけにより、DPATと合同でスクリーニングを実施しました。
○他機関チームとスクリーニング結果を共有
- 岩手県災害派遣福祉チームが中心となり、他機関チームとスクリーニング結果を共有し、その後の対応について打合せを行いました。
(参加機関)DPAT、ICAT(いわて感染制御支援チーム)、医師会、看護協会、歯科医師会、日赤医療チーム、等
総括
- 今回の訓練では、岩手県災害派遣福祉チーム員8名と中部・両磐・胆江圏域の災害福祉支援コーディネーター1名が参加し、避難者に対して丁寧な支援を行ったほか、積極的な働きかけにより、他機関チームとの連携体制の構築を図ることができました。
- 翌年度以降も岩手県総合防災訓練に参画するほか、岩手県災害派遣福祉チームが平時に行っている各種研修会や災害福祉支援コーディネーターによる活動等を通じて、引き続き大規模災害時における要配慮者の福祉・介護等の支援体制の強化に取組んでいきます。
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