食中毒の予防
食中毒にご注意を!
下記のページで食中毒の予防について紹介しています。
乳児ボツリヌス症にご注意ください
乳児ボツリヌス症は、経口的に摂取された芽胞が乳児(生後1歳未満)の腸管内で発芽・増殖し、産生された毒素が吸収されて起こります。
1歳未満の乳児には、はちみつ等の芽胞で汚染されるおそれのある食品を与えないでください。
はちみつ自体はリスクの高い食品ではありません。
生後1歳以上の方がはちみつを摂取しても、乳児ボツリヌス症の発症はありません。
アニサキス による食中毒にご注意ください
サンマの旬の時期になると、アニサキス食中毒の患者が増加する傾向にあります。
アニサキス食中毒は、アニサキスが寄生している魚介類を生又は加熱が不十分な状態で食べることで起こります。
下記のページで食中毒の予防について紹介しています。魚介類を調理する際は十分に注意しましょう。
フグ による食中毒にご注意ください
フグ毒(テトロドトキシン)は、非常に毒性が強く、人が摂取すると死亡することがあります。
一般の方がフグを調理・喫食することは極めて危険ですので、絶対にやめましょう。
ノロウイルス による食中毒にご注意ください
ノロウイルス等による食中毒は、例年12月中旬頃をピークに発生します。また、ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、感染した人の便や吐ぶつからの二次感染や飛沫感染も予防する必要があります。
- 調理を行う場合は、十分に手を洗い、必要に応じて調理用手袋を着用すること。
- 体調が悪い場合は、調理を行わないようにすること。
- まな板、包丁等の器具は、使用後、洗剤を使って流水で良く洗い、煮沸するか漂白剤等で消毒すること。
- 加熱調理を行う場合は、十分に加熱すること。
以上を守ることが重要です。
カンピロバクター による食中毒にご注意ください
近年、カンピロバクター食中毒は、わが国で発生している細菌性食中毒の中で最も多く発生しています。
生の状態や加熱不足の鶏肉、調理中の取扱い不備による二時汚染等により食中毒が発生しています。
カンピロバクター食中毒を予防するために、
- 食肉を十分に加熱調理(中心部を75℃以上で1分間以上加熱)
- 食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行う
- 食肉を取り扱った後は十分に手を洗ってから他の食品を取り扱う
- 食肉に触れた調理器具等は使用後洗浄・殺菌を行う
以上を守ることが重要です。
腸管出血性大腸菌 による食中毒にご注意ください
腸管出血性大腸菌による食中毒は、お肉の生食や加熱不足によるもののほか、野菜を原因とする食中毒が発生しています。
腸管出血性大腸菌による食中毒を予防するために、
- 食肉を十分に加熱調理(中心部を75℃以上で1分間以上加熱)
- 食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行う
- 食肉を取り扱った後は十分に手を洗ってから他の食品を取り扱う
- 食肉に触れた調理器具等は使用後洗浄・殺菌を行う
- 野菜は新鮮なものを購入し、冷蔵庫で保管
- 野菜はしっかり洗浄する(食品用の洗浄剤や次亜塩素酸ナトリウムなどの殺菌剤を使用すると殺菌効果は高まる)
以上を守ることが重要です。
貝毒 による食中毒にご注意ください
毒を持った二枚貝等を食べると食中毒を起こします。
細菌と違い、普通に煮たり焼いたりしても毒はほとんどなくなりません。
下記のページで食中毒予防等について紹介しています。貝類を調理する際は十分に注意しましょう。
有毒植物 による食中毒にご注意ください
例年、有毒植物による食中毒が多く発生しています。
イヌサフランやトリカブト等の有毒植物を誤食したことにより死亡事例も報告されております。
食用と確実に判断できない植物については、絶対に「採らない」、「食べない」、「売らない」、「人にあげない」ようにしましょう。
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