令和6年10月 警察学校のトピックス

ページ番号3000724  更新日 令和6年11月19日

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佐々木助教・快挙達成、被災地研修(初任科長期課程学生)

佐々木助教、快挙達成

 ライフル射撃競技で活躍中当校のオリンピアンこと佐々木千鶴助教が快挙を達成しました。
 9月30日、台湾で開催された「ISSFグランプリ台北」に出場し、10メートルエアピストルの部で個人3位、チームジャパン選手3名からなる女子団体戦では2位の結果を残しました。
 国際大会におけるメダル獲得は、岩手県警察史上初の快挙です。佐々木助教は「みなさまの応援を頂きメダルと獲得することができました。4年後の目標達成へ向け、しっかり闘い続けます。」と意気込みを語りました。
 その後、11月初めに出場した全日本スポーツ射撃競技選手権大会では、10メートルエアピストル競技で8位入賞、25メートルピストル競技では5位入賞を果たし、ますます勢いに乗る佐々木助教。4年後のロスオリンピック出場へ向けて闘い続ける佐々木助教を、当校は全力で応援します。

写真:オリンピアン1
10メートルエアピストル決勝戦
写真:オリンピアン2
ランク4 「SASAKI Chizuru」

写真:オリンピアン3
25メートルスポーツピストル競技本戦
写真:オリンピアン4
右手が銀メダル、左手が銅メダルです

被災地研修

 10月30日、初任科長期課程学生は、大槌町及び陸前高田市において、東日本大震災被災地研修を実施しました。
 大槌高校では、震災当時同校の教諭であった同校副校長(前警察学校教務副校長)に、震災発生時の状況や教訓をお話していただきました。副校長は震災時の津波襲来状況等を説明し、「ふだんから消防、行政等の関係機関や住民の方々と良好な関係を築いておくことが重要であり、『警察の方が言うならそうしよう』と言ってもらえるような関係になってほしい。警察官としての使命感を持ちながら勤務に当たってほしいが、自らの命は必ず守ってほしい。警察官が命を失ってしまっては、その後もっとたくさんの人を救うことができなくなる。」と教養をされました。
 陸前高田市では、同市出身で被災経験者である学生2名が体験談を話したのち、避難誘導・補助訓練を実施しました。当時小学生であった学生は、「限られた時間の中で、同期生に多くのことを伝えたいと思っていた。最も伝えたいと思っていた日頃の備えの重要性を伝えることができ、大変良い経験となった。」と話しました。当時未就学児であった学生は「警察官は避難を呼びかけなければならない立場ではあるが、自分の命を守ることを第一にしてほしい。避難を呼びかけながら自分の命を守る行動をしてほしい。」と話しました。また、学生を災害時要援助者と見立てての避難誘導・補助訓練では、どの班も安全に避難誘導・補助することができましたが、実施した学生からは「訓練でさえも難しい。」との感想が聞かれました。
 実際に被災地に足を運び、海や街並みを見ながら様々な体験談を聞いた学生らからは、「様々な体験談を聞き、津波の恐ろしさをより強く感じた。」「涙が出そうになった。つらい思いをしたのに、研修のために話してくれたことに感謝の気持ちでいっぱい。」「警察官が現場で命を落としてはその後救えるはずの命が救えなくなる。」などの感想が聞かれました。震災発生時警察官としてどのような行動を取らなければならないか、またそのために平素からやるべきことは何なのか、学生たちが真剣に考えるきっかけとなった被災地研修でした。

写真:被災地研修5
大槌高校での教養
写真:被災地研修6
陸前高田市で黙祷

写真:被災地研修7
体験談を話す学生
写真:被災地研修8
体験談を話す学生

写真:被災地研修9
学生を災害時要救助者と想定しての訓練
写真:被災地研修10
学生を災害時要救助者と想定しての訓練

写真:被災地研修11
学生を災害時要救助者と想定しての訓練
写真:被災地研修12
学生を災害時要救助者と想定しての訓練

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