令和6年4月 警察学校のトピックス
初任科第99期・一般職員初任科第37期入校式、10キロメートル持久走、一般職員初任科第37期卒業式
初任科第99期・一般職員初任科第37期入校式
4月5日、当校において、初任科第99期・一般職員初任科第37期の入校式が挙行されました。
これまで規模を縮小して挙行していた入校式でしたが、今回4年ぶりに警察音楽隊の生演奏で国歌及び岩手県警察学校歌を斉唱するなど、コロナ禍前の規模に近づきました。
入校式では、任命辞令交付で入校生一人一人の氏名が呼ばれると、それぞれはつらつとした返事をして活発に起立した後、代表者が警察本部長から辞令書の交付を受けました。学生宣誓では、来賓の方々や入校生の家族が見守る中、入校生代表が登壇し、警察本部長に対し「良心のみに従い不偏不党、かつ、公平中正に警察職務の遂行に当たる。」と宣誓しました。
公安委員長による「警察学校における研修により、警察職務に対する誇りと使命感の涵養に努め、県民の期待と信頼に応える力強い警察職員を目指していただきたい。」との挨拶を始め、警察本部長は「警察職員としての誇りと使命感を確実に身に付けてほしい」「同期生との絆を強め、人間力を高めてほしい。」と訓示しました。
学校長による式辞の中で、「本校の校訓である『立志開道』の意味をしっかりと心に刻み込んでほしい」との言葉を受けた入校生は、無事に入校式を終え、輝かしい警察人生の第一歩を踏み出しました。
初任科短期課程は6か月、長期課程は10か月、一般職職員初任科は1か月間、職責の自覚や使命感を培う職務倫理等についての教養を受け、職務遂行に必要な基礎的知識及び技能の修得に努めます。
10キロメートル持久走
4月23日、初任科生及び一般職員初任科生は、当校の恒例行事である御所湖一周10キロメートル持久走を実施しました。
体育担当教官の独断で選出された学生2名による選手宣誓後、警察体操と入念なストレッチを実施して笑顔でスタートラインに立った学生たちは、学校長の号砲により一斉にスタートを切りました。
各ポイントで誘導する教官方からの励ましや、新緑や湖畔の次々と変わる景色、前後を走る同期生の姿を力へと変えながら走る学生たち。ゴールまで残り4キロメートル地点にある給水所でほっと一息つき、また前へと進みます。トップを独走していたのは一般職員初任科男性職員で、一度もその座をほかに譲ることなく、一位でゴールテープを切りました。
今回参加した学生は全員無事に完走しており、ゴール後の表情から、諦めずに完走したことがそれぞれの自信につながった様子が見て取れました。
先にゴールしていた学生全員で最終走者を迎え入れ、全員完走というひとつのことを成し遂げたことにより同期全体の連帯感が醸成された持久走となりました。
一般職員初任科第37期卒業式
4月26日、当校において、一般職員初任科第37期の卒業式が挙行されました。
4月1日の入寮後から、入校式、毎日の授業、卒業試験、初任科生とともに走った10キロメートル持久走と、あっという間に入校期間が終了し、卒業式を迎えました。
式典では、卒業生一人一人の所属・氏名が呼ばれ学生が返事をして起立した後、代表者に卒業証書が渡されました。研修成績優秀者には本部長賞、成績優良者に学校長賞が授与され、総代・副総代にはその功労をたたえ、役員功労が送られました。
警務部長からは、「警察職員としての自覚を持ち、職務倫理の基本の実践に努めてほしい。地域住民の立場に立って業務を推進してほしい。」という2点のほか、「今後の警察職員人生の中で悩み迷うときには、警察学校で共に学んだ仲間を思い出し、互いに手を取って立ちはだかる壁を乗り越え、一層大きく成長してほしい。」との訓示を受けました。
学校長からは、「厳しい入校生活を乗り越えた自信に加え、互いに支え合った同期生の存在をかけがえのない財産として、苦しいとき、くじけそうになったときに思い出し、一歩前に踏み出す糧としてほしい。」との式辞を受けました。
「今までの人生で一番濃い1か月間」と表現するほど学生にとっては目まぐるしい毎日だった入校期間を経て無事卒業した一般職員初任科第37期14名は、それぞれの配属先に戻り、勤務しています。14名のますますの活躍を期待しています。
このページに関するお問い合わせ
岩手県警察本部 警務部 県民課
〒020-8540 岩手県盛岡市内丸8-10
電話番号:019-653-0110
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。