令和6年8月 警察学校のトピックス
山岳遭難救助訓練(初任科生) 初任補修科第45期卒業式(初任補修科) 水難救助訓練(初任科生)
山岳遭難救助訓練(初任科生)
8月1日、初任科生は山岳遭難救助訓練で岩手山登山を実施しました。平年よりも遅い梅雨明けをしたその日の天候は曇り。学生らは雲の中を突き進み、山頂を目指しました。
火口付近ではしゃぐ子熊に驚いたり、野生のオニヤンマに立木代わりに止まられたりしながらも訓練は続き、登りよりもつらい下山中の8合目付近では、下界から聞こえるさんさ踊りの太鼓の音に励まされながら全員無事に下山しました。
一方、学校で待機していた学校長は、登頂予定時刻から徐々に遅れていく報告にヒヤヒヤしながら、予定より1時間以上遅れて全員無事に下山したとの報告を受け、ほっと胸をなで下ろしました。
初任補修科第45期卒業式
8月9日、当校において、初任補修科第45期の卒業式が挙行されました。補修科生は約3か月間の入校期間中、地域警察活動の基本となる知識、技能の習得に努めるべく、実際の現場に近い想定の訓練、鑑識初級検定や捜査書類検定等の各種検定、術科昇段審査等に取り組みました。警察署に配属後には時間が取れずに取り組めなかった体力錬成にも毎日励み、忙しい中でも充実した日々を送っていました。現場で活動し、初任科入校中に勉強していたことが実務に直結していることを実感した補修科生は、授業1時限1時限を無駄にすることなく、教官方へ様々な質問をしていました。
初任科生にとっても一番身近な先輩である補修科生の存在はとても大きく、朝礼で補修科生が話す3分間スピーチには、いつも大きくうなずき、必死でメモを取るなどして真剣に聞き入っていました。
今回初任補修科を卒業した40名はそれぞれ所属する警察署に戻り、実戦実習期間を経て採用時教養を終了し、一人前の警察官になります。
水難救助訓練(初任科生)
初任科短期課程学生は8月27日、長期課程学生は8月28日に、岩手県営屋内温水プールにおいて水難救助訓練を実施しました。この訓練では、水難救助活動に必要な基本的知識・技能の習得と体力錬成を図ることを目的としています。
学生は、泳法訓練、溺者救助法、溺者搬送方法等について教養を受けた後、水中での訓練を実施しました。訓練中、足がつった学生や、学生時代に水泳部で泳ぎに自信があり同期生に泳法を教える学生などもいました。
学生らは長時間の水中における訓練で体力を消耗してはいましたが、制服を着ているときよりも確実に生き生きとしていました。
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