令和6年5月 警察学校のトピックス

ページ番号3000729  更新日 令和6年6月19日

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赤十字救急法講習・警察救急法初級検定(初任科短期課程)、OA講習(初任科長期課程)、初任補修科第45期入校式、20キロメートル持久走

赤十字救急法講習・警察救急法初級検定(初任科短期課程)

5月13日から16日までの4日間、初任科短期課程学生が救急法講習を受講しました。
赤十字救急法の指導資格を有する警察職員から、傷や骨折の手当、止血方法、負傷者の搬送方法、AEDを使用した心肺蘇生法等について講習を受け、同内容について実技も行い、最終日には警察救急法初級検定を受検しました。
検定開始に当たり、当校総務副校長から「地域警察官は、負傷者がいる現場に第一臨場することも多い。検定でできないことは現場でもできない。教わったことを確実に迅速に行うこと。」との訓示を受け、学生は、検定合格が目的ではなく、現場で負傷者等に遭遇した際に適切な処置が取れるよう、検定に挑みました。
検定後、人財育成課長からは、「検定のための検定ではない」ことを改めて強調され、自身が人命救助を行った際の経験談を踏まえた上で、「いつ誰が救急法を使う場面に遭遇するかわからない。今回取得した技術は、使わないと忘れる。それぞれが復習し、今後適切な処置が取れるように取り組むこと。」との講評をいただきました。

今回受検した初任科短期学生は、警察救急法初級検定に無事合格しました。

写真:救急法1
総務副校長訓示
写真:救急法2
心肺蘇生法

写真:救急法3
頭頂部を負傷した場合
写真:救急法4
頭頂部を負傷した場合

写真:救急法5
圧迫止血法
写真:救急法6
人財育成課長からの講評

OA講習(初任科長期課程)

5月14日から16日までの間、初任科長期課程学生が、OA講習を受講しました。
学生は、岩手県警察本部情報管理課から講師を迎えての情報セキュリティ対策についての講義を受け、パソコンの基本操作や警察業務全般で使用するアプリケーションソフトの操作について実習を行いました。
警察で取り扱う情報は、犯罪捜査に関するものや個人のプライバシーに関する情報などが多く、より慎重な取り扱いが必要となります。今回の講習では、情報セキュリティに関することや、飲料をこぼすなどの不注意によりパソコンを損傷させないなど、基本的な事項についても教養を受けました。

実習では、スマートフォンでのフリック文字入力には慣れているが、キーボードを使用しての入力は初めてという学生もおり、同期生同士で教え合いながらパソコンを操作していました。
刑事ドラマのイメージから、警察業務は外部活動が多いと思われがちですが、実際には書類作成等でパソコンに向かう時間も多いです。学生は、パソコンの基本操作に慣れるのはもちろんのこと、今回の講習で学んだ情報セキュリティについても基本事項を理解し、遵法意識を醸成してほしいと思います。

写真:OA講習7
パソコン実習
写真:OA講習8
同期同士で教え合い

写真:OA講習9
同期同士で教え合い
写真:OA講習10
同期同士で教え合い

初任補修科第45期入校式

令和6年1月30日に初任科長期課程を卒業し、各警察署における職場実習を終えた40名が、初任補修科第45期生として警察学校に入校しました。
5月20日、当校において行われた入校式では、警務部長から「実務能力・現場執行力の向上」「職務倫理の基本の確立」「健康状態を良好に維持する意識付け」の3点について訓示を受けました。学校長は、「初任補修科生として地域警察活動の基本となる知識、技能の習得に努めてほしい。」と式辞を述べました。
初任補修科生は、初任科生だった自分たちに当時の補修科生が教えてくれたように、先輩として自分達は何を教えられるのか、一番身近な先輩として恥ずかしい姿は見せられないという意識を持って学生生活を送っています。
また、初任科長期・短期課程及び初任補修科の3課程合同授業では、補修科生が初任科生に対して指導する機会がありました。補修科生からは、「相手に分かりやすく教えることが難しい」との声があがるなど、お互いに刺激し合い高め合う学校生活を送っています。
補修科生は約3か月間、現場で感じた疑問点を解消するための演習や実戦に即した訓練を実施するほか、鑑識検定、捜査書類検定など、各種検定に挑みます。

写真:入校式11
入校生一同
写真:入校式12
入校生代表による学生宣誓

写真:入校式13
役員任命
写真:入校式14
役員任命

写真:入校式15
警務部長訓示
写真:入校式16
警察学校長式辞

写真:入校式17
3課程合同授業の様子
写真:入校式18
初任補修科生からの指導

20キロメートル持久走

5月30日、当校の恒例行事である初任科生班別対抗20キロメートル持久走を実施しました。当日は、曇天の比較的走りやすい天候のもと、この日のために各班で作成したお揃いのオリジナルTシャツを着用し、小岩井農場からゴールである警察学校を目指しました。
個人競争であった10キロメートル持久走とは違い、班員全員で完走を目指す20キロメートル持久走。スタート地点に向かう車内では「本当にこの距離を走って帰るのか」と不安に感じていた学生もいましたが、ひとりではないという安心感は大きな心の支えとなり、各班毎にペースを合わせ、途中リタイアせず、全員無事に警察学校までたどり着きました。
走り終えた学生からは、一緒に走る班員や給水所や各ポイントにいる教官方から励まされ、個人競争だった10キロメートル持久走よりも距離が倍ある今回の持久走の方が楽しく走れたなどの感想が聞かれました。共に走る仲間がいるという精神的な支えの大きさを確認し、学生相互の融和団結心が一層強くなった訓練でした。

写真:持久走19
スタート前に円陣を組む班
写真:持久走20
学校長の号砲によりスタート

写真:持久走21
全員でペースを合わせて
写真:持久走22
お手上げ?

写真:持久走23
岩手山をバックに
写真:持久走24
計4班が集団走

写真:持久走25
まだまだ余裕があります
写真:持久走26
教官と共に

写真:持久走27
第2給水ポイント
写真:持久走28
全員でゴール

写真:持久走29
優勝カップ贈呈
写真:持久走30
班員全員の似顔絵Tシャツ

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