(仮称)小倉山4号トンネルで花巻農業高校環境科学課の生徒を対象とした現場見学会を開催しました
現場見学会 令和3年10月7日、13日開催
西和賀町沢内地内で整備を進めている主要地方道花巻大曲線小倉山の2工区において、花巻農業高校環境科学課の生徒を対象とした(仮称)小倉山4号トンネル築造工事の現場見学会を開催しました。
令和3年10月7日(木曜)に1年生30名、10月13日(水曜)に2・3年生32名が参加し、貫通に向けて佳境に入っている現場の作業状況を見学していただきました。
現在、トンネルは地上からの土被りが薄い区間に突入しており、地山の状況が悪くなっているため、長尺鋼管先受工法(注:切羽前方に鋼管を打設し、薬液を注入することにより天端の安定性を高める工法)と呼ばれる補助工法を使いながら掘削を進めています。
見学後には、生徒の代表から無事にトンネルが貫通できることを祈願した「花巻農業高校一同」のメッセージを実際に補助工法で使用する鋼管に書いていただきました。
メッセージを書いていただいた鋼管はすぐに切羽に打ち込まれ、安全に掘削作業を進めるために非常に重要な役割を果たしています。
本見学会での経験が、今後の勉強や進路選択の参考となれば幸いです。
事業概要
主要地方道花巻大曲線は、花巻市と西和賀町間の物流や産業振興をはじめ、防災や地域間交流を支える重要な路線です。
しかしながら、中山峠は幅員狭小・急勾配・急カーブが連続し、安全で円滑な通行の妨げとなっており、花巻市と西和賀町の生活圏相互の交流の支障となっていました。
このため、県では昭和61 年度から花巻市側、平成7年度からは西和賀町側の道路改良事業に着手し、厳しい気象・地形条件のもと、鋭意事業の推進に努めてきました。
平成14 年度には、花巻市側の『中山工区』と『小倉山工区』、西和賀町側の『川舟工区』を供用開始し、同年度に、現在事業を進める『小倉山の2工区』が事業着手しました。
『小倉山の2工区』は、平成19 年度に「やすがさわトンネル」と「新安ケ沢橋」、「コサバラ橋」を含む900m が供用され、令和元年度に「馬前沢橋」が概成、残る構造物は「(仮称)小倉山4号トンネル」のみとなっています。
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