食中毒にご注意!
食中毒を防ぎましょう
気温や湿度が高い夏場は食中毒を起こす菌が増えやすく、1年で最も細菌による食中毒の発生が多い時期です。
一方、冬期はウイルスを原因とする食中毒の発生が多くなります。
食中毒を防ぐためには年間を通して衛生管理を心がける必要があります。
食中毒の原因について
食中毒の主な原因は次のとおりです。
- 細菌
- 感染型(腸炎ビブリオ、サルモネラ、カンピロバクター、病原性大腸菌など)
- 毒素型(ブドウ球菌、ボツリヌス菌、ウェルシュ菌など)
- ウイルス
ノロウイルス、A型肝炎ウィルス、E型肝炎ウイルスなど - 自然毒食中毒
- 植物性(毒キノコ、バレイショの芽、毒セリ、トリカブト、スイセンなど)
- 動物性(ふぐ、毒カマス、巻貝など)
- 化学性食中毒
- 化学物質の食品中への不適正混入(添加物、農薬、殺そ剤など)
- 有害性金属による食品汚染(微量重金属など)
- 寄生虫性食中毒
アニサキス、クドアなど
食中毒の予防のために
細菌やウイルスを原因とする食中毒を予防するため、食品の取り扱う際には、次の三つの原則を守りましょう。
つけない(清潔)
食品も人も清潔が第一です。調理を始める前に、まず手を洗いましょう。
食器、まな板、包丁、ふきんなどの調理器具を熱湯や消毒薬で消毒することで、器具から食品へ菌が移ることを防ぐことができます。
野菜や魚介類はよく洗ってから使用しましょう。
食品はラップやふたを使用して二次汚染を防止しましょう。
ネズミやハエなどの細菌を持ち運ぶ害虫に食品が汚染されないようにしましょう。
ふやさない(迅速又は冷却)
細菌は繁殖に最適な温度(10~65℃)に置かれると急激に増殖し、温度が低くなると増殖しにくくなります。
食品を買ってきたら室温に長く放置せず、すぐ冷蔵庫に保存しましょう。
作った料理もできるだけ早く食べるよう心掛けましょう。
やっつける(加熱と殺菌)
細菌は中心温度75℃で1分以上、ノロウイルスは85~90℃で90秒加熱すると、多くの場合、感染性が失われます。
関連情報
食中毒に御用心!(岩手県庁ホームページ)
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