岩手フロンティア・フレッシュトーク(平成21年11月24日)
懇談記録の概要版です。なお、懇談記録の詳細は、以下のページをご覧ください。
- 対象地域:県北広域振興圏
- 日時:平成21年11月24日(火曜日)
- 場所:久慈地区合同庁舎
- 出席者
参集者 内野沢 正勝(JF岩手漁青連九戸支部 前支部長)
上野 剛司(雑穀生産者)
上神田 敬二(上神田精肉店、普代村商工会青年部)
久保田 史(株式会社夢実耕望 取締役工場長)
坂上 江里子(久慈琥珀株式会社 ウェディングプランナー)
中村 由美子(岩手県農村青年クラブ連絡協議会 副会長)
県側
東大野久慈地方振興局長
佐々木二戸地方振興局長
「私達が想い描く地域の未来」をテーマに、県北地域で農業、漁業、商業や食品開発、ウェディングプランナーなど様々な分野で活躍されている青年層の方々と懇談しました。
出席された方々の主な発言内容
上野剛司
九戸村のナインズファームのシステムがすごく進んでいると思うので、そういうものをつくってほしいし、耕作放棄地が多い中でも新規就農者が農地を借りられない状況にあるので、畑なり田んぼなり貸すときの仲介をやってもらって、農地がうまく循環できるようにしていただきたい。
旅をしていて、その地方の言葉を聞くのが楽しいので、岩手の人も方言にプライドを持ってほしいし、方言も一つの文化遺産だと思うので、地域の言葉を地域振興に取り入れていったらいいのかなと思う。
内野沢正勝
養殖したホタテをイトーヨーカドーにかなり買ってもらっているが、もう少し施設を増やして増産したいと思っている。花巻のイトーヨーカドーに売り子で行ってきたが、つくるだけではなく売るのもやって、お客さんが買って喜んでいる顔を見れたのはいい勉強になったと思う。
肉体的にきつい仕事で体を痛くしたことがあったが、体あっての仕事なので、体をいたわりながら長く稼ぐようにしたいと思う。
上神田敬二
最近は他力本願はやめて、自分が動くことだなと思っているので、実際動けばそこに感動もあるし、人のせいにすればそれだけだし、腹も立つし、やってだめだったらだめなのだという簡単な考え方で、仲間がそうすれば自然と本気な人たちだけが集まってくる。
普代の良さを伝えたり、自分のふるさとを誇りに思ってアピールしているというのは、そこできずなが生まれてきたりしてすごく素晴らしいことだから続けていきたいと思っている。
久保田史
夢実耕望という会社は、健康食品、サプリメントの受託製造をやっていて、従業員80名すべて二戸管内の人が働いていて、普代村の昆布とか地元の材料を利用して健康食品等をつくったときもあった。
私どもは事業所内保育園を自分たちでつくってやっていて、それによって経営は圧迫されてしまう部分もあるが、子供たちを見ることによっていやされたり、具合が悪くなってもすぐ行けるというメリットもたくさんあるので、いいことだなと思いながらやっている。
坂上江里子
久慈琥珀のレストラングループに所属していてウェディングのマナーから勉強しているが、リトアニアには琥珀を贈られた新婦はとても幸せになるという言い伝えがあり、琥珀の魅力を結婚する方たちに伝えていけたらいいなというのと、自分だけのウェディングを提案していけたらいいなと思っている。
久慈市は、いろんな集まりやイベントがあって、結構地域の人たちが元気だというイメージがあり、若い人たちが上の人たちに引っ張っていってもらっているような感じがある。
中村由美子
新規就農者に力を入れるのはわかるけれど、今頑張っている人たちに対してもまだ満足にできていないという話を聞く。自分たちが魅力ある農業をつくっていくのはもちろんだが、それを支援してくれる人たちの力も必要だと思う。
そこっていいねとか、ここっていいよと自分たちも自慢して言えるようなまちになれる何かをこれから考えてやっていくのが必要かなと思った。
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