岩手フロンティア・フレッシュトーク(平成21年7月23日)
懇談記録の概要版です。なお、懇談記録の詳細は、以下のページをご覧ください。
- 対象地域:沿岸広域振興圏
- 日時 平成21年7月23日(木曜日)
- 場所 宮古地区合同庁舎
- 出席者
参集者 佐々木 学(広田湾漁業協同組合 潜水士)
亀森 絢子(陸前高田市総 務部総務課行政係 主事補)
伊藤 聡(小さな風 会長)
元持 幸子(理学療法士)
山崎 敏(農業)
大堀 くるみ(主婦)
県側
達増知事
高橋大船渡地方振興局長
若林釜石地方振興局長
田山宮古地方振興局長
「将来、私が地域でやってみたいこと」をテーマに、農業・漁業や、福祉、まちづくりなど様々な分野で活躍されている青年層の方々と知事が懇談しました。
出席された方々の主な発言内容
佐々木学
広田湾でカキの養殖をしているが、築地ではすごく評価が高くて品質は日本一とも言われていて、東京のほうの需要が多すぎて県内にはあまり流通していない状況なので、若い人たちを雇ったり岩手ブランドのカキをアピールしたりして、もっと地元を元気づけさせるように頑張っていこうと思っている。
亀森絢子
大学生のときに、林業体験で陸前高田市の生出地区に1週間ほど滞在したのがきっかけで、陸前高田市に移住して暮らしているが、若い人が本当にいないと強く感じているので、進学のために出ていった人が戻ってきたいと思えるような地域づくりが必要だし、違う地域からも住みつくような人が増えればいいなと感じている。
伊藤聡
釜石と大槌の20代、30代のメンバーで地域を元気にできないかということで、子供向けのイベント等をやっているが、これからは、県外に進学した人も戻って来たくなるような思い出をつくれる、自然と関わるような活動をやっていきたいと考えている。
元持幸子
青年海外協力隊の理学療法士として、今年の4月まで2年間コスタリカで活動してきて、自分のふるさとがすごく大事に思える。自分の生まれたふるさとの素晴らしさを伝えていければいいと思う。
山崎敏
高校卒業後に進学した県立農業大学で農業に目覚めて、北海道に酪農実習した後に地元に就農したが、一緒に実習していた女性と知り合って、就農と同時に結婚した。町内の酪農家で研究会をつくり販売額を上げようという取り組みをしたり、農業体験の場を子供たちに提供したりしている。
大堀くるみ
仕事をしているときは、子育てというのはほとんど人任せだったが、仕事の契約終了により宮古で一日暮らすようになって初めて、地域のことや子供のことに向き合うようになったという感じで、子育てしながら司会業やラジオ番組など地域に関わる活動をしていて、いろんなこと自分のしたいことに少しでもチャレンジできるようにしていけたらいいなあと思っている。
知事から
- ほかの人を動かすというのは容易ではないが、「思ったようにはならないが、やったようにはなる」ということわざがあって、本当に動きやすく、やりやすく、お膳立てすべて整えた上でお願いして初めて他人は動いてくれるというところがあるので、やらなければならないときに全力でやってもらえばいいと思うし、それまでは自分の守備範囲のところを完璧にしておくことが大事だと思う。
- ほかの人を変えるというのは容易ではないけれど、その気になれば自分を変えることは非常に容易であるので、やりたいことができる自分、そしてほかの人たちを動かせる自分というような、そういう自分づくりみたいなことにエネルギーを注ぎ込んでいくと、いつの間にか周りも変わっているというようになるのではないかと思う。
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