岩手フロンティア・フレッシュトーク(平成21年10月26日)
懇談記録の概要版です。なお、懇談記録の詳細は、以下のページをご覧ください。
- 対象地域:県央広域振興圏
- 日時 平成21年10月26日(月曜日)
- 場所 盛岡地区合同庁舎
- 出席者
参集者 井上 研司(株式会社東光舎 常務取締役)
金丸 芙美江(エミフルマナカ 代表)
中村 美知子(有限会社アライブ 代表取締役)
工藤 佳輝(農業)
渡邉 里沙(有限会社秀吉 食材事業部長)
坂東 学(株式会社坂東木材 代表取締役社長)
県側
達増知事
望月盛岡地方振興局長
「若きリーダーが描く岩手の可能性」をテーマに、様々な分野で活躍されている青年層の方々と知事が懇談しました。
出席された方々の主な発言内容
井上研司
株式会社東光舎という会社で、理美容関係のはさみや医療関係のはさみを岩手町の工場で作っている。
はさみ作りはちょっと特殊な産業で、職人の養成が大事であるが、岩手の人はこの仕事に合っていると思うので、岩手町でいつまでも作っていきたいし、「MADE IN IWATE」というのを掲げて社員にも、長くプライドを持っていただきたいと考えている。
今後は、幅が広く安定した状態が続く業界の医療機器関係の仕事を広げていきたいと思っている。
金丸芙美江
盛岡市の中ノ橋通、旧町名の葺手町で婦人服の販売をしていますが、盛岡らしさという雰囲気の通りだったので、100年以上経った酒屋さんだった建物の半分を店舗として活用して、オリジナリティーへのこだわりを持ってやっている。
岩手の岩手らしさというのは何なのかというのを考え直して、岩手をアピールしてほしい。
中村美知子
有限会社アライブという不動産会社をスタッフ全員女性でやっている。また、盛岡の町を元気にしたいという思いで盛岡3リングスという会社をつくり、今ある不動産を生かす、遊休不動産をどう生かして個人事業主や社会に貢献していけるか考えながらやっている。
いろんな情報を集約する場があって人材を直接的につなげていけるような環境が整っていくと、岩手で起業家も増えて能力のある人材が残って活躍する機会が増えるのではないかと思っている。
工藤佳輝
切り花のリンドウとリンドウの苗づくりを専業でやっていて、研究開発から販売まで一貫して取り組んでいる。リンドウを生かして地域起こししたいという情熱を伝えたいという気持ちで取り組んできて、最近は郷土の魅力といったものに気づいて、そういったものをアピールしていきたい気持ちがある。
今回の懇談会のような場を有効に活用して、縦のつながりなどを強化できれば面白くなるのではないかと感じている。
渡邉里沙
秀吉という盛岡市を中心に飲食店を展開している会社で、今年新たに食材事業部というのを立ち上げて、岩手県内の農薬や化学肥料を使わない生産者とつながって、その生産物の提供や別の飲食店への卸し、個人への販売を始めた。
岩手を離れて外から見ると、空気がおいしくて、水がおいしいというのは、すごく恵まれたことだと思うので、食材を通じて岩手の魅力を伝えられれば、岩手に来たい、住みたいと思ってくれる人が出てくると思う。
坂東学
株式会社坂東木材の代表取締役社長に8月になった。もとは木材の販売店だったが、時代とともに製材業をやるようになり、今は他社と共同で木くず焚きボイラーという事業をやっている。
住宅に関しても地産地消という傾向にあるが、国産材利用率が2割を超える程度である。国産材は高いと言われるが、うちの会社でいえば、外材も県産材も値段は同じなので、そのようなことは全くない。県でも県産材をプッシュしていただければ、地元の製材業もいいのではないかと思う。
知事から
- 岩手らしさを発信していこうというのが共通の課題、テーマかなと思ったが、それには、外からの目が大事なのと、岩手の中で情報共有して外へ発信していくのが大事だと思った。
- 岩手がどうなっているのかというのを県民一人一人が関心を持って、かなりの程度知っているというふうになると岩手全体は非常に強くなると思っている。この懇談会はお互いを知り、岩手がどうなっているかを知る事ができる企画であるが、これで終わりではないので、個別にとか分野ごとにとか、皆さんには引き続きお世話になると思うので、よろしくお願いしたい。
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