岩手フロンティア・フレッシュトーク(平成21年11月10日)

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1000913  更新日 平成31年2月20日

印刷大きな文字で印刷

懇談記録の概要版です。なお、懇談記録の詳細は、以下のページをご覧ください。

写真:懇談会の様子1

  • 対象地域:県南広域振興圏
  • 日時:平成21年11月10日(火曜日)
  • 場所:花巻温泉ホテル千秋閣
  • 出席者
    参集者 菊池 昌茂(岩手県農村青年クラブ連絡協議会 副会長)
    西城 英寿(東磐井地方森林組合 職員)
    高橋 邦治(北上都心開発株式会社 社員)
    高橋 岳志(社会福祉法人花巻ふれあいの里福祉会こぶし相談室
    ソーシャルワーカー)
    新田 友晴(千田工業株式会社 社員)
    県側
    達増知事
    藤尾県南広域振興局長

「最近、岩手に関するニュースで嬉しかったことは何ですか?今後、地域の明るい話題を増やすにはどのようなことが大切だと思いますか?」をテーマに、県南地域で様々な分野で活躍されている青年層の方々と知事が懇談しました。

出席された方々の主な発言内容

写真:懇談会の様子2

高橋岳志

先天性の障がいのある車いすの方で一関の方が、社会福祉士という国家資格に合格して、支援される側から支援する側の仕事をされていることをニュースで知って、嬉しいことだったし、そういう方に支援される方々にもいいことだろうと思った。
元気な障がい者の方に地域の仕事をさせていただく仕組みをつくりながら、それぞれの人生を輝くものにしていく手法として、福祉と農業のコラボレーションということを考えている。

菊池昌茂

神奈川県の養豚農家を経営している方の持論で、臭い、汚い、きついという3K産業だった畜産業を、恰好よくて、感動があって、稼げるという3K産業にしたいというのがあって、強く共感した。
自身の経営では、今、簡単できれいというのをテーマに牛舎を新築しているが、それに感化されてそれが伝わって、あわよくば儲かってくれればいいなと思う。

新田友晴

スポーツで岩手県のトップになった選手が、環境を求めて県外に出て行ってしまうという現状にあると思うが、スポーツに限らず産業とかの分野でも、スペシャリストを県外に流出させずに、企業と県が連携して人材の育成をすれば、今後の岩手のレベルアップになってくれるのではないかと思う。
また、観光客に安心、安全な食材を提供して、リピーターを増やしていったら岩手は活性化されていくのではないかと思う。

高橋邦治

民俗芸能の鬼剣舞を中学時代から習っていて、今も年間50~60回公演活動しているが、民俗芸能に関わる人間として最近の嬉しいニュースというと、早池峰神楽のユネスコ無形文化遺産登録で、見ている方が見る感覚、受ける印象を見つめ直す契機になればいいなと思いながら、ともに発展できればなと思っている。
私の行動、活動のすべての基盤となるものに、地元への愛というものが一番強いような気がする。仕事の関係からも、まちのにぎわいの創出や地元の発展に貢献していきたいと思っている。

西城英寿

間伐しない山がたくさんあり、定期的に手入れをしていれば建材として十分利用できる木がそっちこっちにあるはずなので、目標としては木材の収入を使って手入れを十分にできる状態になってほしい。手入れが進んで山がきれいになれば、空気も潤うし、林業の方々も潤うのではないかと考えている。
好きな言葉の中に温故知新があるが、お客さんから聞く昔の話の中から、新しいものや自分なりのアイディアを見つけて、それによって山が身近な存在になってもらえればなと思っている。

知事から

  • 地方経済が国の借金による公共事業というのに依存しなくても、きちんと成長軌道に乗れるようにできるかどうかが、日本全体がまともな経済構造に脱皮できるかということなので、そういう借金に依存した公共事業に頼らなくても成長する経済の構造を岩手県内につくっていかなければならないと思っている。
  • 花巻東高校の野球部のことを話すと、彼らは中学時代にシニアリーグのチームに入っていて、一緒に甲子園に行こう、日本一を目指そうということで、ライバルチームの子供たちも花巻東に集結した。大人たちが仕掛けをして県内の優秀な野球選手を花巻東に集めたわけではなく、中学生たちが自分たちのつながりづくりで空前の強いチームをつくったというのが今年の花巻東野球部の奇跡だと思っているし、大人としては本当に負けられないなと思っている。
  • これだけ情報化が進んで、いろんなものがわかるようになってくると、その地域でどういう人たちを相手にどういうことをやればうまくいくみたいなことは、それぞれが答えを出せるような環境になっていると思うので、本気でそれを目指してやっていけば、目標は達成できるというような時代になっていると思う。

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広聴)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5281 ファクス番号:019-651-4865
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。