岩手フロンティア懇談会(平成21年7月9日)
懇談記録の概要版です。なお、懇談記録の詳細は、以下のページをご覧ください。
- 対象地域:県南広域振興圏
- 日時 平成21年7月9日(木曜日)
- 場所 千厩行政センター
- 出席者
参集者
円谷 伸之(一関商工会議所青年部東山支部 理事)
岩渕 豊子(特定非営利活動法人いちのせき子育てネット 代表理事)
千田 恭平(弓手川結いネットワーク 代表)
佐々木 久助(岩手県農協乾椎茸連絡協議会 会長)
板橋 静子(岩手県農業農村指導士協会県南ブロック 会長)
小野寺 真(岩手県建設業協会千厩支部青年部 部会長)
「守りたい地域の宝は何ですか。その宝をどのようにして次世代に伝えますか。」をテーマに、一関地域を中心に各分野で活躍されている方々と知事が懇談しました。
出席された方々の主な発言内容
- 知人のいない土地での子育てで、近所のおばちゃんたちが手伝ってくれたことが嬉しく有難かったので、そういう思いを、子育てをしているお母さんたちにも体験してほしいし、後輩にも伝えていってほしいと思い、子育てに関するボランティアを始めた。
- 建設業ふれあい事業で、子供たちが建設機械に直接触れて、その笑顔を見るたびに地域の宝は子供たちであると実感しているが、少子高齢化や人口減少が非常に大きな課題になっていると思う。
- この地域にいると、あまり意識しないが、見渡す限り緑なので、そういう恵まれた環境にいるということを改めて自覚するべきだと思うし、この環境の大切さを次の世代に伝えるのが大事だと思っている。
- 地域の担い手や家の跡取りという意識にこだわらずに、広くその土地に思いをはせてくれる人をうまくつないでいったらいいのではないかと感じる。
- 農業をやってきちっと管理していれば、国土の保全になっていると思うし、幼児教育や老人の福祉の問題についても農業という存在が大きかったと思うので、農業の大切さを取り戻すようなことが、残したい宝ではないかと感じる。
知事から
- グローバル時代の安いものが入ってくるというデメリットもあるが、本当にいいものがあれば、価格が高くても買う人は少なからず日本にもいるし、世界のあちこちからそれを求めて来ることもあるので、岩手にそういういいものがあるということを伝えていかなければならないと思っている。
- 自然など守るべきところは守り、働いて食べていけるような条件を伸ばして、結果として、ちゃんと結婚して子供を持てる家庭がどんどん増えていくというところが行政の目標となっていかなければならないと思うので、頑張っていきたい。
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