令和8年2月13日知事会見記録

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開催日時

令和8年2月13日10時30分から11時01分まで

会見記録

広聴広報課
 ただいまから記者会見を行います。最初に知事から発表が3件あります。それでは、知事お願いします。

知事
 東日本大震災津波、これを伝承し、復興への応援につなげるため「いわて・三陸 15年目の希望たち」をテーマにポスターと動画を制作しました。ポスターはこちらです。4枚ありますね。「水産業の希望たち編」、「地域防災の希望たち編」、「郷土芸能の希望たち編」、「復興支援の希望たち編」の4種類です。ポスターは2月中旬から3月中旬にかけて、各地で行われる「岩手県復興ポスター展」で展示します。
 3月11日前後には都営地下鉄全線での中づり広告、そして、主要10駅でのポスター広告で貼り出します。動画は今回も「いわて☆はまらいん特使」、村上弘明さんに御協力いただきました。動画のダイジェスト版を披露します。30秒。

 (動画放映)

知事
 続いて、令和9年度の第29回全国農業担い手サミットの開催地が岩手県に決定しました。本県での開催は平成11年度以来2回目です。今回のサミットは、若手農業者を始め、本県農業の担い手の経営発展に寄与するとともに、昨年(令和7年)7月に策定した「いわて農業生産強化ビジョン」や東日本大震災津波からの復興の姿など、本県の取組を広く発信する絶好の機会となります。あるべき日本の農業の姿を岩手から発信していきたいと思います。
 次に、養殖サーモン、県内の水揚げ量が来年度は約4,000トン計画されており、全国有数の産地となっています。全国に多数の地域ブランドがありますが、県外での知名度向上に向けて、県産養殖サーモンの県統一のキャッチフレーズを決定しました。キャッチフレーズは「多彩な魚種と自慢の味 彩食(さいしょく)兼備の二刀流 いわてのサーモン」というものであります。「多彩な魚種と自慢の味 彩食(さいしょく)兼備の二刀流 いわてのサーモン」であります。生産から流通、加工分野までの関係者が一堂に会した「いわて水産連携推進会議」での意見交換や流通、加工の専門家の意見等を踏まえて決定しました。ギンザケ、トラウト、サクラマスといった県産養殖サーモンの種類の豊富さを「多彩」、品質の高さを「自慢の味」、それらを兼ね備えていることを「彩食(さいしょく)兼備」とし、岩手で育ったことを連想してもらえるように「二刀流」と表現しています。今後3月に予定するフェア等でこのキャッチフレーズを用い、来年度(令和8年度)はロゴマークを作成するなど、県産養殖サーモンの魅力を発信します。
 以上です。

広聴広報課
 以上で知事からの発表を終わります。

幹事社
 それでは、ただいまの発表事項3件について、各社さんから質問があればお願いします。

記者
 私からは、サーモンについてお伺いいたします。県の新年度(令和8年度)の当初予算案にも関連経費が計上されておりますけれども、主要魚種の不漁が続く中で水産業の振興にもなるかと思いますけれども、改めて今回のブランド化への狙いですとか、県として今後どのように支援していきたいか、お考えをお聞かせいただければと思います。

知事
 まず、養殖サーモンは水揚げ量が順調に増えています。そして、それぞれ味も評判がよくて、飲食店で、あるいは小売店で大分評判もいいので、そうしたことを踏まえてこの統一的なキャッチフレーズをつけて、そして、県のサーモン全体を発信しながら、その中でこの多彩さや自慢の味、彩食(さいしょく)兼備、二刀流といったところをアピールしていくというのが基本的な考え方であります。

記者
 サーモンの件なのですけれども、すみません、ちょっと知事にこんな細かいことを伺うのも恐縮なのですけれども、現在全国において岩手のサーモン養殖というのは、量的にどんな位置づけにあるのかと、要するにどれぐらいの勢いで伸びているのかということと、現時点の生産量というのはどんなものなのかというのを一つお伺いしたいということが1点、あとやっぱりこのサーモンというのは当然ながら天然のサケがめちゃくちゃ減ってくる中で、皆さん代替として各漁協さんで始められたものという認識をしておりますが、こういうようなことをせざるを得ない現状について、要するに地球温暖化かと思うのですが、知事の所感をお教えください。

知事
 岩手県以外での養殖サーモンのトン数などはちょっと全然知りませんので、そこは御勘弁いただきたいと思います。
 そして、サーモン養殖、必要に迫られてやっているというところはあるのですけれども、鮮やかなオレンジ色がきれいだったり、そして、口に入れてもいい感じに脂が乗っていて、そして、くせがないおいしさというところが結構共通するのではないかと思うのですけれども、天然物は天然物でものすごいおいしさがあったりとか、新しい発見があったりとか、そして、かつては天然物がものすごくたくさん捕れましたので、各漁協や漁業者の皆さんの高収入につながってはいたのですけれども、天然物がなかなか捕れない中、質の高さやそれぞれの付加価値については、かなりいい線行っていますので、まずはそれを生かしていこうというところと考えています。

記者
 いわゆる地球温暖化において、適応と言われるタイプの対応なのかなと思うのですけれども、我が県の水産業というのはかなり気候の影響を受けていると思うのです。その中で、一つのうまく進んでいる例だというふうなことにはなるかと思うのですが、全体として知事の今後の水産について、どういう方向へ進んでいくべきかというふうなお考えを伺えればと思います。

知事
 もともと水産は捕れれば一度にたくさん収入につながりますが、不漁といって全く捕れないこともあったりするリスクのある産業でありました。そのリスクが地球温暖化によって、更に別の角度で影を落としているのですけれども、この新しい地球温暖化によるリスクに対してもきちんと対応できる経営の仕方というのをやっていけば、やはり広大な海から少ない投資、少ない元手でどんどんたんぱく質豊富な食料を獲得できる産業でありますので、これは人類全体にとっても今後も発展させていくべき産業だと思いますし、広い海に面した長い海岸線を有する岩手県としては、水産業には引き続き力を入れていき、リスク対応ということを新しく工夫していけばいいと考えます。

記者
 県外向け復興情報の発信についてなのですが、改めてこうした取組を通じて、県外の方にどのようなことを訴求していきたいかということを一言コメントいただければと思います。

知事
 今年(令和8年)は特に15年目という数字の区切りのよさがあって、全国的にも関心が高まると考えていますので、まずこの15年目というところに着目しながら、復興を進めてきたおかげで希望を持って、被災地イコール復興の現場の人たちが、被災者から復興者というのでしょうかね、そういう形でそれぞれ地域で仕事をしたり、生活したりしているということを知ってもらいたいというところが基本です。

幹事社
 それでは、発表事項以外について幹事社から記者クラブを代表して質問します。

知事
 はい。

幹事社
 ぶら下がり取材にも応じてもらったのですけれども、改めて衆(議)院(議員)選(挙)の結果を受けてですとか、その後各党ですとか、国政で少し動きがありますので、改めて御所感を聞かせていただければと思います。

知事
 驚きの解散総選挙で驚きの国会構成になったということだと思います。自(由)民(主)党単独で衆議院の3分の2以上、そして、与党だともう4分の3以上という国会の構成で、戦後日本が経験したことがない国会の構成であります。これは、国会における与野党の議論でありますとか、国会による政府のチェックでありますとか、そういうことがちゃんと行われるのかということについて、やってみないと分からないイコールそれは不安があるということでありますので、国民としては行政のチェックということが政治の基本、国民の政治参加の基本ですので、この行政のチェックということを強化しなければならない、そういう局面だと思います。行政をチェックするイコール政府をチェックするというのは、政策に関心を持って、そして、それぞれあるべき政策と思うものを考えたり、議論したり、伝達したり、発信したりする、そういう国民の努力が求められるということだと思います。
 そして、各政党とか個々の議員の動きに関しましては、そこはそこで頑張ってもらうということで、国民あるいは県民の視点からしますと、国政選挙というのも政府のチェック、そして、選挙の後どういう政策を進めていくのかということが、国民、県民にとっては誰がどういうポストに着くとかということ以上に重要なことですので、まずはそういう政策に関心を高めるべきときだと思います。例えば実質賃金が4年でマイナスということが今週に入ってから報道されていますけれども、物価を抑える政策がもうすぐにも求められていると思います。これは、やはり日銀による利上げということを軸に検討していかなければならないと思うのですけれども、まず物価を抑える政策というのを国民は真剣に考えなければならないですし、あと地方創生で去年(令和7年)12月の閣議決定で地方の経済成長率が東京圏を上回るようするという目標が掲げられ、さあ、じゃあ、具体的にどうやって地方の経済成長率が東京圏を上回るようにするのか、これが実現すると人口の社会増減が大きく逆転するような話ですので、これもどんどん速やかにやっていく必要があると思います。特に地方の経済成長率が東京圏を上回るようにするということについては、国の政策が求められるのと同時に、地方は地方で地方の経済成長率を高める施策をやっていかなければならないので、それが国の政策とどう呼応していくかみたいな、そういうことをいち早くやっていかなければならないというような局面だと思います。

幹事社
 ありがとうございます。ただいまの幹事社質問に関連して各社から質問があればお願いいたします。

記者
 今回の衆院選の結果も踏まえて、中道改革連合の代表選(挙)が昨日(2月12日)告示され、岩手1区の階猛さんと小川淳也さんが立候補されました。岩手1区の階さんが今回代表選に立候補されたことへの御所感と、あとは新代表は本日(2月13日)の午後に決まる予定ですけれども、新代表にどんなことを期待されるかお伺いできればと思います。

知事
 階さんが当選すればいいですね。当選の暁にどういうことをやっていくかですけれども、政府のチェック、政策の議論、そして、よい政策の実現ということが国民や県民のためでもありますので、それを国会を舞台にどうやっていくのかということについては、いろいろなやり方があるのだと思うのですけれども、まずは物価が下がるとか、地方の経済成長率が上がる、そういう中で国民、県民が医療、福祉などの面でも安心できるようにしてほしいと思います。

記者
 衆院選で高市政権の政権基盤がかなり強固なものになりましたけれども、強力な権力を手にした高市政権に対して、知事として注文があるとすればどんな注文をつけますでしょうか。

知事
 知事は、地方自治法上知事というものが規定され、法律の定める権限によって、法律に沿って国の政府と一緒に仕事をすると。与党の状況とか、あるいは国会の構成がどうあろうと政府は、内閣を頂点とする政府は、やはり法律に基づく権限に沿って、そして、法律に従ってやるべきことをやらなければならないわけでありますので、そこについては今までと本質は変わりませんので、今までやってきたように、知事としては国の政府に対して必要なことを求めたり、また、協力してやるべきことを一緒にやったりとかしていきたいと思っています。

記者
 一方で、中道改革連合は全国的に見ると有権者の支持を得られなかったという選挙になったと思うのですけれども、中道の何が駄目だったというふうに感じられましたでしょうか。

知事
 選挙の結果については、これはひとえに突然最短選挙で、あれは岩手県のデータでしたか、期日前投票率がほぼ半分。ですから、解散から投票まで16日間というのが戦後最短と言われているのですが、さらに半分ぐらいの人は16日間もかけずに投票することになったという、やはりそういう独特な選挙だったことが独特な結果に至っているということがまず大きな枠組みだと思います。その中で、あそこでこうやっていればこうなったとか、いろいろ地域ごとに、個人ごとにいろいろなことあるのかもしれませんが、ただやはり突然最短選挙という驚きの解散総選挙という状況が全体を支配したと言っていいと思います。

記者
 もう一点、中道(改革連合)の惨敗と、あと岩手3区で小沢一郎さんが落選したことによって、岩手県内の野党共闘にはどんな影響があると思われますでしょうか。

知事
 そこはそれぞれの野党に聞いていただきたく、私も知りたいことなので、取材報道を期待します。

記者
 すみません、先ほどの御質問への回答の中で、要するに突然最短が全体を支配した選挙であったと、ゆえにこの結果であるというふうなことなのですけれども、その間の部分、要するに突然最短だとなぜこういうふうな結果になるのかというふうに知事はお考えなのか、まずそこを教えていただけますでしょうか。

知事
 あらゆる選挙について、なぜそれぞれの当選がなぜこういう当選になったのかというのについてはいろいろな要因があり、結局は投票した一人一人に対し、なぜあなたはこういう投票をしたのかという、その正解を全て集めて合わせたときにそこに全体の正解が出てくるわけで、今それを答えることはちょっとできません。特に今回はそうした個々の有権者の行動については、それもいろいろ想像でではありますけれども、歴史上かつてないような政治状況、戦後かつてなかったような選挙の中で、それぞれベストを尽くそう、ここに投票するのがいいのだと思って、それぞれ投票しているのだとは思うのですけれども、ただそれが日本全体で集まった結果、自民党が316というか、正確には330議席分当選しているのですよね。330議席当選するというのは、自民党すら願ってはいなかったので、比例候補が足りなくて14議席もほかの政党に譲るという、これまた戦後かつてなかったことが起きていて、そういう意味で誰も望んでいなかったような結果になったと私は言っているのですけれども、そういうことだと。それは、やっぱり誰も望んでいなかったような突然最短解散総選挙によってそうなったということだと思います。

記者
 ありがとうございます。もう一点、高市さんは、正確な文言はちょっと繰り返せないのですけれども、ざっくり言うと、要するに高市早苗という自分に政権を任せてよいのかどうかということを問う選挙であるというような趣旨のことで解散を宣言したと思っています。そして、この圧勝ということについて、例えば弊社の社説は、それでも白紙委任ではないのだと、この結果は白紙委任ではないのだというようなことを書いて、結構ネットでは超批判を浴びているのですけれども、この結果について、やはり高市政権に対して白紙委任を国民がすると認めた選挙になるのかどうか、知事の考えをお聞かせください。

知事
 国民目線で現実的に考えると、まず高市さんが何を考えて決断したのかとか、また、今回の選挙が全体として何を意味するのかということを、そこに頭を使うよりも、国民一人一人は自分の今の生活とか、自分の今の仕事とかを見て、やっぱり物価高過ぎるなとか、実質賃金がマイナスのままだなとか、地方の人口減少、東京一極集中が止まらないなとか、そして医療や福祉にも不安があるなとかというところに集中して、それをちゃんと政府がやるかというところに力を入れていく、そこに頭を働かせていくということが現実的だと思っています。これは、知事としての公職のスタンスであると同時に、政治塾いわて政友会会長として私の今までの政治的な経験といろいろ学んできたことからして、今日本国民がすべきはそういうことだと思っています。そして、私の経験と知識からしても総理と国民の関係は今どうなっているのかということについては、正解を出せる状態にはありませんので、やはりやるべきことは国民の生活を少しでもよくしていくところに集中していくことかなと思っています。

記者
 細かい話ばかりで恐縮なのですけれども、一部報道というよりは評論ではそういう書き方されていたと思うのですけれども、今回の選挙で政治が「推し活」になったというような指摘があります。やっぱり高市さん人気というところで非常に強い風が吹いたということについて、要は内容よりも高市さんが好きだというような投票行動が多かったのではないかというような、そういう主張だと私は承知しておりますが、その辺について知事はどのようにお考えになるのか教えていただけますでしょうか。

知事
 これも正確に答えようとすると、投票した一人一人に理由を聞いて回らなければならないし、ただその場合も投票時点の考え方と今になってからの考え方が違ったりもするのですよね、投票して、そして、選挙結果が出た瞬間に驚いたけれども、その後、まあ、仕方がないかというふうになっていく人たちが結構いるのかなというところありますし、ということでいろんな分析はやはりそういう分析を仕事としている人たちや、その専門家にやってもらえばいいなと思います。

幹事社
 それでは、幹事社質問の関連以外で各社さんから質問あればお願いいたします。

記者
 お願いします。小岩井農場でラリーチャレンジのプレ大会が開催されました。知事も初日来場されたと思いますが、実際観覧されての感想と、あとは今後の誘致に向けた活動の展望をお聞かせください。

知事
 非常に楽しかったですよね。今まで見たことないような車が今まで見たことないような走りを見せてくれたり、そして、一人一人は今まで会ったことあるような人もいたのですけれども、大勢集まって、その人の集まり、集団というのは今まで見たことがないような人の集まりがそこにできているということで非常に楽しかったです。そういう感覚は、集まった人たちにも共有されているのではないかなと感じておりますし、関係者と雑談ベースではありますが、集まるのは1,000人ぐらいかなと思っていたら4,000人も集まったということも聞きましたし、予想していた以上に広く評判がいいのではないかという感触も得ています。
 自動車の生産に関して全国有数、世界にも製品を提供する岩手県が、生産のみではなくて、広く自動車文化、これについても全国や海外にも発信できるような一つの拠点になればいいなということを思っているわけでありますけれども、来年(令和9年)本番、今年(令和8年)がプレ大会でありましたので、このプレ大会の状況を踏まえて関係者で相談して、来年(令和9年)の2月あたりに本大会をやるかどうかを遠からず決定することになるわけですけれども、やることになればいいなと思っております。

記者
 私から2点お伺いいたします。県内で今月に入ってはしかの患者さんが3人確認されております。改めて注意点など県民の皆様に呼びかけることがありましたらお願いいたします。

知事
 空気感染しますので、そういう意味で感染しやすいというところに気をつけていただきたいのですが、ただウイルスの生存期間がそんなに長くない、2時間なので、ウイルスを発散するような人が立ち去って2時間たてば感染の可能性はほとんどなくなるというようなところもありますので、ですからいたずらに過剰な不安は持たないようにしつつ、でも空気感染で、ほかの接触や飛沫でうつる(感染する)ようなものに比べるとうつり(感染し)やすいというところに気をつけてほしいと思います。

記者
 ありがとうございます。最後に、本日(2月13日)県議会の2月定例会が開会します。人口減少対策ですとかを盛り込んだ新年度(令和8年度)の当初予算案が審議されますけれども、県議会でどのような議論を期待されるかお聞かせいただければと思います。

知事
 『「県民一人ひとりの地方創生」予算』ということで、県民一人ひとりが直面している課題を克服したり、また、県民一人ひとりの前に開けているチャンスを生かしてもらったり、そういうのに役に立つような予算を編成しましたので、その辺を質問に答える形で県としては県民の皆さんに説明していければいいなと思っています。

広聴広報課
 以上をもちまして記者会見を終わります。

次回記者会見

次の定例記者会見は3月3日(火曜日)の予定です。

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