公的機関、通信事業者、警察官をかたる詐欺電話の連続発生について(R7.2.7)

警察官等をかたるオレオレ詐欺の連続発生！

昨年から継続して、県内全域において、総務省などの公的機関やNTTなどの通信事業者、他県の警察官をかたるオレオレ詐欺の電話が発生し、複数の被害が出ています。

1　発生状況（令和6年11月1日から令和7年1月31日までの間）

 (1)　件数等

　　　被害件数　9件　被害額　約2億300万円　

 (2)　内容

　自宅電話や携帯電話に、総務省やNTTの職員を名乗る者から、「あなたのスマホが犯罪に使われている、この電話を警察に転送する。」などと電話があり、そのまま通話を続けると警察官を名乗る者へ電話が代わり、「暴力団組員を逮捕したが、その男があなた名義の携帯電話などを所持していた、あなたのことを捜査しなければならない。」「この件を誰かに相談すれば、守秘義務違反で逮捕する。」などと言われ、逮捕回避名目で現金を要求される手口です。
　本手口には様々なパターンがあり、警察官を名乗る者から直接電話が掛かってくる場合もあるほか、被害に遭った例として、
　　・LINEのビデオ通話上で逮捕状(別添資料参照)などを提示して、本物の警察官と信じ込ませ、インターネットバンキングで指定した口座に送金させる
　　・1日2回定時連絡をすることや毎日、ATMで限度額上限分の現金を引き下ろして自宅に保管することを指示し、一定の金額が貯まった頃合いを見計らい、被害者宅の敷地内に現金を置くように指示してだまし取る
　　・被害者に金(ゴールド)を購入させ、購入させた金を被害者方の敷地内に置くように指示してだまし取る
などが確認されています。

2　被害に遭わないためのポイント

• 警察官・検察官が、「現金を下ろして自宅に保管」「口座に送金」「LINEで逮捕状などの画像を送信すること」は絶対にありません。
• 詐欺電話の多くは＋から始まる国際電話番号から掛かってくることから、固定電話やひかり電話で、海外との電話が不要な方は、国際電話の休止申込をお願いします。

（国際電話の休止申込について、詳しくは下記の関連情報をご覧ください。】