草の根地域訪問「こんにちは知事です」(平成22年9月3日)
懇談記録の概要版です。詳細については以下のページをご覧ください。
- 訪問団体名:ミル・みる会
- 日時 平成22年9月3日(金曜日)
- 場所 ミレットパーク(軽米町)
団体の活動内容
- 生産農家の活性化を目指して、平成11年の町特産品販売施設「ミル・みるハウス」の拡張時、町内有志18人が同施設内での産地直売所の運営を要望し実現。その後、町の特産品である雑穀の生産振興を目指し、ポン菓子として商品化。
- 野菜・漬物やへっちょこだんご、雑穀入り串もち等の加工品に生産農家の氏名をラベル表示するなど、消費者に新鮮さと安心・安全を提供している。
- 無農薬の雑穀にこだわりながら、米と合わせるなどの研究を重ね、商品の拡大を図っている。高齢会員も栽培技術を生かし、生産者として積極的に参加している。
- 同会が商品化した「五穀せんべい」と「五穀おこし」は、岩手県ふるさと食品コンクールで優良賞・優秀賞を受賞している。
- また、農薬指導アドバイザー・1人、エコファーマー・3人、食の匠・1人の取得者を出し、地域の中でも活躍している。
出席された方々の主な発言内容
- ミルみる会をやっていて楽しいのはコミュニケーション。会のみんなと会って話すことや、消費者と目を見て話して物を売れること。産直で商品を売るときに、お客さんに説明すると、「買ってみようかな」と手に取ってもらえるのが楽しいところ。
- 野菜作りや山菜とりが好きで、ミルみる会に出させてもらっている。野菜などが、みんなに喜んでもらえることが力になっている。楽しみながら好きな物を色々出していきたい。
- 賞を取った雑穀のおこしは、若いメンバーなどが何度も研究して失敗しながら作ったが、賞をとれたときは嬉しかった。また頑張りたい。
- ミルみる会は、よそとは違い、農家の人が作った、薬をかけない、安全な物だけを出していて喜ばれている。これからも安全安心な野菜を提供したい。
- 会が高齢化しており若い世代に繋げていきたい。新しい会員が増えて、楽しみながら続けられると良いと思う。
- 我が家は、長いも、ごぼう、ニンジンや、花などを作っており、家族で分担している。面積をこなすため、機械化したり、畑を借地したりするのにお金がかかるので補助があればと思う。
- 研修で他県の産直を見るともっと設備を整えてやっている。軽米にはないので思案しているが整備すると若い人が取り組むのではと思っている。
- 高齢の人は何でも知っていて、要領がよく、勉強になるので、大切にしていきたい。若い人も、見習うと良くなるのではないか。
知事から
- それぞれ、自分の作っているものから少しずつ出して、盛り上がっており、地域に根差した会のでき方が良いと思う。
- 県北で当たり前と思っていても、もっと南の人や東京の人は知らないものもある。いかに発信して売っていくかが大事。そのためにはコミュニティが大事である。
- 雑穀のお菓子は、雑穀の入門によいのでは。そこから、「炊いてみよう」などに繋がるのではないか。雑穀のおこしは、雷おこしよりやわらかく食べやすい。商品化の工夫などは県にも情報があるので、一緒にやっていきたい。
- 先ほど産直で説明を受けたが、聞くと「これは」と買いたくなる。ミルみる会のすごいところは、買う人とコミュニケーションを取りながら売っているところ。このような事を岩手に広げて、足腰の強い世の中にしたい。
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