草の根地域訪問「こんにちは知事です」(平成22年2月19日)
懇談記録の概要版です。なお、懇談記録の詳細は、以下のページをご覧ください。
- 訪問団体名:藤沢町自治会協議会
- 日時 平成22年2月19日(金曜日)
- 場所 徳田交流館
団体の活動内容
- 高度経済成長期の中にあった昭和40年代から、藤沢町では本格的な過疎化にあり、過疎の問題は人口減少だけでなく、地域の活力や住む人の誇り、自信を失うということに気づいたことから、藤沢に住む者で将来の夢を描こうと立ち上がり、自治会を中心とした地域づくりを開始した。
- 町内道路河川一斉清掃を年2回、生活物資リサイクル集団回収事業を年3回実施しているほか、快適な生活環境の整備を行うため、町一円を対象としたビューティフル藤沢整備事業の推進や、コミュニティ花壇やフラワーロードづくりにも取り組んでいる。
- 平成15年の三陸南沖地震を契機に自主防災に取り組んでおり、現在43の自治会のうち40自治会が参加し、各自治会によっては避難訓練や消火訓練、倒壊した建物からの救助訓練などを実施している。
- 平成13年度からは、行政と住民が情報を共有するため、まちづくり勉強会が行われ、自分たちの地域は自分たちで守り、創り上げるという住民意識が根付き、協働のまちづくりが浸透している。
出席された方々の主な発言内容
- 43の自治会を束ねた活動というのは大変な力が必要ですが、町の職員が各自治会に張り付いて、事業の計画や補助金の受け出しの指導など相当な支援をしていただいたことで、事業推進しやすい組織になっていると感じている。
- コミュニティ花壇は、43地区で表彰を目指して競うのだが、小さい子供からお年寄りまで総出でその地区の花壇を管理して審査に臨むので、地域の触れ合いの場になってコミュニティ活動が大変盛んになり、いい結果が出ていると思う。
- 地区の女性部では、近所のおばあちゃんたちを手芸教室の講師にお願いしてエコバックを作ったり、料理教室では長いノリ巻きを地区のお年寄りと子供たちが一緒になって作ったり、昔話をしてお年寄りに笑って楽しんでもらえる活動をしている。
- 事業を計画して実施する時になると、人の集まりが非常に心配になるが、素晴らしい参加率で胸をなでおろしている。事業をどう実施して楽しく効果的にやっていけるかということが苦労である。
- 後継者がいないということで自治会組織も大変苦労している。各地区の青年部や夏祭りもやめてしまっている状況で、やりたいことがあっても若い人たちがついてこないということが一番の問題ではないかと考えている。
知事から
- 草の根の力を結集して町全体のクリーンアップ清掃事業やフラワーロードコンテストなどを進めることができているので、非常に素晴らしいと思った。また、そういった事業を支えるものとして先進地視察研修を行っていて、うまくいっているなという印象を持った。
- 藤沢町自治会協議会が歴史、伝統を引き継いでしっかりやってこられたことが生かされるように、県でも全県的な経済や雇用対策が大事だと思っているし、孫子の代に引き継いでいけるようにしなければならないと思っていて、自治会、コミュニティに目を配りながら政策を進めていきたいと思う。
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