令和7年1月16日教育長記者会見における質疑応答
日時:令和7年1月16日(木曜)
場所:県庁10階 教育委員室
発表事項:令和6年度「いわての復興教育」児童生徒実践発表会の開催について
質問事項:
(1) 令和7年の意気込みについて
(2) 南昌みらい高校体育館の整備について
質疑応答
(教育企画室)
ただいまから教育長記者会見を始めます。
本日は教育長から発表があります。
(教育長)
令和6年度「いわての復興教育」児童生徒実践発表会の開催について発表いたします。
県教育委員会が「いわての復興教育」を推進し13年になります。各学校が学校の特色や地域の魅力を発見しながら工夫して取り組んでいることを踏まえて、「いわての復興教育」児童生徒実践発表会を開催することとしましたので、お知らせいたします。
1月30日(木曜日)、午後1時から4時までの予定で、トーサイクラシックホール岩手大ホールを会場に行います。
開催の目的ですが、3つございます。
1つ目は、各学校の成果を発表し、相互の交流を進め、「いわての復興教育」の充実に資することです。2つ目は、広く県民の皆様に紹介して、復興教育への理解を深めていただき、地域と連携した復興教育の取組につなげることにより、ふるさとに対する誇りと愛着の醸成を図ることです。3つ目は、発表を通して児童生徒の自己有用感を育み自信につなげるとともに、児童生徒自らが震災の経験、教訓を語り継ぐ機会とするものであります。
発表校ですが、実践発表としまして小学校2校、中学校2校、パネルディスカッションに高校3校の計7校であります。盛岡市立河南中学校、大慈寺小学校、中野小学校は、地域における過去の自然災害や東日本大震災津波から学んだことを合同発表いたします。洋野町立大野中学校は、震災を直接知らない1年生40名が地域学習や「いわての復興教育」を通して考えた、自分たちが今できることについて発表します。それから釜石商工高校、宮古北高校、伊保内高校の3校は、復興教育から得た学び、地域への意識や将来の目標、能登半島地震や今後想定される災害に対しての考え方等について意見交換をするものであります。
当日観覧を希望される方は、午後1時までに受付にお越しいただきたいと思います。参加料は無料でございます。
各社の皆様にはぜひ取材していただき、児童生徒の励みとするとともに、本県独自の教育プログラムである「いわての復興教育」の推進について御理解と応援をよろしくお願いしたいと思います。
以上です。
(教育企画室)
ここからは、幹事社の進行によりまして質問にお答えする形で進めさせていただきます。
よろしくお願いします。
(幹事社)
よろしくお願いします。
それでは、ただいまの発表について質問がございましたら、社名と氏名の後、発言をお願いいたします。
(記者)
教育長から一言、呼びかけメッセージがありましたらいただければと思います。
(教育長)
「いわての復興教育」というのは、復興はもちろんですが、防災も含めて、命を大切にする、「いきる」「かかわる」「そなえる」という取組を継続し、大震災の被害もそうですが、それからの復興等について、伝えていかなければならない重要な教育だと思います。小中高、校種問わず取り組んでおりますので、頑張って子どもたちも発表すると思いますので、ぜひ県民の皆様おいでいただいて、御覧いただければと思っています。
(幹事社)
続きまして、発表事項以外について、記者クラブからの代表質問はありません。各社から事前通告している質問がありましたら、よろしくお願いします。
(記者)
新年が明けて初めての記者会見ということで、改めて、今年の意気込みですとか、力を入れていく取組ですとかを教えていただければと思います。
(教育長)
意気込み、力を入れて取り組んでいくことということでございます。合わせてのお話になると思います。
昨年(令和6年)12月の記者会見でも申し上げたところでございますが、今年度、令和6年度からスタートした計画が様々ありまして、特に大きいのは「岩手県教育振興計画(2024~2028)」、それから「いわて特別支援教育推進プラン(2024~2028)」、「岩手県教職員働き方改革プラン(2024~2026)」など、これらは代表的なものですが、これらがスタートし、令和7年度に2年目を迎えるということになります。これらをしっかり推進していくということなのですが、児童生徒一人ひとりの可能性を伸ばして、誰もが自分らしくいきいきと生活できるように、学校、保護者、地域、市町村教育委員会等と一体となって、特に誰一人とり残さない学びの場を確保するための不登校対策、それから確かな学力の育成、こういったものを中心に様々な取組を充実・発展させていきたいと思っております。
一方で、昨年、飲酒運転など教職員の不祥事が相次いで起こってしまうという誠に遺憾な事態がありました。昨年5月に再発防止「岩手モデル」、TSUBASAモデルを策定しましたので、しっかりと定着させて、こういった不祥事からの信頼回復に向けて、引き続き教育委員会を挙げて、法令遵守、コンプライアンスの徹底に取り組んで参りたいと思います。
また、現在の最終案としてお示ししている県立高等学校教育の在り方~長期ビジョン~、これは県民説明会も実施しましたし、パブリック・コメントも実施しました。子どもたちからの意見聴取は、現在進行中ですが、いただいた御意見も参考に、今年春を目途に策定し、令和7年度はこの長期ビジョンを土台として、次期県立高等学校再編計画の策定に取り組むということに力を入れていくというふうに考えてございます。
(記者)
矢巾町と計画を進めている新しい体育館の建設について、現段階の状況について、お話できることがあれば教えていただきたいです。
(教育長)
昨日、県議会でも御報告したところでございます。これまでの経緯等を踏まえて双方合意の上で取り交わした覚書に基づいて、体育館の整備を進めようとしてきたわけですが、契約済みの工事を解除するということになり、非常に残念に思っております。契約業者さんに大変申し訳ないと思っているところでございますし、生徒の教育、授業等に支障のないように様々、対応策を検討して参りたいと考えてございます。
(記者)
今の質問に関連してなんですが、生徒に影響がないようにということだったのですが、具体的には、今ある体育館を使っていくとか、どういった対応をしていくのでしょうか。
(教育長)
これは南昌みらい高等学校の体育館に係るもので、同校は現盛岡南高等学校と現不来方高等学校が統合をするものでございます。
現盛岡南高等学校の体育館なども活用しながら、授業と部活動に支障のないような工夫を考えて参りたいと考えております。
(記者)
矢巾町とは、どのあたりで改めて方向性がきちんと固まるという見通しでしょうか。
(教育長)
現時点で、見通しということについて、申し上げることについては控えさせていただきたいと思います。
(教育企画室)
それでは、以上をもちまして教育長記者会見を終了させていただきます。
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